侵入者
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忠告
ちょうどその頃、冬華は冬獅郎にまたも報告した。
『シロ兄、気付いてるだろうが、懺罪宮の近くで阿散井副隊長が旅禍と対峙した。今は戦闘中のようだ』
冬「みてェだな。霊圧を感じる限り、阿散井の方が押されてやがるな。その近くに他はいねぇのか?」
『居るには居る。四番隊の山田七席ともう1人の旅禍が。だが、山田は何故か旅禍のすぐ横にいると感じる』
冬「そうか…」
冬華と冬獅郎は駆けながらそう会話をした。
『(霊圧に気付いた吉良副隊長が数人の隊士と懺罪宮付近へと向かったか…)』
冬華は冬獅郎の後ろをついて行きながらしばらく駆けていた。が、
『──…!旅禍の霊圧が上昇してる…!この感じ…
隊長格くらいはあるぞ…!?』
冬「!」
冬華も冬獅郎も懺罪宮付近で戦闘を行っていた一護の霊圧が上昇してくのを感じ取っていた。そして…
『…どうやら阿散井副隊長は旅禍に敗けたみてェだな、シロ兄』
冬「あぁ…冬華、お前は懺罪宮の方に向かえ」
『わかった』
冬華は返事をすると冬獅郎の指示に従って、懺罪宮に向かった。
一方その頃、倒れた恋次を三番隊副隊長・吉良イヅルが見つけ、隊舎へと運ばれ手当を受けた。
雛「…そんな…!」
吉「…僕が見つけた時にはもうこの状態だったんだ…。もう少し早く見つけて僕も戦いに加勢していれば…」
吉良のその言葉に雛森は首を横に振る。
雛「そんなの、吉良くんのせいじゃないよ」
吉「…ともかく、四番隊に連絡するよ。上級救助班を出して貰おう…」
「その必要は無い」
雛森と吉良が話していると後ろから声がした。その声がした方へ2人は顔を向ける。
雛「朽木隊長…!」
そこに居たのは恋次の上司でルキアの義兄である六番隊隊長・朽木白哉だった。
白「牢に入れておけ」
雛「で、でも…阿散井くんは1人で旅禍と戦ったんです。それなのに…」
白「言い訳などきかぬ」
白哉は雛森の言葉を遮った。
白「1人で戦いに臨むということは、決して敗北は許されぬということだ。それすら解らぬ愚か者に用など無い。
目障りだ。さっさと連れていけ」
白哉は踵を返す。
雛「…ちょ…ちょっと待ってください!!そんな言い方って…阿散井くんは…」
吉「よせ!」
雛「吉良くん…」
吉「申し訳ありませんでした!」
吉良は白哉に頭を下げた。それを見た雛森も頭を下げる。
雛「…申し訳ありませんでした…」
白哉は何も言わずに無言でそこを去っていった。
吉「雛森くん、指示に従おう…。阿散井くんを牢に…」
雛「そんな!」
?「おー、こわ!」
またしても、急に違う声がした。雛森は声のした方をバッと振り返る。
雛「市丸隊長!」
そこに居たのは、吉良の上司である三番隊隊長・市丸ギンだった。
ギ「にしても、何やろねあの言い方。相変わらず怖いなァ、六番隊長さんは」
ギンはもたれかかっていた壁から背を離す。そして吉良達の方に歩み寄る。
ギ「心配せんでもええよ。四番隊やったらボクが声かけてきたるから」
雛「本当ですか?」
ギ「ホンマや。ついておいで、イヅル」
吉「はい!」
雛「よろしくお願いします」
雛森は市丸に頭を下げた。ギンと吉良は去っていき、その場には雛森と重傷を負った恋次だけが残った。……と思ったのだが
?「おわ────!こりゃハデにやられやがったな、阿散井のヤロー!」
いきなり雛森の背後に雛森の幼馴染の冬獅郎が現れ話し出し、雛森は声を上げて驚いた。
雛「日番谷くん!!」
冬「オイオイ、オレもう隊長だぜ。いーのかよ、そんな呼び方で?」
雛「ていうか、どうして隊長さん達はみんな足音たてずに近づいてくるのよっ!!だいたいどうして日番谷くんがここに────
─────…
…そうだ、どうしてこんなところにいるの?副官さんも連れずに…。それに冬華ちゃんも。いつも一緒なのに…」
冬「冬華は俺の指示で阿散井がやられたとこに行ってる。…忠告に来たんだ」
雛「忠告?」
冬「三番隊には気をつけな」
雛「三番隊…?吉良くんのこと…?」
冬「俺の言ってんのは市丸だが、ま、吉良もどうだかな」
藍「随分と都合よく警鐘が鳴るものだな」
ギ「よう解りませんなァ…言わはってる意味が」
藍「それで通ると思っているのか?
僕を、あまり甘く見ないことだ」
冬獅郎は隊首会であった藍染とギンの会話を思い出し、雛森に告げた。
冬「取り敢えず、気をつけといて損はないぜ。
特に─────」
ちょうどその頃、冬華は冬獅郎にまたも報告した。
『シロ兄、気付いてるだろうが、懺罪宮の近くで阿散井副隊長が旅禍と対峙した。今は戦闘中のようだ』
冬「みてェだな。霊圧を感じる限り、阿散井の方が押されてやがるな。その近くに他はいねぇのか?」
『居るには居る。四番隊の山田七席ともう1人の旅禍が。だが、山田は何故か旅禍のすぐ横にいると感じる』
冬「そうか…」
冬華と冬獅郎は駆けながらそう会話をした。
『(霊圧に気付いた吉良副隊長が数人の隊士と懺罪宮付近へと向かったか…)』
冬華は冬獅郎の後ろをついて行きながらしばらく駆けていた。が、
『──…!旅禍の霊圧が上昇してる…!この感じ…
隊長格くらいはあるぞ…!?』
冬「!」
冬華も冬獅郎も懺罪宮付近で戦闘を行っていた一護の霊圧が上昇してくのを感じ取っていた。そして…
『…どうやら阿散井副隊長は旅禍に敗けたみてェだな、シロ兄』
冬「あぁ…冬華、お前は懺罪宮の方に向かえ」
『わかった』
冬華は返事をすると冬獅郎の指示に従って、懺罪宮に向かった。
一方その頃、倒れた恋次を三番隊副隊長・吉良イヅルが見つけ、隊舎へと運ばれ手当を受けた。
雛「…そんな…!」
吉「…僕が見つけた時にはもうこの状態だったんだ…。もう少し早く見つけて僕も戦いに加勢していれば…」
吉良のその言葉に雛森は首を横に振る。
雛「そんなの、吉良くんのせいじゃないよ」
吉「…ともかく、四番隊に連絡するよ。上級救助班を出して貰おう…」
「その必要は無い」
雛森と吉良が話していると後ろから声がした。その声がした方へ2人は顔を向ける。
雛「朽木隊長…!」
そこに居たのは恋次の上司でルキアの義兄である六番隊隊長・朽木白哉だった。
白「牢に入れておけ」
雛「で、でも…阿散井くんは1人で旅禍と戦ったんです。それなのに…」
白「言い訳などきかぬ」
白哉は雛森の言葉を遮った。
白「1人で戦いに臨むということは、決して敗北は許されぬということだ。それすら解らぬ愚か者に用など無い。
目障りだ。さっさと連れていけ」
白哉は踵を返す。
雛「…ちょ…ちょっと待ってください!!そんな言い方って…阿散井くんは…」
吉「よせ!」
雛「吉良くん…」
吉「申し訳ありませんでした!」
吉良は白哉に頭を下げた。それを見た雛森も頭を下げる。
雛「…申し訳ありませんでした…」
白哉は何も言わずに無言でそこを去っていった。
吉「雛森くん、指示に従おう…。阿散井くんを牢に…」
雛「そんな!」
?「おー、こわ!」
またしても、急に違う声がした。雛森は声のした方をバッと振り返る。
雛「市丸隊長!」
そこに居たのは、吉良の上司である三番隊隊長・市丸ギンだった。
ギ「にしても、何やろねあの言い方。相変わらず怖いなァ、六番隊長さんは」
ギンはもたれかかっていた壁から背を離す。そして吉良達の方に歩み寄る。
ギ「心配せんでもええよ。四番隊やったらボクが声かけてきたるから」
雛「本当ですか?」
ギ「ホンマや。ついておいで、イヅル」
吉「はい!」
雛「よろしくお願いします」
雛森は市丸に頭を下げた。ギンと吉良は去っていき、その場には雛森と重傷を負った恋次だけが残った。……と思ったのだが
?「おわ────!こりゃハデにやられやがったな、阿散井のヤロー!」
いきなり雛森の背後に雛森の幼馴染の冬獅郎が現れ話し出し、雛森は声を上げて驚いた。
雛「日番谷くん!!」
冬「オイオイ、オレもう隊長だぜ。いーのかよ、そんな呼び方で?」
雛「ていうか、どうして隊長さん達はみんな足音たてずに近づいてくるのよっ!!だいたいどうして日番谷くんがここに────
─────…
…そうだ、どうしてこんなところにいるの?副官さんも連れずに…。それに冬華ちゃんも。いつも一緒なのに…」
冬「冬華は俺の指示で阿散井がやられたとこに行ってる。…忠告に来たんだ」
雛「忠告?」
冬「三番隊には気をつけな」
雛「三番隊…?吉良くんのこと…?」
冬「俺の言ってんのは市丸だが、ま、吉良もどうだかな」
藍「随分と都合よく警鐘が鳴るものだな」
ギ「よう解りませんなァ…言わはってる意味が」
藍「それで通ると思っているのか?
僕を、あまり甘く見ないことだ」
冬獅郎は隊首会であった藍染とギンの会話を思い出し、雛森に告げた。
冬「取り敢えず、気をつけといて損はないぜ。
特に─────」