藍染の目的
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
崩玉の在り処
藍染の最後の言葉に、一護は白哉と戦った時に表へ出てきた虚の事を思い出す。
藍「死神の虚化、虚の死神化。相反する2つの存在の教会を取り払うことで、その存在は更なる高みへと上り詰める。理論的には予 てから存在するとされてきた。だから僕も、秘かにいろいろな虚の死神化を試してみたよ。
自らの霊圧を消すことのできる虚。触れるだけで斬魄刀を消すことができ、死神と融合する能力を持つ虚」
それを聞いたルキアは、かつて十三番隊副隊長であった志波海燕の事を思い出す。
藍「だが、どれも期待したほど上手くいかなかった。僕も、僕以外の者も皆、結局その方法を見つけられる者はいなかった。
だが、浦原喜助はそれを造りだしていたんだ。それは瞬時に虚と死神の境界線を取り払うことができる尸魂界の常識を超えた物質だった。
その名は『崩玉』。危険な代物だよ。彼もそう感じたのだろう。『崩玉』の破壊を試みた。
だが彼は結局、自らが造ったそれを破壊する術を見つけることができなかった。そこで彼は仕方無く、1つの方法をとった。それは、『崩玉』そのものに防壁をかけて、魂魄の奥底に埋め込んで隠すという方法だ。
…もう解るだろう。その時彼が隠し場所として選んだのが君だ。朽木ルキア」
一護とルキアは目を見開く。
一「…何 ………………だって……?」
藍「だが僕がそのことをつきとめた時、君は既に現世で行方不明になった後だった。僕は直感した。浦原喜助の仕業だと。彼はかつて霊子を含まない 霊子体を開発し、それを使って捕捉不可能な義骸を造ったことで尸魂界を追放されている。義骸に入った死神が行方不明になるなど、それ以外ありえない話だ。
そして、追放に至った理由はもう1つある。その義骸が入った死神の霊力を分解し続けるからだ。そのため、中に入った死神は霊力がいつまでも回復せず、義骸との連絡は鈍くなり、やがてその魂魄は霊力を完全に失って──────死神からただの人間の魂魄へと成り下がる。
解るかい。彼は君に力を貸したわけじゃない。君を人間にすることで『崩玉』の所在を完全にくらませようとしていたんだ。
…だが幸い、数ヶ月後に君は現世で発見された。僕は、すぐに四十六室を──────」
藍染がそこまで言うと、藍染の上に大きな影が落ちる。そしてそれは、藍染の背後に降り立った。
狛「藍染!!!!」
それは、七番隊隊長・狛村左陣だった。狛村は、自身の斬魄刀「天譴」で藍染に斬りかかった。だがそれは、いとも容易く素手で受け止められてしまった。
そして、狛村は藍染や東仙に今回の裏切りの怒りを訴え卍解しようとするが───
狛「(馬鹿な
藍染は未 だ、東仙の隣に─────────)」
狛村から離れた距離にいる東仙の隣にいたはずの藍染が狛村のすぐ前にいた。
そして───
藍「破道の九十『黒棺 』」
黒棺が解けると、狛村はかなりの傷を負っていた。そして、そのまま倒れてしまった。
一「(──────……
…同じ隊長格同士で……ここまで手も足も出ねえのかよ──────────…)」
藍「…鏡花水月の『完全催眠』は無欠。例えわかっていても、逃れる術などありはしない」
市「九十番台詠唱破棄!怖いわァ
いつの間にそんなことできるようにならはったんです?」
藍「いや、失敗だ。本来の破壊力の3分の1も出せていない。やはり、九十番台は扱いが難しいよ。
…さて、済まない。君達との話の途中だったね」
藍染はそう言うと続きを話し始める。
藍染の最後の言葉に、一護は白哉と戦った時に表へ出てきた虚の事を思い出す。
藍「死神の虚化、虚の死神化。相反する2つの存在の教会を取り払うことで、その存在は更なる高みへと上り詰める。理論的には
自らの霊圧を消すことのできる虚。触れるだけで斬魄刀を消すことができ、死神と融合する能力を持つ虚」
それを聞いたルキアは、かつて十三番隊副隊長であった志波海燕の事を思い出す。
藍「だが、どれも期待したほど上手くいかなかった。僕も、僕以外の者も皆、結局その方法を見つけられる者はいなかった。
だが、浦原喜助はそれを造りだしていたんだ。それは瞬時に虚と死神の境界線を取り払うことができる尸魂界の常識を超えた物質だった。
その名は『崩玉』。危険な代物だよ。彼もそう感じたのだろう。『崩玉』の破壊を試みた。
だが彼は結局、自らが造ったそれを破壊する術を見つけることができなかった。そこで彼は仕方無く、1つの方法をとった。それは、『崩玉』そのものに防壁をかけて、魂魄の奥底に埋め込んで隠すという方法だ。
…もう解るだろう。その時彼が隠し場所として選んだのが君だ。朽木ルキア」
一護とルキアは目を見開く。
一「…
藍「だが僕がそのことをつきとめた時、君は既に現世で行方不明になった後だった。僕は直感した。浦原喜助の仕業だと。彼はかつて
そして、追放に至った理由はもう1つある。その義骸が入った死神の霊力を分解し続けるからだ。そのため、中に入った死神は霊力がいつまでも回復せず、義骸との連絡は鈍くなり、やがてその魂魄は霊力を完全に失って──────死神からただの人間の魂魄へと成り下がる。
解るかい。彼は君に力を貸したわけじゃない。君を人間にすることで『崩玉』の所在を完全にくらませようとしていたんだ。
…だが幸い、数ヶ月後に君は現世で発見された。僕は、すぐに四十六室を──────」
藍染がそこまで言うと、藍染の上に大きな影が落ちる。そしてそれは、藍染の背後に降り立った。
狛「藍染!!!!」
それは、七番隊隊長・狛村左陣だった。狛村は、自身の斬魄刀「天譴」で藍染に斬りかかった。だがそれは、いとも容易く素手で受け止められてしまった。
そして、狛村は藍染や東仙に今回の裏切りの怒りを訴え卍解しようとするが───
狛「(馬鹿な
藍染は
狛村から離れた距離にいる東仙の隣にいたはずの藍染が狛村のすぐ前にいた。
そして───
藍「破道の九十『
黒棺が解けると、狛村はかなりの傷を負っていた。そして、そのまま倒れてしまった。
一「(──────……
…同じ隊長格同士で……ここまで手も足も出ねえのかよ──────────…)」
藍「…鏡花水月の『完全催眠』は無欠。例えわかっていても、逃れる術などありはしない」
市「九十番台詠唱破棄!怖いわァ
いつの間にそんなことできるようにならはったんです?」
藍「いや、失敗だ。本来の破壊力の3分の1も出せていない。やはり、九十番台は扱いが難しいよ。
…さて、済まない。君達との話の途中だったね」
藍染はそう言うと続きを話し始める。