妖精の尻尾

ハマナス村の件から数週間後──

一「あなたの為の一夜……」
ガ「ラクサスいるか──！！」
一「メェ──ン！」

突然、青い天馬に一夜を押しのけながらガジルやエルフマン達がやって来た。

ラ「おまえ等」
ｴﾊﾞ「エルフマン！？」

突然のガジル達の来訪に驚くラクサス達。

ミ「髪伸びたわね、ラクサス」
ラ「何でここにいんだヨ。かわってねーな」

ラクサスに声をかけるミラにそんなミラに問うラクサス。

ガ「連れ戻しに来たんだよ」
ｴﾙ「ついでに雷神衆もな」
『私達は？』
ｶﾘ「私達を忘れないでよ」
ジ「レイナさん！？」
リ「カリンとレイナはラクサス達と共に居たのだな。お前達の情報は入ってなかったんだ、すまない」

ガジルやエルフマンの後ろでビックスローにからかわれ怒るエバーグリーンのさらに後ろに｢ちょっと君達｣と声をかける一夜。しかし誰も気づいてない。

ミ「妖精の尻尾が復活したの」
ラ「ギルドが？マスターはどうした。ジジィの行方は分かってねんだろ？」
ﾘｻ「今はエルザがマスターなの」
ｴﾊﾞ「エルザが？」
ガ「そして、オレ達はこれからアルバレス帝国へ向かう！」
レ「エルザもナツもグレイもウェンディにハッピーにシャルルにメスト！」
カ「そしてマカロフ（マスター）
全員、迎えに行くよ！」
ガ「その為に連れ戻しに来た。ギヒッ」
ラ「フン
世話になった、マスターボブ」
ボ「ウフフ、行くのね？」
ラ「ああ、たまには孝行もしねぇとな。家族だからよ」

轟いた雷（いかずち）は今、再びの家路につく──。