イタチ救出

暫くして、森の中をイズミと共に只管進んでいたアカネはカカシ達の姿を見つける。

『カカシ先輩！』
カ「！…アカネか」

アカネとイズミはカカシの傍に着地する。

カ「自来也様は？」
『重症ですが、何とか助け出せました。今は綱手様とシズネさんと共に治療し、木ノ葉病院にて眠っています』
カ「そうか…」
『…では、私達は特別任務に向かいます』
カ「ああ…任せたぞ、アカネ、イズミ」
ｲｽﾞ「『はい』」

アカネとイズミは返事をすると瞬身の術を使い、うちはのアジトへと向かった。
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『…見えた！！…けど、あの黒炎は…イタチさんの〝天照（アマテラス）〟…』
ｲｽﾞ「急ごう！」

アカネとイズミはさらにスピードを上げ、うちはのアジトが目と鼻の先まで近づいている。

『…白眼！！
───…！サスケとイタチさんの2人が対峙…そして2人以外のチャクラ…
(…このチャクラ…。…少し、仕組ませてもらうわ)』

アカネは移動しながらも複数の印を組んでいく。

ｲｽﾞ「アカネちゃん…？」
『…秘策、です』
ｲｽﾞ「…？」

さらに移動していくと、辺りに雨が降り雷が鳴り始める。そして、雷の化身のようなものが地に落ちた。

『…！あれは…このチャクラ…須佐能乎…
(けど…大丈夫だ。もう着いた…！)」

しかし、突如イタチの須佐能乎が弱まる。

『イタチさん！そこまでです！
(───…万華鏡写輪眼・月詠！！)』

アカネはサスケとイタチの間に瞬身の術で現れると月詠で本来の未来であったイタチが死んだ瞬間の幻術をサスケにかけて見せる。そして、イズミは須佐能乎を解いたイタチを支え、医療忍術をかけ始める。

『…ついでに8年前の真相も…見せてあげるわ』

アカネはさらに幻術を操り、8年前のうちは一族抹殺の真相を見せた。そして、サスケが幻術から覚める。だが、その後サスケはそのまま気絶した。
アカネはイタチの傍に歩み寄り、イズミに加わり掌仙術を行う。

『…イタチさん、ここをずっと見ていたと思われるゼツとかいう奴はここら一帯を幻術にかけたので上手くいっていればイタチさんが死んだと思っているはずです。…今頃──』

アカネ達がこうしている間、トビと交戦し足止めされていたカカシ達にサスケが勝ち、イタチが死んだという事をゼツから聞かされ、その後ゼツとトビは消え去った。