藍染の目的
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真実
そして、双極の丘──
藍「…何?」
恋「…断る。…と言ったんです。藍染隊長」
藍「…成程」
ギンが腰の左側に帯刀した自身の斬魄刀「神鎗」の柄に手を置く。それを藍染が止めた。
藍「いいよ、ギン」
藍染は、前に進みでる。
藍「君は強情だからね、阿散井くん
朽木ルキアだけ置いて退がるのが厭 だと言うなら、仕方無い
こちらも君の気持ちを汲もう。抱えたままで良い」
藍染は、腰の左側に帯刀している鏡花水月の柄を握り、鞘から抜く。
藍「腕ごと置いて退がりたまえ」
恋次は咄嗟に後ろへ飛んだ。
ル「…れ……恋次…!」
藍「…やれやれ…」
恋次は、右腕を斬られはしたが左腕にルキアを抱え、右手に蛇尾丸を持って立っている。
藍「随分上手く躱すようになったじゃないか、阿散井くん。成長したんだね、嬉しいよ
だけど、できれば余り粘ってほしくはないな。潰さないように蟻を踏むのは、力の加減が難しいんだ
僕も君の元上官として、君を死なせるのは忍びない」
恋「─────…」
ル「…恋次…!」
恋「黙ってろ…ルキア」
恋次は、呼吸を乱しながらも言う。
恋「何が…〝死なせるのは忍びない〟だ…
だったら何で、雛森は殺した…!」
藍「彼女は、僕無しでは生きられない。そういう風に仕込んだ。殺して行くのは情けだと思わないか
…しかし、彼女を手にかけたくなかったのも事実だよ。だから、少し手間をかけて吉良くんや日番谷くんと殺し合って貰おうと思ったんだが、中々上手くいかなくてね
だから仕方無く、僕が殺したんだ」
藍染はそう淡々と述べた。
恋「そうかよ…
吉良も…雛森も…あんたの掌で転がされてただけってワケかよ…」
藍「君もだ、阿散井くん」
恋「…良く解ったぜ
あんたはもう、俺の知ってる藍染隊長じゃ無 えって事がな
どんな理由があるか知らねえが、死んでもあんたにルキアは渡さねえ!」
藍「もう自分の知る藍染惣右介ではない か。残念だがそれは錯覚だよ、阿散井くん
君の知る藍染惣右介など、最初から何処にも居はしない」
恋次はそこまで聞くと、上に飛び上がり、始解をする。
恋「咆えろ『蛇尾丸』!!!」
その後、恋次は何度か攻撃を仕掛けたが全ての攻撃を止められ、挙句、一護と共闘しても2人とも斬り伏せられてしまった。そして、起き上がった一護に対し、藍染は言い放つ。
藍「君達の役目は終わりだ」
一「…役…目………だと……!?」
藍「そうだ。君達が西流魂街に侵入してくることはわかっていた。だから、常にその近辺に注意を払い、何かあればすぐにギンに直接向かえるように隊の配置に手を回していたんだよ。
瀞霊壁が下り、門の内側には隊長格がうろついている。となれば、残る侵入方法は、志波空鶴の花鶴大砲 しかない。派手な侵入だ。
しかもその侵入者は、隊長格がとり逃がす程の実力者。否が応でも、瀞霊廷中の死神の目はそちらに集中する。
実際、廷内侵入後の君達の活躍は素晴らしかったよ。お陰で隊長が1人殺されても、大した騒ぎにならずに済んだ。実に動き易かった」
一「ま…待て…。あんた…なんで俺達が…西流魂街から来るってわかったんだ…?」
藍「…おかしな事を訊くね。決まってるだろう。西流魂街は浦原喜助の拠点だからだよ。
彼の作る穿界門で侵入できるのは、西流魂街だけだ」
一「…な…」
一護は驚いた表情をする。
藍「…何だその顔は。君達は彼の部下だろう?君達は浦原喜助の命令で、朽木ルキアの奪還に来たんじゃないのか?」
一「…ど……どういう…」
藍「…成程。どうやら何も聞かされてはいないようだね。…まあ良い。最後だ、僕が教えておこう。
死神には基本的に4つの戦闘方法があるのを知っているかい?斬術・白打・歩法・鬼道の4つがそれだ。だが、そのどれもに限界強度というものが存在する。どの能力も極めれば、死神としての魂魄の強度の壁につきあたり、そこで成長は止まる。つまり、そこが死神の限界だ。
ならば、そこを突破して全ての能力を限界を超えて強化する方法はないのか?
あるんだ、ただ1つだけ。それは、死神の虚化だ」
そして、双極の丘──
藍「…何?」
恋「…断る。…と言ったんです。藍染隊長」
藍「…成程」
ギンが腰の左側に帯刀した自身の斬魄刀「神鎗」の柄に手を置く。それを藍染が止めた。
藍「いいよ、ギン」
藍染は、前に進みでる。
藍「君は強情だからね、阿散井くん
朽木ルキアだけ置いて退がるのが
こちらも君の気持ちを汲もう。抱えたままで良い」
藍染は、腰の左側に帯刀している鏡花水月の柄を握り、鞘から抜く。
藍「腕ごと置いて退がりたまえ」
恋次は咄嗟に後ろへ飛んだ。
ル「…れ……恋次…!」
藍「…やれやれ…」
恋次は、右腕を斬られはしたが左腕にルキアを抱え、右手に蛇尾丸を持って立っている。
藍「随分上手く躱すようになったじゃないか、阿散井くん。成長したんだね、嬉しいよ
だけど、できれば余り粘ってほしくはないな。潰さないように蟻を踏むのは、力の加減が難しいんだ
僕も君の元上官として、君を死なせるのは忍びない」
恋「─────…」
ル「…恋次…!」
恋「黙ってろ…ルキア」
恋次は、呼吸を乱しながらも言う。
恋「何が…〝死なせるのは忍びない〟だ…
だったら何で、雛森は殺した…!」
藍「彼女は、僕無しでは生きられない。そういう風に仕込んだ。殺して行くのは情けだと思わないか
…しかし、彼女を手にかけたくなかったのも事実だよ。だから、少し手間をかけて吉良くんや日番谷くんと殺し合って貰おうと思ったんだが、中々上手くいかなくてね
だから仕方無く、僕が殺したんだ」
藍染はそう淡々と述べた。
恋「そうかよ…
吉良も…雛森も…あんたの掌で転がされてただけってワケかよ…」
藍「君もだ、阿散井くん」
恋「…良く解ったぜ
あんたはもう、俺の知ってる藍染隊長じゃ
どんな理由があるか知らねえが、死んでもあんたにルキアは渡さねえ!」
藍「
君の知る藍染惣右介など、最初から何処にも居はしない」
恋次はそこまで聞くと、上に飛び上がり、始解をする。
恋「咆えろ『蛇尾丸』!!!」
その後、恋次は何度か攻撃を仕掛けたが全ての攻撃を止められ、挙句、一護と共闘しても2人とも斬り伏せられてしまった。そして、起き上がった一護に対し、藍染は言い放つ。
藍「君達の役目は終わりだ」
一「…役…目………だと……!?」
藍「そうだ。君達が西流魂街に侵入してくることはわかっていた。だから、常にその近辺に注意を払い、何かあればすぐにギンに直接向かえるように隊の配置に手を回していたんだよ。
瀞霊壁が下り、門の内側には隊長格がうろついている。となれば、残る侵入方法は、志波空鶴の
しかもその侵入者は、隊長格がとり逃がす程の実力者。否が応でも、瀞霊廷中の死神の目はそちらに集中する。
実際、廷内侵入後の君達の活躍は素晴らしかったよ。お陰で隊長が1人殺されても、大した騒ぎにならずに済んだ。実に動き易かった」
一「ま…待て…。あんた…なんで俺達が…西流魂街から来るってわかったんだ…?」
藍「…おかしな事を訊くね。決まってるだろう。西流魂街は浦原喜助の拠点だからだよ。
彼の作る穿界門で侵入できるのは、西流魂街だけだ」
一「…な…」
一護は驚いた表情をする。
藍「…何だその顔は。君達は彼の部下だろう?君達は浦原喜助の命令で、朽木ルキアの奪還に来たんじゃないのか?」
一「…ど……どういう…」
藍「…成程。どうやら何も聞かされてはいないようだね。…まあ良い。最後だ、僕が教えておこう。
死神には基本的に4つの戦闘方法があるのを知っているかい?斬術・白打・歩法・鬼道の4つがそれだ。だが、そのどれもに限界強度というものが存在する。どの能力も極めれば、死神としての魂魄の強度の壁につきあたり、そこで成長は止まる。つまり、そこが死神の限界だ。
ならば、そこを突破して全ての能力を限界を超えて強化する方法はないのか?
あるんだ、ただ1つだけ。それは、死神の虚化だ」