藍染の目的
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炎華の力、終幕
藍染達が去った直後、双極の丘に乱菊の声が響いた。
乱「ねえ!四番隊の者はいないの?!四番隊じゃなくてもいい…回道を使える人は?!
このままじゃ、ギンが死んじゃう……!」
そんな乱菊に声をかける人物がいた。
『乱菊、少しどいてろ』
それは冬華だった。
乱「冬華、あんた回道使えるの?」
『回道は少ししか使えねェ。
だが、回道に似た力で1人だけだが瀕死状態を脱することならできる…コイツならな』
そう言うと冬華は腰の裏側に帯刀したうちの1つの斬魄刀「炎華」を鞘から左手で抜く。
『──纏え『炎華』』
すると、左手に持った炎華の刀身が炎と化す。そして冬華は炎華の能力の1つを口にする。
『〝命の灯火〟』
冬華がそう唱えると、ギンの傷が治癒され霊圧も回復していくのが乱菊にも感じてわかった。
─────────────────────────
藍染達が去った後の夕暮れ時。双極では四番隊の死神達が伊江村の指示に従って、慌ただしく動き回っていた。
伊「2班と3班は朽木隊長!7班と10・11・12・13班は狛村隊長の治療にそれぞれ参加しろ!6班は市丸隊長を四番隊へ移送しろ!阿散井副隊長は、第6段階まで施術完了!8・9班は移送の準備に入れ!!極めて重症だ!迅速に行動しろ!」
あちらこちらで、それぞれに治療が施されている。そんな中で、伊江村の元に隊士が駆け寄ってくる。
隊士「あの…伊江村三席、我々はどうすれば…」
伊「4班と5班か。お前達は、旅禍達の治療を手伝え」
隊士「え…?し…しかし…」
伊「…お前達ももう解っているだろう
彼らは尸魂界の恩人だ。急げ」
隊士「は…はい!」
伊江村に促された隊士は駆けて行った。
伊江村は一護の治療を盾舜六花で行っている織姫を見た。
伊「(…それにしても…あの旅禍の女……。あの能力は一体何だ…!?)」
『伊江村』
冬華が伊江村に声をかける。
伊「日番谷三席?どうかなさいましたか?」
『いや…そろそろ卯ノ花隊長が戻ってくるぞ』
冬華がそう言うやいなやある鳴き声が聞こえ、そちらを見ると始解した肉雫唼に乗り、卯ノ花が来た。
伊「お疲れ様です、卯ノ花隊長!
日番谷隊長と雛森副隊長のご容態は…」
卯「とりあえず一命は取り留めました。後は本人達次第でしょう。今は勇音が引き継ぎ処置を行っています」
卯ノ花は歩きながら伊江村に様子を聞く。
卯「…残っているのは?」
伊「はっ!
朽木隊長と旅禍の少年です!…それから、市丸隊長は先程四番隊舎にお運びしました」
卯「!市丸隊長をですか?何故…」
『答えは簡単ですよ、卯ノ花隊長
市丸隊長は始めから藍染の仲間等ではなく、藍染を欺きその首を狙っていたというわけです』
冬華は驚いた様子を見せる卯ノ花に説明した。そして、清浄塔居林で藍染達が去った後に双極で何があったのかも説明した。
卯「そうですか」
卯ノ花は冬華の話を聞き終えると一護達の方を見る。
卯「…旅禍の方には、手助けは必要無さそうですね…」
伊「そう…ですか?」
卯ノ花は白哉の元へ行く。冬華は何も言わずその場を去った。
卯「…無茶をしましたね……朽木隊長…」
白哉は卯ノ花に何かを伝える。
卯「───!
…朽木ルキアさん
こちらへ。朽木隊長が呼んでいます」
卯ノ花は白哉の心配をするルキアを呼ぶ。
ルキアは白哉の傍へ行く。
白「…ルキア、そこに居るか」
ル「はい、兄様」
白「…お前に、話しておきたいことがある」
それから白哉は、白哉の亡き妻・緋真 の事をルキアに話した。
藍染達が去った直後、双極の丘に乱菊の声が響いた。
乱「ねえ!四番隊の者はいないの?!四番隊じゃなくてもいい…回道を使える人は?!
このままじゃ、ギンが死んじゃう……!」
そんな乱菊に声をかける人物がいた。
『乱菊、少しどいてろ』
それは冬華だった。
乱「冬華、あんた回道使えるの?」
『回道は少ししか使えねェ。
だが、回道に似た力で1人だけだが瀕死状態を脱することならできる…コイツならな』
そう言うと冬華は腰の裏側に帯刀したうちの1つの斬魄刀「炎華」を鞘から左手で抜く。
『──纏え『炎華』』
すると、左手に持った炎華の刀身が炎と化す。そして冬華は炎華の能力の1つを口にする。
『〝命の灯火〟』
冬華がそう唱えると、ギンの傷が治癒され霊圧も回復していくのが乱菊にも感じてわかった。
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藍染達が去った後の夕暮れ時。双極では四番隊の死神達が伊江村の指示に従って、慌ただしく動き回っていた。
伊「2班と3班は朽木隊長!7班と10・11・12・13班は狛村隊長の治療にそれぞれ参加しろ!6班は市丸隊長を四番隊へ移送しろ!阿散井副隊長は、第6段階まで施術完了!8・9班は移送の準備に入れ!!極めて重症だ!迅速に行動しろ!」
あちらこちらで、それぞれに治療が施されている。そんな中で、伊江村の元に隊士が駆け寄ってくる。
隊士「あの…伊江村三席、我々はどうすれば…」
伊「4班と5班か。お前達は、旅禍達の治療を手伝え」
隊士「え…?し…しかし…」
伊「…お前達ももう解っているだろう
彼らは尸魂界の恩人だ。急げ」
隊士「は…はい!」
伊江村に促された隊士は駆けて行った。
伊江村は一護の治療を盾舜六花で行っている織姫を見た。
伊「(…それにしても…あの旅禍の女……。あの能力は一体何だ…!?)」
『伊江村』
冬華が伊江村に声をかける。
伊「日番谷三席?どうかなさいましたか?」
『いや…そろそろ卯ノ花隊長が戻ってくるぞ』
冬華がそう言うやいなやある鳴き声が聞こえ、そちらを見ると始解した肉雫唼に乗り、卯ノ花が来た。
伊「お疲れ様です、卯ノ花隊長!
日番谷隊長と雛森副隊長のご容態は…」
卯「とりあえず一命は取り留めました。後は本人達次第でしょう。今は勇音が引き継ぎ処置を行っています」
卯ノ花は歩きながら伊江村に様子を聞く。
卯「…残っているのは?」
伊「はっ!
朽木隊長と旅禍の少年です!…それから、市丸隊長は先程四番隊舎にお運びしました」
卯「!市丸隊長をですか?何故…」
『答えは簡単ですよ、卯ノ花隊長
市丸隊長は始めから藍染の仲間等ではなく、藍染を欺きその首を狙っていたというわけです』
冬華は驚いた様子を見せる卯ノ花に説明した。そして、清浄塔居林で藍染達が去った後に双極で何があったのかも説明した。
卯「そうですか」
卯ノ花は冬華の話を聞き終えると一護達の方を見る。
卯「…旅禍の方には、手助けは必要無さそうですね…」
伊「そう…ですか?」
卯ノ花は白哉の元へ行く。冬華は何も言わずその場を去った。
卯「…無茶をしましたね……朽木隊長…」
白哉は卯ノ花に何かを伝える。
卯「───!
…朽木ルキアさん
こちらへ。朽木隊長が呼んでいます」
卯ノ花は白哉の心配をするルキアを呼ぶ。
ルキアは白哉の傍へ行く。
白「…ルキア、そこに居るか」
ル「はい、兄様」
白「…お前に、話しておきたいことがある」
それから白哉は、白哉の亡き妻・