藍染の目的
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大虚
ギ「…なんで──…」
藍「…知っていたさ。君の狙いなど知った上で、僕は君を連れていた…
君が私の命をどう狙うのかに興味があったからだ…
…だが残念だ、ギン。まさか、僕が始解していないとでも思っていたのかな」
ギ「───…!!」
藍「君はもう少し後に裏切るのだと思っていたんだが…まぁいい。
仕方が無い、今ここでのギンの裏切りは想定外だったからね。僕自ら殺してあげよう」
そう言うと藍染はルキアに斬り掛かる。だが藍染の刀を受けたのは、ルキアではなく白哉だった。白哉は藍染と距離をとった。
ル「…に………兄………………様…!」
白哉はルキアを抱えたまま膝をつく。
ル「に…兄様っ…!?兄様…何故…何故私を…!?
どうして…兄様…。兄様…兄様っ…!」
藍染は、ふと上を見上げる。
空「いくぜ、兕丹坊!」
兕「おス!!」
上から兕丹坊と彼の方に乗った空鶴が現れる。空鶴は詠唱を唱え始める。
空「散在する獣の骨!
尖塔 ・紅晶 ・鋼鉄 の車輪
動けば風 止まれば空
槍打つ音色が虎城 に満ちる!」
空鶴の構えた左手に黄色の閃光が現れる。
空「破道の六十三『雷吼炮 』!!!」
空鶴は鬼道を藍染に放つ。兕丹坊は地面に降り立った。
岩「姉ちゃん!」
織「兕丹坊さん!」
空鶴の鬼道を躱した藍染は鏡花水月の柄に手をやるが、瞬歩で現れた夜一と砕蜂に捉えられる。
藍「…これはまた、随分と懐かしい顔だな」
夜「動くな。筋 1本でも動かせば」
砕「即座に首を刎ねる」
藍「……成程」
夜「空鶴!!!」
夜一は空鶴と兕丹坊を見る。
空「おう、夜一!
あんまりヒマだったからよ。散歩がてら様子見に来たぜ!」
4人に続き乱菊も双極についたのだが、乱菊はその場の光景に目を大きく見開いた。
乱「────…!?──ギン!!」
それもそのはず、乱菊が双極で捉えようとしていた男が血を流し、倒れているのだ。乱菊はギンに駆け寄る。
夜「…これまでじゃの」
藍「…何だって?」
夜「…判らぬか、藍染
最早おぬしらに…逃げ場は無いということが」
周りに総隊長・山本元柳斎重國を含めた隊長、副隊長、上位席官たちで囲まれる。東仙も彼の副官である檜佐木によって捉えられている。
浮「…藍染…」
射「…藍染隊長…!」
夜「…終わりじゃ、藍染」
藍染は口角を上げ笑う。
夜「何が可笑しい」
藍「…ああ、済まない。時間だ」
夜「!」
夜一は何かを感じ取ると砕蜂に声をかける。
夜「離れろ、砕蜂!!」
夜一と砕蜂は瞬時に藍染から離れ、それとほぼ同時に空から黄色の光が藍染を囲んだ。それを見た隊長、副隊長達が上を見上げる。
浮「────ば……莫迦な………!!」
空が裂け、そこから現れたのは───
砕「大虚 !!!!」
そしてそれはさらに何体も現れる。
大「ギリアンか…!何体いやがんだ…!!」
檜「いや…まだ奥に何か居るぞ…!」
そして、もう1つ黄色の光が空から降り、それは東仙を囲む。東仙を捉えていた檜佐木は素早く東仙から離れた。
そして、光に囲まれた2人は大虚 の方へと浮いて行く。
射「逃げる気かい、この… 元「止 めい」総隊長…!」
2人のことを追おうとした射場を元柳斎が止める。
元「あの光は『反膜 』と言うての、大虚 が同族を助ける時に使うものじゃ
あの光に包まれたが最後、光の内と外は干渉不可能な隔絶された世界。大虚 と戦ったことのある者なら皆知っとる。あの光が降った瞬間から、藍染には最早触れることすらできんとな」
地面に倒れ伏せていた狛村が突如地面を殴って上体を起こし、叫んだ。
狛「東仙!!!!降りてこい、東仙!!!
解 せぬ!!貴公は何故死神になった!?亡き友の為ではないのか!!正義を貫く為ではないのか!!
貴公の正義は、何処へ消えて失せた!!!」
東「言ったろう、狛村
私のこの眼に映るのは、最も血に染まぬ道だけだ。正義は常に其処に在る。
私の歩む道こそが正義だ」
狛「東仙…!」
浮竹は藍染に問いかけた。
浮「…大虚 とまで手を組んだのか…
…何の為にだ」
藍「高みを求めて」
浮「地に堕ちたか、藍染…!」
藍「…傲 りが過ぎるぞ、浮竹。
最初から誰も天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも。
だが、その耐え難い天の座の空白も終わる。これからは、私が天に立つ。
さようなら、死神の諸君。ギン、裏切りがもう少し先であれば私を殺せたかもしれなかったのだが、実に残念だ」
ギンはうっすらと目を開け、藍染を見る
藍「そしてさようなら、旅禍の少年。人間にしては、君は実に面白かった」
そして、空の裂け目は閉じられた。
ギ「…なんで──…」
藍「…知っていたさ。君の狙いなど知った上で、僕は君を連れていた…
君が私の命をどう狙うのかに興味があったからだ…
…だが残念だ、ギン。まさか、僕が始解していないとでも思っていたのかな」
ギ「───…!!」
藍「君はもう少し後に裏切るのだと思っていたんだが…まぁいい。
仕方が無い、今ここでのギンの裏切りは想定外だったからね。僕自ら殺してあげよう」
そう言うと藍染はルキアに斬り掛かる。だが藍染の刀を受けたのは、ルキアではなく白哉だった。白哉は藍染と距離をとった。
ル「…に………兄………………様…!」
白哉はルキアを抱えたまま膝をつく。
ル「に…兄様っ…!?兄様…何故…何故私を…!?
どうして…兄様…。兄様…兄様っ…!」
藍染は、ふと上を見上げる。
空「いくぜ、兕丹坊!」
兕「おス!!」
上から兕丹坊と彼の方に乗った空鶴が現れる。空鶴は詠唱を唱え始める。
空「散在する獣の骨!
動けば風 止まれば空
槍打つ音色が
空鶴の構えた左手に黄色の閃光が現れる。
空「破道の六十三『
空鶴は鬼道を藍染に放つ。兕丹坊は地面に降り立った。
岩「姉ちゃん!」
織「兕丹坊さん!」
空鶴の鬼道を躱した藍染は鏡花水月の柄に手をやるが、瞬歩で現れた夜一と砕蜂に捉えられる。
藍「…これはまた、随分と懐かしい顔だな」
夜「動くな。
砕「即座に首を刎ねる」
藍「……成程」
夜「空鶴!!!」
夜一は空鶴と兕丹坊を見る。
空「おう、夜一!
あんまりヒマだったからよ。散歩がてら様子見に来たぜ!」
4人に続き乱菊も双極についたのだが、乱菊はその場の光景に目を大きく見開いた。
乱「────…!?──ギン!!」
それもそのはず、乱菊が双極で捉えようとしていた男が血を流し、倒れているのだ。乱菊はギンに駆け寄る。
夜「…これまでじゃの」
藍「…何だって?」
夜「…判らぬか、藍染
最早おぬしらに…逃げ場は無いということが」
周りに総隊長・山本元柳斎重國を含めた隊長、副隊長、上位席官たちで囲まれる。東仙も彼の副官である檜佐木によって捉えられている。
浮「…藍染…」
射「…藍染隊長…!」
夜「…終わりじゃ、藍染」
藍染は口角を上げ笑う。
夜「何が可笑しい」
藍「…ああ、済まない。時間だ」
夜「!」
夜一は何かを感じ取ると砕蜂に声をかける。
夜「離れろ、砕蜂!!」
夜一と砕蜂は瞬時に藍染から離れ、それとほぼ同時に空から黄色の光が藍染を囲んだ。それを見た隊長、副隊長達が上を見上げる。
浮「────ば……莫迦な………!!」
空が裂け、そこから現れたのは───
砕「
そしてそれはさらに何体も現れる。
大「ギリアンか…!何体いやがんだ…!!」
檜「いや…まだ奥に何か居るぞ…!」
そして、もう1つ黄色の光が空から降り、それは東仙を囲む。東仙を捉えていた檜佐木は素早く東仙から離れた。
そして、光に囲まれた2人は
射「逃げる気かい、この… 元「
2人のことを追おうとした射場を元柳斎が止める。
元「あの光は『
あの光に包まれたが最後、光の内と外は干渉不可能な隔絶された世界。
地面に倒れ伏せていた狛村が突如地面を殴って上体を起こし、叫んだ。
狛「東仙!!!!降りてこい、東仙!!!
貴公の正義は、何処へ消えて失せた!!!」
東「言ったろう、狛村
私のこの眼に映るのは、最も血に染まぬ道だけだ。正義は常に其処に在る。
私の歩む道こそが正義だ」
狛「東仙…!」
浮竹は藍染に問いかけた。
浮「…
…何の為にだ」
藍「高みを求めて」
浮「地に堕ちたか、藍染…!」
藍「…
最初から誰も天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも。
だが、その耐え難い天の座の空白も終わる。これからは、私が天に立つ。
さようなら、死神の諸君。ギン、裏切りがもう少し先であれば私を殺せたかもしれなかったのだが、実に残念だ」
ギンはうっすらと目を開け、藍染を見る
藍「そしてさようなら、旅禍の少年。人間にしては、君は実に面白かった」
そして、空の裂け目は閉じられた。