〝暁〟
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火ノ寺
─火影塔・屋上─
綱手によって火影塔の屋上に新編成された20小隊が集められた。
綱「話はここまでだ。何か質問のある者はいるか?」
そこでアスマが手を上げる。
綱「何だ?」
ア「あそこには、元〝守護忍十二士〟の地陸がいるはずです。彼は、どうなったんです?」
綱手は、火ノ寺から来た僧に目を向ける。
僧「………。地陸様は、そやつらの手にかかり亡くなりました」
ア「……!
(あの地陸が…馬鹿な…)」
シ「………」
綱「木ノ葉の威信にかけても、何より火の国安全のためにも奴らをこれ以上野放しにしておくわけにはいかない。
奴らの目的も知りたいが、かなりの手練だ。火の国から絶対逃すな。必ず見付け出し、身柄の拘束が不可能な場合、抹殺しろ。
行け!散!!」
綱手がそう言うと、集まっていた忍達が小隊ごとに四方八方へと散っていく。
アカネが入る小隊のメンバーはアスマ、アカネの上忍2人にシカマル、はがねコテツ、神月イズモの中忍3人の計5人だ。
シ「さて」
ア「じゃあオレたちは、火ノ寺からあたるぞ。
………。…誰かがやらなきゃな…」
シ「…?」
ア「行くぞ」
─────────────────────────
出発したアスマ、シカマル、コテツ、イズモ、アカネの小隊は森の木々を飛び移りながら火ノ寺を目指していた。
シ「アスマ先生…」
ア「ん?何だ?」
シ「あんた、火ノ寺の地陸って人と知り合いぽかったが」
ア「ああ…言ってなかったか?」
シ「………」
ア「昔の戦友だ。オレが木ノ葉を離れ、〝守護忍十二士〟なんて呼ばれてた頃のな」
コ・イ「『……』」
ア「火ノ寺は近い。急ぐぞ!」
アスマ、シカマル、コテツ、イズモ、アカネの一行は火ノ寺に到着した。
火ノ寺は、門の所だけでもすっかり荒れ果てていた。
『これは…』
火ノ寺から2人の人物が出てくる。
若い僧「木ノ葉の里の方々ですね?」
ア「はい」
若い僧「そちらに保護していただいている僧から連絡を受けております」
住職「拙僧は当・火ノ寺の住職でございます。
所用にて寺を留守にしておったところ、この異変を聞きおよび急ぎ戻って参ったところ…見るも無惨な有様で…」
アカネ達は火ノ寺の門の中へと入る。そこにはたくさんの棺桶が並んでいた。
住職「近隣の寺から人手を借り、亡骸を」
5人はそれらを見回す。
シ「ひでー…」
ア「地陸は、どこに?」
若い僧「実は地陸様の亡骸だけが、どこにも見当たらないのです」
イ「あのー…アスマ隊長」
アスマはイズモに顔を向ける。
イ「コレって、あまり言いたくはないのですが」
シ「……?」
イ「地陸さんは、闇の相場で3000万両の賞金首になってます」
シ「賞金首…。もし〝暁〟の奴らが賞金の事を知っていたら…」
ア「うん」
シ「…換金所か…。…つまり敵は死体を持ち運んでるって事っスね」
ア「『………』」
コ「イズモ…換金所の場所は?」
イ「1番近い場所を含め、全部で5か所だな」
アスマ達の小隊は伝書鳩を5羽飛ばす。
イ「これで他の4か所には、すぐに近くの班が駆け付けます」
ア「よし!オレ達も急ぐぞ」
住職「お待ち下され、猿飛アスマ殿」
アス「!」
住職「これから戦われるあなた方をどうか少しだけ祈らせて下され」
ア「………」
祈りの最中、アスマは地陸を懐かしみ想った。そして、祈りが完了する。
住職「どうかご無事に」
ア「ありがとうございます。…せめて地陸の亡骸は」
住職「いえいえ、無理をなさらずに。
………。アナタも地陸と同じく〝守護忍十二士〟の賞金首。気を付けて下され」
シ「………」
ア「なーに、ご心配にはおよびませんよ!オレの首は地陸よりさらに500万両高いですから」
─火影塔・屋上─
綱手によって火影塔の屋上に新編成された20小隊が集められた。
綱「話はここまでだ。何か質問のある者はいるか?」
そこでアスマが手を上げる。
綱「何だ?」
ア「あそこには、元〝守護忍十二士〟の地陸がいるはずです。彼は、どうなったんです?」
綱手は、火ノ寺から来た僧に目を向ける。
僧「………。地陸様は、そやつらの手にかかり亡くなりました」
ア「……!
(あの地陸が…馬鹿な…)」
シ「………」
綱「木ノ葉の威信にかけても、何より火の国安全のためにも奴らをこれ以上野放しにしておくわけにはいかない。
奴らの目的も知りたいが、かなりの手練だ。火の国から絶対逃すな。必ず見付け出し、身柄の拘束が不可能な場合、抹殺しろ。
行け!散!!」
綱手がそう言うと、集まっていた忍達が小隊ごとに四方八方へと散っていく。
アカネが入る小隊のメンバーはアスマ、アカネの上忍2人にシカマル、はがねコテツ、神月イズモの中忍3人の計5人だ。
シ「さて」
ア「じゃあオレたちは、火ノ寺からあたるぞ。
………。…誰かがやらなきゃな…」
シ「…?」
ア「行くぞ」
─────────────────────────
出発したアスマ、シカマル、コテツ、イズモ、アカネの小隊は森の木々を飛び移りながら火ノ寺を目指していた。
シ「アスマ先生…」
ア「ん?何だ?」
シ「あんた、火ノ寺の地陸って人と知り合いぽかったが」
ア「ああ…言ってなかったか?」
シ「………」
ア「昔の戦友だ。オレが木ノ葉を離れ、〝守護忍十二士〟なんて呼ばれてた頃のな」
コ・イ「『……』」
ア「火ノ寺は近い。急ぐぞ!」
アスマ、シカマル、コテツ、イズモ、アカネの一行は火ノ寺に到着した。
火ノ寺は、門の所だけでもすっかり荒れ果てていた。
『これは…』
火ノ寺から2人の人物が出てくる。
若い僧「木ノ葉の里の方々ですね?」
ア「はい」
若い僧「そちらに保護していただいている僧から連絡を受けております」
住職「拙僧は当・火ノ寺の住職でございます。
所用にて寺を留守にしておったところ、この異変を聞きおよび急ぎ戻って参ったところ…見るも無惨な有様で…」
アカネ達は火ノ寺の門の中へと入る。そこにはたくさんの棺桶が並んでいた。
住職「近隣の寺から人手を借り、亡骸を」
5人はそれらを見回す。
シ「ひでー…」
ア「地陸は、どこに?」
若い僧「実は地陸様の亡骸だけが、どこにも見当たらないのです」
イ「あのー…アスマ隊長」
アスマはイズモに顔を向ける。
イ「コレって、あまり言いたくはないのですが」
シ「……?」
イ「地陸さんは、闇の相場で3000万両の賞金首になってます」
シ「賞金首…。もし〝暁〟の奴らが賞金の事を知っていたら…」
ア「うん」
シ「…換金所か…。…つまり敵は死体を持ち運んでるって事っスね」
ア「『………』」
コ「イズモ…換金所の場所は?」
イ「1番近い場所を含め、全部で5か所だな」
アスマ達の小隊は伝書鳩を5羽飛ばす。
イ「これで他の4か所には、すぐに近くの班が駆け付けます」
ア「よし!オレ達も急ぐぞ」
住職「お待ち下され、猿飛アスマ殿」
アス「!」
住職「これから戦われるあなた方をどうか少しだけ祈らせて下され」
ア「………」
祈りの最中、アスマは地陸を懐かしみ想った。そして、祈りが完了する。
住職「どうかご無事に」
ア「ありがとうございます。…せめて地陸の亡骸は」
住職「いえいえ、無理をなさらずに。
………。アナタも地陸と同じく〝守護忍十二士〟の賞金首。気を付けて下され」
シ「………」
ア「なーに、ご心配にはおよびませんよ!オレの首は地陸よりさらに500万両高いですから」