空座決戦 開始
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雀蜂
大前田はニルゲに押されていた。そして砕蜂は気にせずジオと戦い続けている。
ジ「いいのか?やられてるぞ、お前の副官」
砕「構わん。いつも金とメシと実家の商売の事しか考えていない、馬鹿者だ。
あいつは多少やられた方が、良い目覚ましになる」
一瞬距離をとった2人だったが、ジオが響転で一気に砕蜂に近づき砕蜂はすぐさま瞬歩で離れ、それをジオが響転で追う。2人は瞬歩と響転をそれぞれ使いあちこち移動しながら、剣を交える。
ジ「何だよ、冷たいんだな。そういうもんなのか?」
砕「馴れ合う隊風を私は好まん。
錬磨の為には部下と上官は反目し合って然るべしだ」
ジ「へえ?」
ジオが砕蜂に対して繰り出した蹴りに、砕蜂は足をかけて攻撃の軸とする「吊柿 」をジオの顔に入れ、それを受けたジオは蹴り飛ばされる。
ジ「く…そ…ッ!」
砕蜂は黄色の霊子を手に纏い、三角形に結ぶ。
砕「縛道の三十『嘴突三閃 』」
砕蜂の放った鬼道でジオは両腕と腰部分を建物の壁に固定される。
砕「…終わりだ、破面。名を訊く暇も無かったな」
ジオは拘束から逃れようと藻掻くがビクともしない。
砕蜂は斬魄刀の刀身に触れる。
砕「尽敵螫殺『雀蜂』」
始解した砕蜂の斬魄刀「雀蜂」は、右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化した。
砕「〝弐撃決殺〟
それがこの『雀蜂』の能力だ」
ジ「どういう意味だよ…?2発当てれば片が付くって言いたいのか…?」
砕「喰らえば分かる」
砕蜂は宙を蹴り、ジオとの距離を詰めていく。しかしジオは左掌を壁側に向け、そこにエネルギーを収束し、壁に虚閃を放つ事で嘴突三閃から抜け出す。
砕「ちッ!」
砕蜂は思わず舌打ちする。
そして目の前にいたジオが消える。
砕「(響転…!)」
響転を使用したジオが砕蜂の背後に現れる。
逆手に握られ振り下ろされたジオの剣を砕蜂は振り向きざまに腕の装甲部分で受け止める。
ジ「甘いんだな、随分と!それが本当に2発で敵を殺す武器なら、俺を止めた瞬間に瞬歩で近付けば勝負はついていた。俺ならそうしてる」
砕「(速い…!)」
ジオはさらに砕蜂に斬り掛かる。砕蜂は上に跳躍する事でジオの刃を躱す。
ジオは砕蜂を追って剣を振り上げる。砕蜂は再び装甲部分でその刃を受け止める。
ジオは響転で砕蜂の背後に回ると剣を横に振り、砕蜂はやはり装甲部分で受け止める。
ジ「ヘヘッ、防戦一方になってきたじゃないか」
砕蜂はジオの剣や蹴りを躱しながら距離を取る。
ジオは剣の切っ先に砕蜂を捉えながら突っ込んでいき、受け止めようとした砕蜂の不意をついて響転で彼女の背後に回るとその腹に蹴りを入れた。
砕蜂はジオを睨み上げる。
ジ「どうした?攻め手が無いのか?」
砕「フン…よく喋る奴だ」
ジ「よく喋るだと…?」
砕「あぁ。破面とは戦闘中にこうも喋るものなのか?」
ジ「フンっ…戦闘中とはいえ、余裕があり過ぎると口がよく回る」
砕「そうか。ならばその口数を減らすには、貴様の余裕を奪えば良いという事か?
生憎、私の副官はとにかく煩い。悪いが、お喋りは足りているのだ」
ジ「なんだと?!」
砕「なァに、少し黙っていろと言っているのだ」
ジ「その減らず口、叩けなくしてやる!」
ジオは砕蜂に向かっていき、逆手に握った剣を振り下ろし、砕蜂はそれを上に避ける。
砕「温 いな」
砕蜂は右腕をジオに振り下ろし、ジオは砕蜂の振り下ろされた右手中指の刃を剣で受け止める。そして砕蜂は瞬歩でジオの背後に回り込みジオを蹴り飛ばす。砕蜂は続けてジオに刃の先を向け突進していく。
砕「(もらった…!)」
勝利を確信した砕蜂だったが、刃先がジオに触れる前にジオは響転で目の前から姿を消し、砕蜂を上から狙う。
ジ「その程度のスピードに追いつけないと思うかっ!」
ジオの剣と砕蜂の腕の装甲が擦れ合う。
ジ「残念だが、まだ喋らせてもらってるぜっ!」
ジオは連続で砕蜂に斬り掛かり、砕蜂は装甲で受け止め続けるもジオに蹴り飛ばされ、建物に激突しその箇所が倒壊する。
ジ「…あんた、羽織見たところ二番隊の隊長だろ?隠密機動ってやつだ。隠密機動ってのは暗殺部隊だって聞いたけど…随分ユルい戦い方だな。それとも、この程度の戦いを尸魂界じゃ〝暗殺〟って言うのか?」
瓦礫の中に埋もれてしまった砕蜂はそこから這い出ると口元の血を拭う。
ジ「そういや、あんたさっき名を訊く暇も無いって言ってたっけ?…良かったな。名前を聞くヒマ、できたぜ」
ジオは刀を上に投げ、刀は回転する。
ジ「バラガン陛下の従属官、ジオ=ヴェガ
ついでだ。〝もう1つ〟の方も教えといてやるよ」
ジオは落下してきた刀を掴み、唱えた。
ジ「喰い千切れ『虎牙迅風 』」
大前田はニルゲに押されていた。そして砕蜂は気にせずジオと戦い続けている。
ジ「いいのか?やられてるぞ、お前の副官」
砕「構わん。いつも金とメシと実家の商売の事しか考えていない、馬鹿者だ。
あいつは多少やられた方が、良い目覚ましになる」
一瞬距離をとった2人だったが、ジオが響転で一気に砕蜂に近づき砕蜂はすぐさま瞬歩で離れ、それをジオが響転で追う。2人は瞬歩と響転をそれぞれ使いあちこち移動しながら、剣を交える。
ジ「何だよ、冷たいんだな。そういうもんなのか?」
砕「馴れ合う隊風を私は好まん。
錬磨の為には部下と上官は反目し合って然るべしだ」
ジ「へえ?」
ジオが砕蜂に対して繰り出した蹴りに、砕蜂は足をかけて攻撃の軸とする「
ジ「く…そ…ッ!」
砕蜂は黄色の霊子を手に纏い、三角形に結ぶ。
砕「縛道の三十『
砕蜂の放った鬼道でジオは両腕と腰部分を建物の壁に固定される。
砕「…終わりだ、破面。名を訊く暇も無かったな」
ジオは拘束から逃れようと藻掻くがビクともしない。
砕蜂は斬魄刀の刀身に触れる。
砕「尽敵螫殺『雀蜂』」
始解した砕蜂の斬魄刀「雀蜂」は、右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化した。
砕「〝弐撃決殺〟
それがこの『雀蜂』の能力だ」
ジ「どういう意味だよ…?2発当てれば片が付くって言いたいのか…?」
砕「喰らえば分かる」
砕蜂は宙を蹴り、ジオとの距離を詰めていく。しかしジオは左掌を壁側に向け、そこにエネルギーを収束し、壁に虚閃を放つ事で嘴突三閃から抜け出す。
砕「ちッ!」
砕蜂は思わず舌打ちする。
そして目の前にいたジオが消える。
砕「(響転…!)」
響転を使用したジオが砕蜂の背後に現れる。
逆手に握られ振り下ろされたジオの剣を砕蜂は振り向きざまに腕の装甲部分で受け止める。
ジ「甘いんだな、随分と!それが本当に2発で敵を殺す武器なら、俺を止めた瞬間に瞬歩で近付けば勝負はついていた。俺ならそうしてる」
砕「(速い…!)」
ジオはさらに砕蜂に斬り掛かる。砕蜂は上に跳躍する事でジオの刃を躱す。
ジオは砕蜂を追って剣を振り上げる。砕蜂は再び装甲部分でその刃を受け止める。
ジオは響転で砕蜂の背後に回ると剣を横に振り、砕蜂はやはり装甲部分で受け止める。
ジ「ヘヘッ、防戦一方になってきたじゃないか」
砕蜂はジオの剣や蹴りを躱しながら距離を取る。
ジオは剣の切っ先に砕蜂を捉えながら突っ込んでいき、受け止めようとした砕蜂の不意をついて響転で彼女の背後に回るとその腹に蹴りを入れた。
砕蜂はジオを睨み上げる。
ジ「どうした?攻め手が無いのか?」
砕「フン…よく喋る奴だ」
ジ「よく喋るだと…?」
砕「あぁ。破面とは戦闘中にこうも喋るものなのか?」
ジ「フンっ…戦闘中とはいえ、余裕があり過ぎると口がよく回る」
砕「そうか。ならばその口数を減らすには、貴様の余裕を奪えば良いという事か?
生憎、私の副官はとにかく煩い。悪いが、お喋りは足りているのだ」
ジ「なんだと?!」
砕「なァに、少し黙っていろと言っているのだ」
ジ「その減らず口、叩けなくしてやる!」
ジオは砕蜂に向かっていき、逆手に握った剣を振り下ろし、砕蜂はそれを上に避ける。
砕「
砕蜂は右腕をジオに振り下ろし、ジオは砕蜂の振り下ろされた右手中指の刃を剣で受け止める。そして砕蜂は瞬歩でジオの背後に回り込みジオを蹴り飛ばす。砕蜂は続けてジオに刃の先を向け突進していく。
砕「(もらった…!)」
勝利を確信した砕蜂だったが、刃先がジオに触れる前にジオは響転で目の前から姿を消し、砕蜂を上から狙う。
ジ「その程度のスピードに追いつけないと思うかっ!」
ジオの剣と砕蜂の腕の装甲が擦れ合う。
ジ「残念だが、まだ喋らせてもらってるぜっ!」
ジオは連続で砕蜂に斬り掛かり、砕蜂は装甲で受け止め続けるもジオに蹴り飛ばされ、建物に激突しその箇所が倒壊する。
ジ「…あんた、羽織見たところ二番隊の隊長だろ?隠密機動ってやつだ。隠密機動ってのは暗殺部隊だって聞いたけど…随分ユルい戦い方だな。それとも、この程度の戦いを尸魂界じゃ〝暗殺〟って言うのか?」
瓦礫の中に埋もれてしまった砕蜂はそこから這い出ると口元の血を拭う。
ジ「そういや、あんたさっき名を訊く暇も無いって言ってたっけ?…良かったな。名前を聞くヒマ、できたぜ」
ジオは刀を上に投げ、刀は回転する。
ジ「バラガン陛下の従属官、ジオ=ヴェガ
ついでだ。〝もう1つ〟の方も教えといてやるよ」
ジオは落下してきた刀を掴み、唱えた。
ジ「喰い千切れ『