三尾
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赤い水晶
カ「大蛇丸のアジトを突き止めるという任務は一応達成出来たが…」
シノ「任務が達成出来たとは言えない」
カ「ほぅ…」
シノ「何故なら、大蛇丸の情報なしには里に戻る訳にはいかないからだ」
キ「その通りだぜ、カカシ先生!」
ヒ「あの…情報ならまだ途切れていません。敵は時限装置を仕掛けた…。つまり、ここから出ていった人達がいるという事です」
キ「…!」
シノ「……」
ヒナタの言葉にカカシは頷く。
カ「そういう事だな。情報を持った敵がまだ近くにいる」
キ「なら決まりだ!そいつらを追うぜ!」
シノ「索敵なら任せろ。何故なら、オレの寄壊蟲の得意とする所だからだ」
シノは両手から寄壊蟲を放った。
キ「んだと!?オレと赤丸の鼻を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
赤「ワン!!」
ヒ「わ…私だって!」
アカネは仕方ないといったようにため息をつき、口を開く。
『念の為私も索敵するわ。私は空から』
アカネは親指を噛み、血を出す。
『口寄せの術!!』
アカネは4羽の烏を口寄せした。
『あなた達は四方に散り、上空からここら一帯を探しなさい』
アカネがそう指示すると4羽の烏はそれぞれ別々の方向に飛び立った。
─────────────────────────
それから一行は木々を飛び移りながら移動していた。その時、シノの傍を寄壊蟲が通る。するとシノは木の上で止まる。
シノ「蟲が敵を捉えた」
『こっちもです。シノの蟲と全く同じ場所で』
そしてシノとアカネは方向を変えて飛び上がり先行する。他の3人と1匹もそれに続いていく。
一行が辿り着いた場所には人が赤い水晶に閉じ込められた光景が広がっていた。
ヒ「水晶に閉じ込める術?」
キ「土遁か?」
ヒ「こんなの見た事ないけど…」
シノ「寄壊蟲も同じ術にやられたようだ」
シノは寄壊蟲が閉じ込められた小さな水晶を手に持って言った。するとその直後、その水晶が砕け散る。そして、他の人が閉じ込められていた水晶も次々に砕け散っていく。
カ「(まさか…これは…)」
『(これ…敵は血継限界を持ってる…!)』
カカシは忍犬のパックンを口寄せする。
パ「なんじゃ?カカシ」
カ「これを里に…五代目に届け分析するよう頼んでくれ」
カカシは寄壊蟲が閉じ込められた水晶を見せる。
パ「なんじゃこれは?」
カ「大蛇丸の仲間と思われる敵の術にやられたシノの寄壊蟲だ」
パ「大蛇丸じゃと?!」
カ「足跡からすると他にも敵が5、6人。オレ達はそいつらを追跡しなければならない」
カカシはパックンの右前足をとり、そこに巻いてある包帯に挟む。
カ「大至急で頼むよ」
パ「任せろ」
パックンは駆け出す。カカシは「頼んだよ」とパックンを送り出した。
カ「よし…オレ達は敵を追う」
カカシはある方向を指さす。
カ「この方角の延長線上を範囲を広げて探すよ。僅かな痕跡も見逃すな」
ヒ「はい」
赤「ワン!!」
キ「おう!」
シノ「…」
『はい』
その日の夜。一行は大きな切り株の空洞の中にいた。
キ「カカシ先生にアカネさん、こんな所でのんびりしてて大丈夫なのかよ?」
シノ「捜索はオレの蟲達に任せ、今は体を休めておくことだ」
ヒ「そうだよ、キバくん」
『ええ…敵の正体も掴めていない今、闇雲に動くのは危険よ』
カ「それに、あの結晶の術…パックンが戻るまでは慎重に動いた方がいい」
カ「大蛇丸のアジトを突き止めるという任務は一応達成出来たが…」
シノ「任務が達成出来たとは言えない」
カ「ほぅ…」
シノ「何故なら、大蛇丸の情報なしには里に戻る訳にはいかないからだ」
キ「その通りだぜ、カカシ先生!」
ヒ「あの…情報ならまだ途切れていません。敵は時限装置を仕掛けた…。つまり、ここから出ていった人達がいるという事です」
キ「…!」
シノ「……」
ヒナタの言葉にカカシは頷く。
カ「そういう事だな。情報を持った敵がまだ近くにいる」
キ「なら決まりだ!そいつらを追うぜ!」
シノ「索敵なら任せろ。何故なら、オレの寄壊蟲の得意とする所だからだ」
シノは両手から寄壊蟲を放った。
キ「んだと!?オレと赤丸の鼻を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
赤「ワン!!」
ヒ「わ…私だって!」
アカネは仕方ないといったようにため息をつき、口を開く。
『念の為私も索敵するわ。私は空から』
アカネは親指を噛み、血を出す。
『口寄せの術!!』
アカネは4羽の烏を口寄せした。
『あなた達は四方に散り、上空からここら一帯を探しなさい』
アカネがそう指示すると4羽の烏はそれぞれ別々の方向に飛び立った。
─────────────────────────
それから一行は木々を飛び移りながら移動していた。その時、シノの傍を寄壊蟲が通る。するとシノは木の上で止まる。
シノ「蟲が敵を捉えた」
『こっちもです。シノの蟲と全く同じ場所で』
そしてシノとアカネは方向を変えて飛び上がり先行する。他の3人と1匹もそれに続いていく。
一行が辿り着いた場所には人が赤い水晶に閉じ込められた光景が広がっていた。
ヒ「水晶に閉じ込める術?」
キ「土遁か?」
ヒ「こんなの見た事ないけど…」
シノ「寄壊蟲も同じ術にやられたようだ」
シノは寄壊蟲が閉じ込められた小さな水晶を手に持って言った。するとその直後、その水晶が砕け散る。そして、他の人が閉じ込められていた水晶も次々に砕け散っていく。
カ「(まさか…これは…)」
『(これ…敵は血継限界を持ってる…!)』
カカシは忍犬のパックンを口寄せする。
パ「なんじゃ?カカシ」
カ「これを里に…五代目に届け分析するよう頼んでくれ」
カカシは寄壊蟲が閉じ込められた水晶を見せる。
パ「なんじゃこれは?」
カ「大蛇丸の仲間と思われる敵の術にやられたシノの寄壊蟲だ」
パ「大蛇丸じゃと?!」
カ「足跡からすると他にも敵が5、6人。オレ達はそいつらを追跡しなければならない」
カカシはパックンの右前足をとり、そこに巻いてある包帯に挟む。
カ「大至急で頼むよ」
パ「任せろ」
パックンは駆け出す。カカシは「頼んだよ」とパックンを送り出した。
カ「よし…オレ達は敵を追う」
カカシはある方向を指さす。
カ「この方角の延長線上を範囲を広げて探すよ。僅かな痕跡も見逃すな」
ヒ「はい」
赤「ワン!!」
キ「おう!」
シノ「…」
『はい』
その日の夜。一行は大きな切り株の空洞の中にいた。
キ「カカシ先生にアカネさん、こんな所でのんびりしてて大丈夫なのかよ?」
シノ「捜索はオレの蟲達に任せ、今は体を休めておくことだ」
ヒ「そうだよ、キバくん」
『ええ…敵の正体も掴めていない今、闇雲に動くのは危険よ』
カ「それに、あの結晶の術…パックンが戻るまでは慎重に動いた方がいい」