侵入者
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殺された隊長
所変わって、懺罪宮付近の地下水路。そこでは花太郎が恋次との戦闘で負傷した一護の手当てを行っていた。
一護が目を覚ます。
花「あ、目が覚めましたか、一護さん」
一「…花太郎…俺は…」
花「動かないでくださいね…。まだ傷がふさがってませんから…」
一「傷…そうか俺…恋次と戦って…」
一護はそこまで言うと急にがばっと起き上がる。それに花太郎が驚く。一護は花太郎に礼を述べて早く行こうとするが、花太郎が必死に止める。それでも聞かずに歩き出した一護の右頬を岩鷲が殴って止めた。逆に一護はその反動で左に倒れた。
一護の左肩から胸にかけた傷は思ったよりも浅かった。花太郎はそこの傷は深いと思っていたのだ。
なぜ浅かったのだろうか…。それは懐に入っていた虚 の仮面に似た仮面のおかげなのではないかと花太郎は考えていた──
─────────────────────────
その頃、護廷十三隊には、副隊長を含む上位席官の廷内での斬魄刀の常時帯刀や戦闘全面解放を許可するという戦時特令が各隊の副隊長達に報告された。
そして、戦時特令が出された翌朝…
雛森は定例集会に向かう為、五番隊舎を出た。だが、時間はギリギリ。その為、雛森は近道を通ることにし、そこを使った。これで間に合うかと思っていた雛森は見つけてしまった。
雛「いやああああああ!!」
─────────────────────────
キ・イバ・シ・ラ「!!!」
乱「何?今の叫び声…」
射「東大聖壁 の方からじゃあ!!」
吉「雛森くんの声だ…!」
その場にいた吉良、射場、九番隊副隊長・檜佐木修兵、乱菊は声の聞こえた東大聖壁へ急いで向かう。
吉「雛森くん!」
吉良は雛森のところに駆け寄る。
吉「雛森くん、どうしたんだ?…雛森くん!」
一度目の問いかけに答えない雛森に、吉良は肩を揺さぶりもう一度雛森の名を呼ぶ。だが、雛森は反応しないままずっと斜め上のあるところを見ている。吉良もそちらへ顔を向けた。吉良の視界にありえない光景がはいる。
吉「!?バカな…」
乱「!藍染隊長…」
雛「…あ……藍染隊長!!!」
雛森の視線の先にあったのは、藍染の斬魄刀「鏡花水月」で貫かれ、壁に胸のところでその鏡花水月で縫い付けられた、雛森の上司である五番隊隊長・藍染惣右介の姿だった。
その場に雛森の悲痛な叫び声が木霊した。
─────────────────────────
雛森の叫び声は、冬華のいる所まで聞こえていた。
『…桃…?……桃の霊圧が揺らいでる…。何があったんだ?』
それから冬華は急いで雛森の声が聞こえた東大聖壁へと瞬歩を使い駆けて向かった。
冬華が東大聖壁に着いた時、そこには冬獅郎とギンだけが居た。冬獅郎はギンを睨んでいた。
冬華は冬獅郎の傍まで行き、話しかける。
『シロ兄!』
冬「冬華?なんでここにいるんだ?」
『桃の叫び声が聞こえてきたんだ…。……桃は?』
冬華に問われ、冬獅郎は先程まであった出来事を冬華に伝えた。
『…藍染隊長が?
(…シロ兄達には何が見えてるんだ?それに……
……市丸隊長の霊圧が微妙に…私くらいにしか解らない程度に乱れているのは何故だ?)』
冬獅郎に藍染の事も聞いた。だが、冬華は微妙に首を傾げていた。冬獅郎が見てる藍染の死体がある当たりを(妹)も見つめながら…。今の冬華の思考は後に暴かれることになる…。
そして、微妙に首を傾げている冬華をギンが怪しく見つめていた。
『シロ兄、私は戻る。少し気になる事があるんだ』
冬「ああ、解った」
冬華は冬獅郎にそう告げると再び懺罪宮に行く途中の、恋次と一護が戦った場所に向かうため、瞬歩で去っていった。
所変わって、懺罪宮付近の地下水路。そこでは花太郎が恋次との戦闘で負傷した一護の手当てを行っていた。
一護が目を覚ます。
花「あ、目が覚めましたか、一護さん」
一「…花太郎…俺は…」
花「動かないでくださいね…。まだ傷がふさがってませんから…」
一「傷…そうか俺…恋次と戦って…」
一護はそこまで言うと急にがばっと起き上がる。それに花太郎が驚く。一護は花太郎に礼を述べて早く行こうとするが、花太郎が必死に止める。それでも聞かずに歩き出した一護の右頬を岩鷲が殴って止めた。逆に一護はその反動で左に倒れた。
一護の左肩から胸にかけた傷は思ったよりも浅かった。花太郎はそこの傷は深いと思っていたのだ。
なぜ浅かったのだろうか…。それは懐に入っていた
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その頃、護廷十三隊には、副隊長を含む上位席官の廷内での斬魄刀の常時帯刀や戦闘全面解放を許可するという戦時特令が各隊の副隊長達に報告された。
そして、戦時特令が出された翌朝…
雛森は定例集会に向かう為、五番隊舎を出た。だが、時間はギリギリ。その為、雛森は近道を通ることにし、そこを使った。これで間に合うかと思っていた雛森は見つけてしまった。
雛「いやああああああ!!」
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キ・イバ・シ・ラ「!!!」
乱「何?今の叫び声…」
射「
吉「雛森くんの声だ…!」
その場にいた吉良、射場、九番隊副隊長・檜佐木修兵、乱菊は声の聞こえた東大聖壁へ急いで向かう。
吉「雛森くん!」
吉良は雛森のところに駆け寄る。
吉「雛森くん、どうしたんだ?…雛森くん!」
一度目の問いかけに答えない雛森に、吉良は肩を揺さぶりもう一度雛森の名を呼ぶ。だが、雛森は反応しないままずっと斜め上のあるところを見ている。吉良もそちらへ顔を向けた。吉良の視界にありえない光景がはいる。
吉「!?バカな…」
乱「!藍染隊長…」
雛「…あ……藍染隊長!!!」
雛森の視線の先にあったのは、藍染の斬魄刀「鏡花水月」で貫かれ、壁に胸のところでその鏡花水月で縫い付けられた、雛森の上司である五番隊隊長・藍染惣右介の姿だった。
その場に雛森の悲痛な叫び声が木霊した。
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雛森の叫び声は、冬華のいる所まで聞こえていた。
『…桃…?……桃の霊圧が揺らいでる…。何があったんだ?』
それから冬華は急いで雛森の声が聞こえた東大聖壁へと瞬歩を使い駆けて向かった。
冬華が東大聖壁に着いた時、そこには冬獅郎とギンだけが居た。冬獅郎はギンを睨んでいた。
冬華は冬獅郎の傍まで行き、話しかける。
『シロ兄!』
冬「冬華?なんでここにいるんだ?」
『桃の叫び声が聞こえてきたんだ…。……桃は?』
冬華に問われ、冬獅郎は先程まであった出来事を冬華に伝えた。
『…藍染隊長が?
(…シロ兄達には何が見えてるんだ?それに……
……市丸隊長の霊圧が微妙に…私くらいにしか解らない程度に乱れているのは何故だ?)』
冬獅郎に藍染の事も聞いた。だが、冬華は微妙に首を傾げていた。冬獅郎が見てる藍染の死体がある当たりを(妹)も見つめながら…。今の冬華の思考は後に暴かれることになる…。
そして、微妙に首を傾げている冬華をギンが怪しく見つめていた。
『シロ兄、私は戻る。少し気になる事があるんだ』
冬「ああ、解った」
冬華は冬獅郎にそう告げると再び懺罪宮に行く途中の、恋次と一護が戦った場所に向かうため、瞬歩で去っていった。