最終局面
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リスク
それからナルトによって倒された角都をカカシが雷切で最後のトドメをさし、第七班と第十班は木ノ葉へ帰還し、綱手に報告をした。
綱「皆ご苦労だった。当面の脅威は去ったが、〝暁〟はまだいる…。これからも気をぬくんじゃないよ。
…ナルト、その傷は…?」
ナ「ああ、名誉の負傷だってばよ」
サク「一応、応急処置は済ませてありますが…」
綱「………。念の為、木ノ葉病院でしっかり見てもらえ」
ナ「いやァー…オレは別に…」
サク「別にじゃない!大丈夫です、師匠。私が責任もって連れていきますから」
サクラはナルトの首を腕で絞め、左手でナルトの頭を軽く殴りながらそう言う。綱手はため息をつく。
綱「では、これからお前達2班にはしばしの休養をあたえる。各々心身の疲れを癒すように。では解散!」
そして、2班は火影塔を出ると解散した。
─────────────────────────
その日の夜の木ノ葉病院の検死室1では持ち帰った角都の遺体を綱手、カカシ、ヤマト、アカネが囲んでいた。
綱「検死作業はまだ終わっていないが…遺体を調べるうちに、ナルトの新術について分かった事がある」
ヤ・カ「『………』」
綱「此奴の受けたダメージは打撃などの通常攻撃によるものとは全く別のものだ」
カ「…といいますと?」
綱「体細胞に繋がる経絡系の1つ1つが全て断ち切られている」
ヤ「経絡系が…!?」
綱「ああ…そうだ。こんな状態は本来なら有り得ん」
『それに関しては私もナルトが新術を放った後に白眼で見ていたんですが驚きました』
カ「風遁・螺旋手裏剣…ここまでとは……」
綱「これは攻撃というよりかは毒の効果に近いな。細胞レベルにダメージをあたえる極小サイズの攻撃…。おそらく、風のチャクラを無数の小さな刀に形態変化させ…体の細胞全てを攻撃した」
ヤ「なんて術だ…」
カ「んー…毒か…。攻撃回数というより攻撃濃度で表した方が的確ですかね…」
『それで、術者であるナルトの方は…』
綱「問題はそっちだ」
『やはり…』
アカネとヤマトは眉根を寄せる。
綱「………。カカシ…その新術…風遁・螺旋手裏剣は二度とナルトに使わせるな」
ヤ・カ「『!』」
ヤ「そこまで…!?」
綱「ナルトの右手にも同じ症状が見て取れた。此奴程ではないがな…。もしこれ以上新術を使い続ければ…ナルトはチャクラを練る事が出来なくなる」
『………』
ヤ「これだけの術ですからね…リスクも…」
綱「………。細胞が経絡系から離れたらあたしの医療忍術でも治せん。もちろん紅葉一族の使役する口寄せ獣でもだ。ナルトにも重々伝えておけ」
カ「……」
検死室の中にとても重い空気が漂った。
それからナルトによって倒された角都をカカシが雷切で最後のトドメをさし、第七班と第十班は木ノ葉へ帰還し、綱手に報告をした。
綱「皆ご苦労だった。当面の脅威は去ったが、〝暁〟はまだいる…。これからも気をぬくんじゃないよ。
…ナルト、その傷は…?」
ナ「ああ、名誉の負傷だってばよ」
サク「一応、応急処置は済ませてありますが…」
綱「………。念の為、木ノ葉病院でしっかり見てもらえ」
ナ「いやァー…オレは別に…」
サク「別にじゃない!大丈夫です、師匠。私が責任もって連れていきますから」
サクラはナルトの首を腕で絞め、左手でナルトの頭を軽く殴りながらそう言う。綱手はため息をつく。
綱「では、これからお前達2班にはしばしの休養をあたえる。各々心身の疲れを癒すように。では解散!」
そして、2班は火影塔を出ると解散した。
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その日の夜の木ノ葉病院の検死室1では持ち帰った角都の遺体を綱手、カカシ、ヤマト、アカネが囲んでいた。
綱「検死作業はまだ終わっていないが…遺体を調べるうちに、ナルトの新術について分かった事がある」
ヤ・カ「『………』」
綱「此奴の受けたダメージは打撃などの通常攻撃によるものとは全く別のものだ」
カ「…といいますと?」
綱「体細胞に繋がる経絡系の1つ1つが全て断ち切られている」
ヤ「経絡系が…!?」
綱「ああ…そうだ。こんな状態は本来なら有り得ん」
『それに関しては私もナルトが新術を放った後に白眼で見ていたんですが驚きました』
カ「風遁・螺旋手裏剣…ここまでとは……」
綱「これは攻撃というよりかは毒の効果に近いな。細胞レベルにダメージをあたえる極小サイズの攻撃…。おそらく、風のチャクラを無数の小さな刀に形態変化させ…体の細胞全てを攻撃した」
ヤ「なんて術だ…」
カ「んー…毒か…。攻撃回数というより攻撃濃度で表した方が的確ですかね…」
『それで、術者であるナルトの方は…』
綱「問題はそっちだ」
『やはり…』
アカネとヤマトは眉根を寄せる。
綱「………。カカシ…その新術…風遁・螺旋手裏剣は二度とナルトに使わせるな」
ヤ・カ「『!』」
ヤ「そこまで…!?」
綱「ナルトの右手にも同じ症状が見て取れた。此奴程ではないがな…。もしこれ以上新術を使い続ければ…ナルトはチャクラを練る事が出来なくなる」
『………』
ヤ「これだけの術ですからね…リスクも…」
綱「………。細胞が経絡系から離れたらあたしの医療忍術でも治せん。もちろん紅葉一族の使役する口寄せ獣でもだ。ナルトにも重々伝えておけ」
カ「……」
検死室の中にとても重い空気が漂った。