黒幕の正体
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本性、そして真の能力
藍「騙したつもりはないさ。ただ、君達が誰1人理解していなかっただけだ。僕の本当の姿をね」
冬「…理解して…ない…。雛森は…雛森はてめえに憧れ、てめえの近くに少しでもいたくて護廷十三隊に入り…てめえの役に立ちたいと、それこそ死にもの狂いで努力して、やっとの思いで副隊長になったんだ…」
藍「知ってるさ。自分に憧れを抱く人間ほど御し易いものは無い
だから僕が彼女を僕の部下にと推したんだ」
冬「な…」
藍「良い機会だ。1つ憶えておくといい、日番谷くん
憧れは、理解から最も遠い感情だよ」
藍染は冬獅郎にそう言い放った。それを聞いた冬獅郎は、背中に背負っている自身の斬魄刀「氷輪丸」を鞘から抜いた。たちまち、辺りに冷気が漂い始める。
冬「────卍解大紅蓮氷輪丸 」
冬獅郎は卍解をした。その姿は、刀を持った腕から連なる巨大な翼を持つ西洋風の氷の龍を冬獅郎自身が纏い、背後に3つの巨大な花のような氷の結晶が浮かんでいる。冬獅郎の霊圧により、辺りが一瞬にして凍りつく。
冬「───藍染、俺はてめえを…殺す」
冬獅郎のその言葉に藍染は不気味に口角を上げる。
藍「…あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」
冬獅郎は、藍染に向かっていく。そして藍染の胸を貫き、藍染とその周りが凍りつく。だが、冬獅郎が貫いた藍染は贋物。気付けば、冬獅郎の視界は真っ赤に───自身の血に染まった。
冬獅郎の卍解が氷が割れたように解ける。
冬「…嘘………だろ…」
冬獅郎は倒れた。
藍「…いい眺めだな。季節じゃあないが、この時期に見る氷も悪くない」
藍染は階段を下りる。ここで藍染を呼び止める声がした。
?「…やはり此処でしたか、藍染隊長。…いえ、もはや〝隊長〟と呼ぶべきではないのでしょうね。大逆の罪人、藍染惣右介」
藍「どうも、卯ノ花隊長」
藍染の目の前には卯ノ花が立っていた。傍には勇音もいる。
藍「来られるとすればそろそろだろうと思っていましたよ。すぐに此処だとわかりましたか?」
卯「如何なる理由があろうとも、立ち入ることを許されない完全禁踏区域は、瀞霊廷内にはこの清浄塔居林ただ1箇所のみ
貴方があれほどまでに精巧な『死体の人形』を作ってまで身を隠そうとしたのなら、その行く先は瀞霊廷内で最も見つかりにくい、ここを置いて他にありません」
卯ノ花がそう言い終わると、藍染は口を開く。
藍「惜しいな。読みは良いが間違いが2つある
まず1つ目に、僕は身を隠す為にここへ来た訳じゃない。そしてもう1つ──
これは『死体の人形』では無い」
卯「!」
藍染の右手には、藍染の『死体の人形』があった。2人の顔が、驚きにみちる。
勇「…い…いつの間に───…!」
藍「何時の間に ?この手に持っていたさ。さっきからずっとね
ただ…今この瞬間まで僕がそう見せようとしなかった だけのことだ」
卯「……!?」
勇「ど……どういう……」
藍「すぐにわかるさ。そら、解くよ
砕けろ『鏡花水月 』」
藍染がそう唱えると、藍染の持っていた藍染の『死体の人形』が鏡が割れたように砕け、本当の姿──斬魄刀の姿が現れた。藍染は柄から手を離し重力に従って、下に落ちた鏡花水月はそのまま床に突き刺さった。
藍「僕の斬魄刀『鏡花水月』。有する能力は『完全催眠』だ」
勇「…嘘…
だって、鏡花水月は流水系の斬魄刀で…霧と水流の乱反射で敵を撹乱し、同士討ちさせるって…。藍染隊長、そう仰ってたじゃないですか…
私達副隊長を集めて…実際に目の前で見せてくださったじゃないですか!」
勇音がそう訴えるも藍染は薄い笑みを浮かべている。
卯「…成程…
それこそが…催眠の〝儀式〟という訳ですか」
藍「御明答」
勇「────────!」
藍染は自身の斬魄刀の能力を話し始めた。
藍「騙したつもりはないさ。ただ、君達が誰1人理解していなかっただけだ。僕の本当の姿をね」
冬「…理解して…ない…。雛森は…雛森はてめえに憧れ、てめえの近くに少しでもいたくて護廷十三隊に入り…てめえの役に立ちたいと、それこそ死にもの狂いで努力して、やっとの思いで副隊長になったんだ…」
藍「知ってるさ。自分に憧れを抱く人間ほど御し易いものは無い
だから僕が彼女を僕の部下にと推したんだ」
冬「な…」
藍「良い機会だ。1つ憶えておくといい、日番谷くん
憧れは、理解から最も遠い感情だよ」
藍染は冬獅郎にそう言い放った。それを聞いた冬獅郎は、背中に背負っている自身の斬魄刀「氷輪丸」を鞘から抜いた。たちまち、辺りに冷気が漂い始める。
冬「────卍解
冬獅郎は卍解をした。その姿は、刀を持った腕から連なる巨大な翼を持つ西洋風の氷の龍を冬獅郎自身が纏い、背後に3つの巨大な花のような氷の結晶が浮かんでいる。冬獅郎の霊圧により、辺りが一瞬にして凍りつく。
冬「───藍染、俺はてめえを…殺す」
冬獅郎のその言葉に藍染は不気味に口角を上げる。
藍「…あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」
冬獅郎は、藍染に向かっていく。そして藍染の胸を貫き、藍染とその周りが凍りつく。だが、冬獅郎が貫いた藍染は贋物。気付けば、冬獅郎の視界は真っ赤に───自身の血に染まった。
冬獅郎の卍解が氷が割れたように解ける。
冬「…嘘………だろ…」
冬獅郎は倒れた。
藍「…いい眺めだな。季節じゃあないが、この時期に見る氷も悪くない」
藍染は階段を下りる。ここで藍染を呼び止める声がした。
?「…やはり此処でしたか、藍染隊長。…いえ、もはや〝隊長〟と呼ぶべきではないのでしょうね。大逆の罪人、藍染惣右介」
藍「どうも、卯ノ花隊長」
藍染の目の前には卯ノ花が立っていた。傍には勇音もいる。
藍「来られるとすればそろそろだろうと思っていましたよ。すぐに此処だとわかりましたか?」
卯「如何なる理由があろうとも、立ち入ることを許されない完全禁踏区域は、瀞霊廷内にはこの清浄塔居林ただ1箇所のみ
貴方があれほどまでに精巧な『死体の人形』を作ってまで身を隠そうとしたのなら、その行く先は瀞霊廷内で最も見つかりにくい、ここを置いて他にありません」
卯ノ花がそう言い終わると、藍染は口を開く。
藍「惜しいな。読みは良いが間違いが2つある
まず1つ目に、僕は身を隠す為にここへ来た訳じゃない。そしてもう1つ──
これは『死体の人形』では無い」
卯「!」
藍染の右手には、藍染の『死体の人形』があった。2人の顔が、驚きにみちる。
勇「…い…いつの間に───…!」
藍「
ただ…今この瞬間まで僕が
卯「……!?」
勇「ど……どういう……」
藍「すぐにわかるさ。そら、解くよ
砕けろ『
藍染がそう唱えると、藍染の持っていた藍染の『死体の人形』が鏡が割れたように砕け、本当の姿──斬魄刀の姿が現れた。藍染は柄から手を離し重力に従って、下に落ちた鏡花水月はそのまま床に突き刺さった。
藍「僕の斬魄刀『鏡花水月』。有する能力は『完全催眠』だ」
勇「…嘘…
だって、鏡花水月は流水系の斬魄刀で…霧と水流の乱反射で敵を撹乱し、同士討ちさせるって…。藍染隊長、そう仰ってたじゃないですか…
私達副隊長を集めて…実際に目の前で見せてくださったじゃないですか!」
勇音がそう訴えるも藍染は薄い笑みを浮かべている。
卯「…成程…
それこそが…催眠の〝儀式〟という訳ですか」
藍「御明答」
勇「────────!」
藍染は自身の斬魄刀の能力を話し始めた。