決着

ｶﾂ「皆さん、ナルト君が6人目のペインを倒しました」
全「！」
リ「やっぱり、ナルト君ですね！」

リーは自身の左手に拳を打ちつけ、感心する。

ｻｸ「ナルトの状態は？怪我はどうなんです！？」
ｶﾂ「疲れきっていますが…大丈夫です」

ヒナタはそれを聞き、目に涙を浮かべる。

ヒ「(よかった…。ナルト君…よかった…！)」
ガ「で、ナルトはどこに居る！？」
ｶﾂ「ペインの本体のところへ単独で向かっています」
ｻｸ･ﾋ「！」
ネ「何でそんな無謀な事を！
ガイ先生！オレ達も向かおう」
ガ「オウ！」
ｶﾂ「しかし…ナルト君は増援を望んではいません」
ガ「な…なに？！」
ネ「ダメだ！1人でやりすぎだ！もうナルトはかなり弱ってる。ナルトの居場所まで案内して下さい！」
ｶﾂ「………」

カツユはネジ達をナルトの元へ向かわせるべきか、ナルトの望みを尊重すべきか悩み沈黙する。
そこに、アカネが口を開く。

『ナルトが増援を望まずに単独で本体のところへ向かったのは、ナルトなりに何か考えがあったからなんじゃないの？なら、私達はナルトを信じてただ待っていればいい』

アカネのその言葉にその場にいる皆が沈黙する。しかし、突如緑色の光が木ノ葉に舞う。その緑色の光は触れた者達を次々と生き返らせていく。
そして、それはフカサクにも触れた。

リ「何です？！あの光は…」

光に触れたフカサクが突然ゆっくりと起き上がった。

ｼﾏ「！！？」
フ「…母ちゃん…。…ここはどこじゃ？」

フカサクが突如生き返り、それに驚いたシマが叫び、ガイやリーも驚きの声を上げる。サクラ達もそれを呆然と見つめる。

ｻｸ「(フカサク様は確実に死んでいた！何なのコレ…。一体、何が起こったの！？)」
『コレは…まさか…〝外道・輪廻転生の術〟…！！』
ｻｸ「え…？」
『もしかして、これでカカシ先輩も……』

それからナルトが木ノ葉にカカシにおぶられながらも帰還し、里の者達はそんなナルトを里を救った英雄として迎えた。
翌日、里の復興開始前にアカネはイタチとサスケの事をサスケの同期達やガイ班に話し、2人とイズミの存在を綱手は容認している事と紅葉一族の預かりにある事を伝えた。
そして、綱手が昏睡状態で火影が不在ではあるが、里の復興が始まる。