新たな敵
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破面の襲来
そして、日が暮れ月が空に輝きだした頃、現世にいる死神達や一護はその霊圧を感じ取った。───破面の霊圧を…。
『シロ兄…』
冬「ああ…」
冬華と冬獅郎は義魂丸を飲み込み、義骸から抜け死神の姿に戻る。2人はお互いの義魂丸の入った自身の義骸に声を掛ける。
冬「ケガしねえ場所に逃げとけ!」
冬(義)「はい!」
『お前もだ』
(義)『了解です!』
2人の義魂丸の入った義骸が逃げた頃、そこに乱菊が「隊長!冬華!」と声をかけながら2人のいる屋上に現れる。冬獅郎は氷輪丸を鞘から抜く。
冬「井上織姫は?」
乱「戦闘に参加しないよう下で義骸に見張らせています」
冬「そうか。…構えろ、松本、冬華」
乱「?!」
冬「来たぜ」
冬獅郎がそう発した直後、3人の前に突如2体の破面が現れる。
乱「!!
(速い!!)」
破1「…初めまして」
細い体型の破面がそう発したかと思うと、3人の前から瞬時に姿を消し、冬獅郎の背後に突如として現れ、自信の持つ刀で冬獅郎と近くにいた冬華に斬り掛かる。それを冬獅郎も氷輪丸で、冬華を庇いながら受け止める。
乱「隊長!冬華!」
冬獅郎と冬華に駆け寄ろうとした乱菊に太った体型の破面が斬り掛かる。乱菊はそれを躱しながら灰猫を鞘から抜く。
『シロ兄…!』
冬華もすぐに水華を鞘から抜く。
破1「破面No.11 シャウロンと申します」
冬「…十番隊隊長・日番谷冬獅郎だ」
『十番隊第三席副官補佐・日番谷冬華だ』
冬獅郎と冬華は織姫の住むアパートの屋根の上から別の建物の屋上に移動する。
シ「…十番隊隊長…それはそれは素晴らしい…。…ならば、私は当たり という訳だ…!」
冬「…いいや」
冬獅郎は氷輪丸を構え、霊圧を上げていく。冬華も水華を構え、霊圧を上げる。
冬「多分てめえが1番のハズレ だぜ」
シ「…ほう」
『シロ兄…私は援護する。私の斬魄刀とシロ兄の斬魄刀の能力は相性がいい』
冬「ああ…任せた」
冬華は頷く事で冬獅郎に返事をした。
『(他の人達の所にもそれぞれ破面が1体ずつか…。数は……6体…)』
その時、冬華は1つの霊圧の変化を感じ取った。
『!
(破面の霊圧が1つ消えた…。この霊圧は…朽木が倒したか…
だがこの1番大きい霊圧の奴は…強ぇだろうな……)』
冬「冬華、やるぞ」
『ああ…シロ兄』
2人は改めてそれぞれの斬魄刀を構える。そして──
冬「霜天に坐せ『氷輪丸』!!!」
『漂え『水華』!!!』
2人はそれぞれ始解をした。冬獅郎の氷輪丸は柄尻に鎖で繋がれた龍の尾のような三日月形の刃物が付き、冬華の水華は刀身が水と化し冬華の周りに漂う。
『(シロ兄の有利に働くように大気中の水分をより多く…増やす)』
冬華は徐々に霊圧を上げていく。それは水華に伝わり還元され、待機中に漂っている水分量が増えた為か、湿気が多くなったと感じられる。それからも戦いは続いたのだが、冬獅郎は卍解に至るまで消耗していた。それはずっと冬獅郎のサポートに回っていた冬華も、所々シャウロンから攻撃が仕掛けられていた為、冬獅郎同様に消耗してしまっていた。
冬「はっ…はっ…はっ…」
『はぁ…はぁ…はぁ…』
2人の吐く息はそれぞれ自身の霊圧によってか白くなっている。そして、冬獅郎の氷の翼が1欠片、2欠片崩れ落ちる。
冬「はっ…はっ…
(…松本…!)」
『はぁ…はぁ…』
冬獅郎と冬華は太った体型の破面──ナキールの相手をしていた乱菊に目をやる。しかし、乱菊はナキールの前に倒れていた。
冬「(…くそっ…)」
シ「…フ…
隊長格が卍解してもこの程度…。…極めて残念です…。確かに貴方は…1番のハズレの様だ」
『………
(シロ兄のサポートに手一杯で気付かなかったが、斑目の所にいた破面の霊圧が消えた…。それに、阿散井副隊長の所にいる破面は霊圧が上昇…。こっちは…やはり私もやるしかねぇのか……?)』
どうやらその霊圧にはシャウロンも気付いていたようで1人思考を巡らせていたが、シロ兄はそれに構わずにシャウロンに向かっていく。すると瞬く間にシャウロンに氷が纏われる。しかし、シャウロンはそれを1振りで薙ぎ払い、砕いた。
シ「下らん」
冬「まだだぜ」
冬獅郎がそう放ったのが早いか否かシャウロンの頭上から新たに氷が迫ってくる。その氷は冬獅郎の氷の尾だった。
シャウロンの周りに煙が立ちその姿を確認することができない為、冬獅郎と冬華は警戒を崩さない。そしてその煙が晴れて現れた姿はただ刀とその刀を持つ右手の手首までが凍っただけだった。
そして、日が暮れ月が空に輝きだした頃、現世にいる死神達や一護はその霊圧を感じ取った。───破面の霊圧を…。
『シロ兄…』
冬「ああ…」
冬華と冬獅郎は義魂丸を飲み込み、義骸から抜け死神の姿に戻る。2人はお互いの義魂丸の入った自身の義骸に声を掛ける。
冬「ケガしねえ場所に逃げとけ!」
冬(義)「はい!」
『お前もだ』
(義)『了解です!』
2人の義魂丸の入った義骸が逃げた頃、そこに乱菊が「隊長!冬華!」と声をかけながら2人のいる屋上に現れる。冬獅郎は氷輪丸を鞘から抜く。
冬「井上織姫は?」
乱「戦闘に参加しないよう下で義骸に見張らせています」
冬「そうか。…構えろ、松本、冬華」
乱「?!」
冬「来たぜ」
冬獅郎がそう発した直後、3人の前に突如2体の破面が現れる。
乱「!!
(速い!!)」
破1「…初めまして」
細い体型の破面がそう発したかと思うと、3人の前から瞬時に姿を消し、冬獅郎の背後に突如として現れ、自信の持つ刀で冬獅郎と近くにいた冬華に斬り掛かる。それを冬獅郎も氷輪丸で、冬華を庇いながら受け止める。
乱「隊長!冬華!」
冬獅郎と冬華に駆け寄ろうとした乱菊に太った体型の破面が斬り掛かる。乱菊はそれを躱しながら灰猫を鞘から抜く。
『シロ兄…!』
冬華もすぐに水華を鞘から抜く。
破1「破面
冬「…十番隊隊長・日番谷冬獅郎だ」
『十番隊第三席副官補佐・日番谷冬華だ』
冬獅郎と冬華は織姫の住むアパートの屋根の上から別の建物の屋上に移動する。
シ「…十番隊隊長…それはそれは素晴らしい…。…ならば、私は
冬「…いいや」
冬獅郎は氷輪丸を構え、霊圧を上げていく。冬華も水華を構え、霊圧を上げる。
冬「多分てめえが1番の
シ「…ほう」
『シロ兄…私は援護する。私の斬魄刀とシロ兄の斬魄刀の能力は相性がいい』
冬「ああ…任せた」
冬華は頷く事で冬獅郎に返事をした。
『(他の人達の所にもそれぞれ破面が1体ずつか…。数は……6体…)』
その時、冬華は1つの霊圧の変化を感じ取った。
『!
(破面の霊圧が1つ消えた…。この霊圧は…朽木が倒したか…
だがこの1番大きい霊圧の奴は…強ぇだろうな……)』
冬「冬華、やるぞ」
『ああ…シロ兄』
2人は改めてそれぞれの斬魄刀を構える。そして──
冬「霜天に坐せ『氷輪丸』!!!」
『漂え『水華』!!!』
2人はそれぞれ始解をした。冬獅郎の氷輪丸は柄尻に鎖で繋がれた龍の尾のような三日月形の刃物が付き、冬華の水華は刀身が水と化し冬華の周りに漂う。
『(シロ兄の有利に働くように大気中の水分をより多く…増やす)』
冬華は徐々に霊圧を上げていく。それは水華に伝わり還元され、待機中に漂っている水分量が増えた為か、湿気が多くなったと感じられる。それからも戦いは続いたのだが、冬獅郎は卍解に至るまで消耗していた。それはずっと冬獅郎のサポートに回っていた冬華も、所々シャウロンから攻撃が仕掛けられていた為、冬獅郎同様に消耗してしまっていた。
冬「はっ…はっ…はっ…」
『はぁ…はぁ…はぁ…』
2人の吐く息はそれぞれ自身の霊圧によってか白くなっている。そして、冬獅郎の氷の翼が1欠片、2欠片崩れ落ちる。
冬「はっ…はっ…
(…松本…!)」
『はぁ…はぁ…』
冬獅郎と冬華は太った体型の破面──ナキールの相手をしていた乱菊に目をやる。しかし、乱菊はナキールの前に倒れていた。
冬「(…くそっ…)」
シ「…フ…
隊長格が卍解してもこの程度…。…極めて残念です…。確かに貴方は…1番のハズレの様だ」
『………
(シロ兄のサポートに手一杯で気付かなかったが、斑目の所にいた破面の霊圧が消えた…。それに、阿散井副隊長の所にいる破面は霊圧が上昇…。こっちは…やはり私もやるしかねぇのか……?)』
どうやらその霊圧にはシャウロンも気付いていたようで1人思考を巡らせていたが、シロ兄はそれに構わずにシャウロンに向かっていく。すると瞬く間にシャウロンに氷が纏われる。しかし、シャウロンはそれを1振りで薙ぎ払い、砕いた。
シ「下らん」
冬「まだだぜ」
冬獅郎がそう放ったのが早いか否かシャウロンの頭上から新たに氷が迫ってくる。その氷は冬獅郎の氷の尾だった。
シャウロンの周りに煙が立ちその姿を確認することができない為、冬獅郎と冬華は警戒を崩さない。そしてその煙が晴れて現れた姿はただ刀とその刀を持つ右手の手首までが凍っただけだった。