新たな敵
name change
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帰刃
シ「…フム」
すると、シャウロンの刀と右手に凍りついていた氷が砕け散る。
シ「…自らの尾を叩きつける、言わば捨て身の攻撃でこの程度…。残念窮まる。
…減っていますね、氷の華」
冬「…それがどうした」
シ「…恐らく、貴方の背後に浮かぶその華は…カウントダウンだ。貴方の卍解が解けるまでのね。───違いますか?」
シャウロンがそう発した瞬間にも冬獅郎の背後の氷の華がまたひとひら、散っていく。
シ「貴方は幼く、貴方の卍解は恐らくまだ未完成だ。卍解には莫大な量の霊力が必要であるため、隊長といえど卍解状態を長時間保つことは難しい。未完成である貴方の卍解に於 てはそれが特に顕著なのです」
そして、遂に散り始めていた氷の華の花弁1枚が崩れ去る。
シ「12枚あった花弁も……残るは僅かに3枚。つまりは、その全てが散った時貴方の卍解は消える。…卍解が消えてから殺すのは容易いがそれではいくら弱いとは言え、隊長に対して失礼というもの。せめてその姿のままで叩き潰して差し上げましょう。こちらの最大戦力でね
截 て『五鋏蟲 』」
すると、シャウロンから霊圧が溢れ出す。そして、次に姿を現した時にはシャウロンの姿は変化していた。
シ「……………
…フム」
シャウロンの変化した姿に驚いていた冬獅郎と冬華だが、一瞬のすきに冬獅郎の視界が自身の血で赤く染る。
冬「…な…」
『シロ兄!』
しかしその直後に冬華の視界も自身の血で赤く染められた。
『…っ!
(これが破面の帰刃 …。つまりはこれが奴の本来の強さ…霊圧って事か…?
それに、さっきから市丸隊長の霊圧が向かって来ているが…)』
シ「…フム
…一応、本当の名を教えておこうか。
破面No.11 シャウロン・クーファンだ。よろしく、小さな隊長さんに補佐官さん」
やられそうになっている冬獅郎と冬華を見て、倒れている乱菊はインカムを握り締めた。
帰刃したシャウロンの鋭い爪に冬獅郎の氷の右翼が削り落とされる。
『…『水華』…』
冬華が斬魄刀の名を呼ぶと水が冬獅郎の傍に漂っていく。それにより冬獅郎の欠けた氷の右翼はすぐさま修復されていく。
シ「…フム…
さすがは隊長!それに補佐官!これだけの力の差を見せつけられながらも逃げずに立ち向かってくる姿は、素晴らしい!実に!」
冬「『…………』…ちっ…」
冬獅郎はシャウロンを見据える。
冬「シャウロン・クーファンと言ったか…。1つ訊きたい。
てめえは自分を指して破面No.11 と言った…。ウンデシーモ…つまり「11番目」だと…」
『…てことは、お前の強さは破面の中でも上から11番目ってことか?』
シ「……いいえ
我々の番号は〝強さの序列〟ではなく〝生まれた順番〟です。ただし…
〝No.11 より下に限っては〟ですが」
冬「『!?』」
シ「分かり易く言いましょうか。我々はまず「崩玉」によって虚から破面へと生まれ変わると生まれた順に11以降の番号を与えられます。
その中から特に優れた殺戮能力を持つ者達が選抜され能力の高い順に1から10までの番号を与えられるのです。そして、選ばれた10体は『十刃 』と呼ばれ、肉体の1部に自らの与えられた数字を記し、我々No. 11以下を支配する権限が与えられる──
はっきり申し上げましょう。彼ら『十刃』の強さは我々のそれとは別次元です」
冬「『──────…!』」
2人はシャウロンの言葉に目を見開いて驚く。
シ「そして更に言うならば、今我々と共に1体、その『十刃』が来て居るのですよ。
藍染様に第6の数字を与えられし者───…
〝第6十刃 〟グリムジョー・ジャガージャック」
シャウロンから発せられたその事実に2人はさらに驚いた。
シ「…フム」
すると、シャウロンの刀と右手に凍りついていた氷が砕け散る。
シ「…自らの尾を叩きつける、言わば捨て身の攻撃でこの程度…。残念窮まる。
…減っていますね、氷の華」
冬「…それがどうした」
シ「…恐らく、貴方の背後に浮かぶその華は…カウントダウンだ。貴方の卍解が解けるまでのね。───違いますか?」
シャウロンがそう発した瞬間にも冬獅郎の背後の氷の華がまたひとひら、散っていく。
シ「貴方は幼く、貴方の卍解は恐らくまだ未完成だ。卍解には莫大な量の霊力が必要であるため、隊長といえど卍解状態を長時間保つことは難しい。未完成である貴方の卍解に
そして、遂に散り始めていた氷の華の花弁1枚が崩れ去る。
シ「12枚あった花弁も……残るは僅かに3枚。つまりは、その全てが散った時貴方の卍解は消える。…卍解が消えてから殺すのは容易いがそれではいくら弱いとは言え、隊長に対して失礼というもの。せめてその姿のままで叩き潰して差し上げましょう。こちらの最大戦力でね
すると、シャウロンから霊圧が溢れ出す。そして、次に姿を現した時にはシャウロンの姿は変化していた。
シ「……………
…フム」
シャウロンの変化した姿に驚いていた冬獅郎と冬華だが、一瞬のすきに冬獅郎の視界が自身の血で赤く染る。
冬「…な…」
『シロ兄!』
しかしその直後に冬華の視界も自身の血で赤く染められた。
『…っ!
(これが破面の
それに、さっきから市丸隊長の霊圧が向かって来ているが…)』
シ「…フム
…一応、本当の名を教えておこうか。
やられそうになっている冬獅郎と冬華を見て、倒れている乱菊はインカムを握り締めた。
帰刃したシャウロンの鋭い爪に冬獅郎の氷の右翼が削り落とされる。
『…『水華』…』
冬華が斬魄刀の名を呼ぶと水が冬獅郎の傍に漂っていく。それにより冬獅郎の欠けた氷の右翼はすぐさま修復されていく。
シ「…フム…
さすがは隊長!それに補佐官!これだけの力の差を見せつけられながらも逃げずに立ち向かってくる姿は、素晴らしい!実に!」
冬「『…………』…ちっ…」
冬獅郎はシャウロンを見据える。
冬「シャウロン・クーファンと言ったか…。1つ訊きたい。
てめえは自分を指して
『…てことは、お前の強さは破面の中でも上から11番目ってことか?』
シ「……いいえ
我々の番号は〝強さの序列〟ではなく〝生まれた順番〟です。ただし…
〝
冬「『!?』」
シ「分かり易く言いましょうか。我々はまず「崩玉」によって虚から破面へと生まれ変わると生まれた順に11以降の番号を与えられます。
その中から特に優れた殺戮能力を持つ者達が選抜され能力の高い順に1から10までの番号を与えられるのです。そして、選ばれた10体は『
はっきり申し上げましょう。彼ら『十刃』の強さは我々のそれとは別次元です」
冬「『──────…!』」
2人はシャウロンの言葉に目を見開いて驚く。
シ「そして更に言うならば、今我々と共に1体、その『十刃』が来て居るのですよ。
藍染様に第6の数字を与えられし者───…
〝
シャウロンから発せられたその事実に2人はさらに驚いた。