藍染の目的
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1週間後、そして見送り
─藍染の反乱から1週間─
冬華は四番隊の総合救護詰所にいた。そして、その一室には乱菊と吉良、そして──
1週間経過した今でも目覚めぬままベッドに横になっているギンがいた。そんなギンの病室に冬獅郎がやってくる。
冬「市丸はまだ目が覚めてねぇのか」
乱「隊長…
意外です。日番谷隊長がギンの病室に来るなんて」
吉「あの…市丸隊長の治療をしてくれたのは冬華くんだと松本さんに聞いたよ」
『ああ…今回の市丸隊長の傷の場合は致命傷に近かったんで。だから私の斬魄刀のうちの1つである『炎華』で』
吉「そうなんだね…
…冬華くん、ありがとう。市丸隊長を救ってくれて」
乱「私からも礼を言うわ。ありがとう、冬華」
『…いや』
冬「…俺はもう行くからな」
『私ももう行く』
冬獅郎と冬華はギンの病室を出る。そして2人は、同じ総合救護詰所内にあるとある病室を訪れた。2人は病室の中には入らず、出入口の所で見ているだけ。2人の視線の先にあるのは藍染によって傷つけられ、その治療の為管に繋がれた雛森だった。2人は暫くそうした後その場を去ろうとした。だが──
卯「言葉を……」
冬「『!』」
卯「言葉をかけてあげてはくれませんか?」
いつの間に居たのか雛森の眠っているベッドの脇に居る卯ノ花が立ち去ろうとしていた2人に声をかける。
卯「彼女は、自分を必要としてくれる誰かの呼びかけの声を待っているんです」
冬「………
今の俺には、そいつにかけてやれる言葉はないんですよ」
『…私もです』
卯「今の?」
冬「『…失礼します』」
2人はそのまま去っていった。
─────────────────────────
そして翌日、一護達が現世に帰る為、そしてその見送りの為、一護達と護廷十三隊の1部は穿界門の前に集まっていた。その中には冬華もいる。
浮「…これが正式な穿界門だ。勿論、君達のために霊子変換器も組み込んでおいた。
…一護くん、君にこれを」
浮竹は一護に×印の上にドクロのようなマークが描かれている形状が絵馬に似た物を取り出し、それを一護に渡す。
一「?
何すかコレ?」
浮「死神代行戦闘許可証
現れた死神代行が尸魂界にとって有益であると判断された場合、古来よりそれを渡す決まりになっている。これを使えばいつでも君は死神になれる。
勿論、君のしてくれたことにこんなことでむくいきれるとは思わないが…」
一「いいっすよ、そういうのは。俺は俺の都合でやったんすから。
こいつはありがたく貰っとくっすけどね」
一護は、浮竹に笑いかけながらそう言った。
浮「(この男は…本当に…)」
『………
(あの笑顔…隊長だったあの人を想い起こされるのは何でなんだろうな)』
そして、一護達が現世へ帰る時がきた。
一「…じゃあな、ルキア」
ル「…ああ
…ありがとう、一護」
一「(こっちのセリフだ。
ありがとう、ルキア
お陰でやっと雨は止みそうだ)」
一護達は穿界門を潜 って現世へ帰っていった。
『浮竹隊長』
浮「ん?」
『貴方は黒崎を見ていてどう思いました?』
浮「俺は、君の思い浮かべた男の甥を思い浮かべてしまったかな」
『そう…ですか』
ル「…?」
─藍染の反乱から1週間─
冬華は四番隊の総合救護詰所にいた。そして、その一室には乱菊と吉良、そして──
1週間経過した今でも目覚めぬままベッドに横になっているギンがいた。そんなギンの病室に冬獅郎がやってくる。
冬「市丸はまだ目が覚めてねぇのか」
乱「隊長…
意外です。日番谷隊長がギンの病室に来るなんて」
吉「あの…市丸隊長の治療をしてくれたのは冬華くんだと松本さんに聞いたよ」
『ああ…今回の市丸隊長の傷の場合は致命傷に近かったんで。だから私の斬魄刀のうちの1つである『炎華』で』
吉「そうなんだね…
…冬華くん、ありがとう。市丸隊長を救ってくれて」
乱「私からも礼を言うわ。ありがとう、冬華」
『…いや』
冬「…俺はもう行くからな」
『私ももう行く』
冬獅郎と冬華はギンの病室を出る。そして2人は、同じ総合救護詰所内にあるとある病室を訪れた。2人は病室の中には入らず、出入口の所で見ているだけ。2人の視線の先にあるのは藍染によって傷つけられ、その治療の為管に繋がれた雛森だった。2人は暫くそうした後その場を去ろうとした。だが──
卯「言葉を……」
冬「『!』」
卯「言葉をかけてあげてはくれませんか?」
いつの間に居たのか雛森の眠っているベッドの脇に居る卯ノ花が立ち去ろうとしていた2人に声をかける。
卯「彼女は、自分を必要としてくれる誰かの呼びかけの声を待っているんです」
冬「………
今の俺には、そいつにかけてやれる言葉はないんですよ」
『…私もです』
卯「今の?」
冬「『…失礼します』」
2人はそのまま去っていった。
─────────────────────────
そして翌日、一護達が現世に帰る為、そしてその見送りの為、一護達と護廷十三隊の1部は穿界門の前に集まっていた。その中には冬華もいる。
浮「…これが正式な穿界門だ。勿論、君達のために霊子変換器も組み込んでおいた。
…一護くん、君にこれを」
浮竹は一護に×印の上にドクロのようなマークが描かれている形状が絵馬に似た物を取り出し、それを一護に渡す。
一「?
何すかコレ?」
浮「死神代行戦闘許可証
現れた死神代行が尸魂界にとって有益であると判断された場合、古来よりそれを渡す決まりになっている。これを使えばいつでも君は死神になれる。
勿論、君のしてくれたことにこんなことでむくいきれるとは思わないが…」
一「いいっすよ、そういうのは。俺は俺の都合でやったんすから。
こいつはありがたく貰っとくっすけどね」
一護は、浮竹に笑いかけながらそう言った。
浮「(この男は…本当に…)」
『………
(あの笑顔…隊長だったあの人を想い起こされるのは何でなんだろうな)』
そして、一護達が現世へ帰る時がきた。
一「…じゃあな、ルキア」
ル「…ああ
…ありがとう、一護」
一「(こっちのセリフだ。
ありがとう、ルキア
お陰でやっと雨は止みそうだ)」
一護達は穿界門を
『浮竹隊長』
浮「ん?」
『貴方は黒崎を見ていてどう思いました?』
浮「俺は、君の思い浮かべた男の甥を思い浮かべてしまったかな」
『そう…ですか』
ル「…?」