新たな敵
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市丸の行先
そして一護の部屋で破面について話している内に外は日が暮れかけていた。
乱「…まあ、とりあえず…あたしは織姫んとこ泊めてもらうわ!!」
一「もらうわ!ってもう井上に許可とったのかよ?」
乱「とってないけどあの子は頼めばイヤとは言わないわよ♡隊長も来ます?ギンも」
冬「行くか、ボケ!」
ギ「ボクも遠慮しとくわ」
乱「来ればいいのに~~楽しいですよォ♡」
冬「お前がな」
ギ「日番谷隊長さんはともかくボクみたいな男は年頃の女の子の家に止まったりしたらあかんやろ。一応、ボクは当てがあるさかい、気にせんといて。けど、乱菊には逢いに行くわ」
乱「え~…あ、冬華は?もちろん来るでしょ?」
『私はシロ兄と一緒に居られればどこだっていい』
乱「え~」
乱菊や冬獅郎が歩き出し、それに対しギンは反対方向に歩き出そうとしたところで冬華が冬獅郎と乱菊に声を掛ける。
『悪 ィ、ちょっと待っててくれ』
そして、冬華は既に歩き出していたギンの元に駆け寄り、話をする。ちなみに2人の会話は2人が皆から少し離れている為、誰にも聞こえていない。
『市丸隊長、話はできたんですか?』
ギ「うん、ちゃんとできたわ。…思いっきり殴られたけどそれは当たり前のことや。ボクはあの人らにそれほどのことをしたんやからね」
『そうですか…。…あ、それと……やっぱりなんでもないです。失礼します』
ギ「………
(冬華ちゃんの聞きたいことは判る…。ボクも後でちゃんとあの人にも謝らなあかんなぁ…)」
ギンから離れた冬華は冬獅郎と乱菊と合流し、織姫の家の方向へ歩き出した。
─────────────────────────
─織姫宅─
織姫から泊まりの許可を貰えた乱菊は織姫に抱きついていた。
乱「あ!ちょっと待った!」
織「え?」
乱「行くとこ無かったら入ってきてもいいですからね──」
織「?」
乱菊がそう呼びかけたのは織姫の部屋があるアパートの屋根の上。そこに冬獅郎と冬華はいた。
冬「…うるせえ」
『(市丸隊長…大丈夫かな)』
その頃ギンは、町外れの倉庫の前で足を止めていた。その倉庫は結界に覆われている。ギンはその結界に手で触れる。
ギ「ホンマ、相変わらず強い結界やねぇ。…いや、あん時より強ォなっとるかな?
(コレ、壊してもええんやろか?)」
ギンは結界に鬼道を放った。
結界は壊され、ギンは倉庫に入っていく。
倉庫の中ではギンの霊圧を感じてか中にいた者達の気配が鋭くなり、臨戦態勢を摂る。だが、1人だけ金髪のオカッパヘアーの男─平子真子だけは他の者達とは違い、臨戦態勢を摂らずに落ち着いていた。
そして、その倉庫内に市丸が入ってきた。
女「市丸ギン──…!」
金髪の髪を2つに結ったそばかすの少女─猿柿ひよ里は背中に帯刀した斬魄刀を抜刀し、市丸に斬り掛かるがそれをひよ里が駆け出す前に平子が彼女のジャージの襟を掴んで止める。
ひ「!?
何するんや、真子!!離せ───!!」
ひよ里はそう言いながら藻掻く。
平「落ち着け、ひよ里」
ひ「うっさいわ!落ち着けるわけないやろ、ハゲ真子!!こいつがウチらに何したか忘れたんか?!」
平「その辺の話は喜助から事情聞いたやろ…」
ひ「聞いたわ!
せやけど、そんなんで「はい、そうですか」て納得できるわけないやろ!」
平「ハァ……何しに来たんや?ギン…」
ギ「しばらくの間現世に居ることになったさかい、泊めてもらおう思うて」
──ピキッ
平子はひよ里からそんな音が聞こえた気がして、ひよ里を見る。するとすでにひよ里は斬魄刀を右手にギンへ駆けていき、斬り掛かろうとしていた。しかし銀髪の屈強な男─六車拳西が抜刀した斬魄刀にひよ里の斬魄刀が受け止められる。
ひ「何や、拳西!オマエも邪魔する気か!!」
拳「違ぇよ…
───吹っ飛ばせ『断風 』!!!」
拳西は自身の斬魄刀を始解すると、そのままギンに向かって攻撃を繰り出した。ギンはすぐさま自身の斬魄刀を取り出し、拳西の繰り出した攻撃をその斬魄刀で受け止める。
それを見た平子以外の仮面の軍勢の他のメンバーもそれぞれの斬魄刀を始解してギンに攻撃し、それら全ての攻撃を斬魄刀で受けきった頃にはギンは傷だらけになりながらも鞘に収めたままの神鎗を支えに立っていた。
ギ「ハァ…ハァ……ホンマ…容赦のあらへん…人達ですわ…」
リ「アホ言え。全員、虚化も卍解もせずに始解止まりで攻撃したったんや。十分に容赦してるやろ」
肩で息をしているギンに三つ編みにセーラー服の女─矢胴丸リサはそう言い放った。
リ「ウチらに協力してくれる言うてるみたいやし、今回はそれで勘弁しといたるわ」
ギ「…それで十分ですわ。……おおきに」
そして一護の部屋で破面について話している内に外は日が暮れかけていた。
乱「…まあ、とりあえず…あたしは織姫んとこ泊めてもらうわ!!」
一「もらうわ!ってもう井上に許可とったのかよ?」
乱「とってないけどあの子は頼めばイヤとは言わないわよ♡隊長も来ます?ギンも」
冬「行くか、ボケ!」
ギ「ボクも遠慮しとくわ」
乱「来ればいいのに~~楽しいですよォ♡」
冬「お前がな」
ギ「日番谷隊長さんはともかくボクみたいな男は年頃の女の子の家に止まったりしたらあかんやろ。一応、ボクは当てがあるさかい、気にせんといて。けど、乱菊には逢いに行くわ」
乱「え~…あ、冬華は?もちろん来るでしょ?」
『私はシロ兄と一緒に居られればどこだっていい』
乱「え~」
乱菊や冬獅郎が歩き出し、それに対しギンは反対方向に歩き出そうとしたところで冬華が冬獅郎と乱菊に声を掛ける。
『
そして、冬華は既に歩き出していたギンの元に駆け寄り、話をする。ちなみに2人の会話は2人が皆から少し離れている為、誰にも聞こえていない。
『市丸隊長、話はできたんですか?』
ギ「うん、ちゃんとできたわ。…思いっきり殴られたけどそれは当たり前のことや。ボクはあの人らにそれほどのことをしたんやからね」
『そうですか…。…あ、それと……やっぱりなんでもないです。失礼します』
ギ「………
(冬華ちゃんの聞きたいことは判る…。ボクも後でちゃんとあの人にも謝らなあかんなぁ…)」
ギンから離れた冬華は冬獅郎と乱菊と合流し、織姫の家の方向へ歩き出した。
─────────────────────────
─織姫宅─
織姫から泊まりの許可を貰えた乱菊は織姫に抱きついていた。
乱「あ!ちょっと待った!」
織「え?」
乱「行くとこ無かったら入ってきてもいいですからね──」
織「?」
乱菊がそう呼びかけたのは織姫の部屋があるアパートの屋根の上。そこに冬獅郎と冬華はいた。
冬「…うるせえ」
『(市丸隊長…大丈夫かな)』
その頃ギンは、町外れの倉庫の前で足を止めていた。その倉庫は結界に覆われている。ギンはその結界に手で触れる。
ギ「ホンマ、相変わらず強い結界やねぇ。…いや、あん時より強ォなっとるかな?
(コレ、壊してもええんやろか?)」
ギンは結界に鬼道を放った。
結界は壊され、ギンは倉庫に入っていく。
倉庫の中ではギンの霊圧を感じてか中にいた者達の気配が鋭くなり、臨戦態勢を摂る。だが、1人だけ金髪のオカッパヘアーの男─平子真子だけは他の者達とは違い、臨戦態勢を摂らずに落ち着いていた。
そして、その倉庫内に市丸が入ってきた。
女「市丸ギン──…!」
金髪の髪を2つに結ったそばかすの少女─猿柿ひよ里は背中に帯刀した斬魄刀を抜刀し、市丸に斬り掛かるがそれをひよ里が駆け出す前に平子が彼女のジャージの襟を掴んで止める。
ひ「!?
何するんや、真子!!離せ───!!」
ひよ里はそう言いながら藻掻く。
平「落ち着け、ひよ里」
ひ「うっさいわ!落ち着けるわけないやろ、ハゲ真子!!こいつがウチらに何したか忘れたんか?!」
平「その辺の話は喜助から事情聞いたやろ…」
ひ「聞いたわ!
せやけど、そんなんで「はい、そうですか」て納得できるわけないやろ!」
平「ハァ……何しに来たんや?ギン…」
ギ「しばらくの間現世に居ることになったさかい、泊めてもらおう思うて」
──ピキッ
平子はひよ里からそんな音が聞こえた気がして、ひよ里を見る。するとすでにひよ里は斬魄刀を右手にギンへ駆けていき、斬り掛かろうとしていた。しかし銀髪の屈強な男─六車拳西が抜刀した斬魄刀にひよ里の斬魄刀が受け止められる。
ひ「何や、拳西!オマエも邪魔する気か!!」
拳「違ぇよ…
───吹っ飛ばせ『
拳西は自身の斬魄刀を始解すると、そのままギンに向かって攻撃を繰り出した。ギンはすぐさま自身の斬魄刀を取り出し、拳西の繰り出した攻撃をその斬魄刀で受け止める。
それを見た平子以外の仮面の軍勢の他のメンバーもそれぞれの斬魄刀を始解してギンに攻撃し、それら全ての攻撃を斬魄刀で受けきった頃にはギンは傷だらけになりながらも鞘に収めたままの神鎗を支えに立っていた。
ギ「ハァ…ハァ……ホンマ…容赦のあらへん…人達ですわ…」
リ「アホ言え。全員、虚化も卍解もせずに始解止まりで攻撃したったんや。十分に容赦してるやろ」
肩で息をしているギンに三つ編みにセーラー服の女─矢胴丸リサはそう言い放った。
リ「ウチらに協力してくれる言うてるみたいやし、今回はそれで勘弁しといたるわ」
ギ「…それで十分ですわ。……おおきに」