修行
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〝風〟のチャクラ性質
ナルトの修業は、順調に進んでいた。
ナルトは既に木ノ葉に小さいながらも切れ目を入れられるようになっている。
カ「どうだ?〝九尾〟のチャクラは上手くコントロール出来てるか?テンゾウ」
ヤ「今のところは問題なしです。ってゆーか、今はテンゾウじゃなくてヤマトでお願いします」
カ「ハイハイ」
着々と木ノ葉に切れ目を入れていたはずのナルトがイチャパラを読んでいるカカシの元に駆け寄ってくる。
ナ「あのさ!あのさ!カカシ先生に聞きたいことあんだけど」
カ「なんだ?」
ナ「木ノ葉で〝風〟の〝性質変化〟持ってるの誰かいねーの?」
カ「…コツでも聞くのか?」
ナ「うん!」
カ「…ま、いるっちゃいるけどね。アカネも使えることには使えるけど、あんまり使ってないからね。他だと…今頃、将棋でも指してるかな…」
─────────────────────────
シカマルが銀と書かれたコマを前に進める。
シ「王手」
ア「ハァー!また負けたァ!」
シ「次の仕事の打ち上げ代は、先生持ちって事で、よろしく」
ア「ハイよ…」
その時、「オーイ!」と声がし、2人は声のした方を見ると、ナルトが駆け寄ってきていた。
ナ「アスマ先生ー!」
シ「何だ、ナルトじゃねーか」
ア「何 か用か?」
ナ「実はちっと聞きてー事があんだってばよ」
ナルトはアスマに事情を話す。
ア「〝風〟の〝性質変化〟のコツねェ…」
ナ「そ!」
シ「まさか、チャクラの〝性質変化〟の修業してんのか?」
ナ「おう!」
シ「ありゃセンスが無いとダメだぜ。大丈夫なのか?お前」
ナ「だからアスマ先生に聞きに来たんだってばよ
なぁ、先生もオレと同じ〝風〟のチャクラ性質を持ってんだろ?」
ア「…ナルトが〝風〟のチャクラ性質とはな…こりゃ驚いた」
ナ「アスマ先生、さっそく教えてくれってばよ、そのコツを」
ア「………。そうだな…
今度のアスマ班の任務打ち上げの焼肉代金を立て替えてくれりゃ考えてみるが…」
シ「あ!汚ねー!」
ア「どうだ?」
ナ「んー…」
ナルトはポケットに入ったカエルの蟆財布を開き、中を確認する。
ナ「それくらいなら…ギリか?全財産無くなっちまうけど…(ボソッ
しょうがねー、修業のためだってばよ!」
ア「よし!交渉成立だ」
アスマはメリケンサックとナイフが一体化したチャクラ刀「アイアンナックル」を取り出す。アスマはそれを構える。
ナ「!」
ア「これがオレのチャクラ刀だ」
アスマはチャクラ刀にチャクラを流し込む。
ア「この刀は持ち主のチャクラ性質を吸収する特別な金属で出来てる」
ナ「すげぇ…」
ア「持ってみろ」
ナ「………」
アスマはナルトにチャクラ刀の片方を渡す。
ア「お前もチャクラを刀に流し込んでみろ」
ナ「オッス」
ナルトはチャクラを刀に流し込む。だが、ナルトのチャクラの出方はアスマの鋭いチャクラと違い、不安定で滑らかな感じになっている。
ナ「なんか…アスマ先生とはチャクラの出方が違うってばよ」
ア「いいか、〝風〟の〝性質変化〟はチャクラを2つに分割して擦り合わせるイメージだ」
ナ「擦り合わせる?」
ア「そして、2つのチャクラを互いに薄く研ぐような感じで練り込め」
ナ「…薄く研ぐような感じかァ…」
ア「そうだ。コツは、より薄く鋭くだ」
ナ「あのさ…あの…。ちょっと思ったんだけど…」
ア「何 だ?」
ナ「忍具には切るもんが端からあんのにさ、この〝風〟の〝性質変化〟に意味あんのかな?
そんなら初めから切れる武器で切った方が早いんじゃないの?それにコレとか…切れる武器に切れるチャクラ流して意味あんの?」
ナルトは、今自信が持っているアスマのチャクラ刀に視線を落としながら問う。
ア「…分かった。意味があるかないか見せてやろう。
いいか?オレとお前でこのチャクラ刀を木に向かって同時に投げてみるぞ」
ナ「………何で?」
ア「いいから、ホラ行くぞ」
アスマの「せーの」という掛け声で2人は同時にチャクラを流し込んだチャクラ刀を木に向かって投げる。すると、ナルトの投げたチャクラ刀は木の幹に刺さっただけだが、アスマの投げたチャクラ刀は木を貫通し、木の後ろにあった大きく硬い石に刺さった。
ア「………」
ナ「…す…すげー…。
(木だけじゃなくて…後ろの硬てー石にまで…あんなにめり込んで刺さってる)」
ア「危ないんで今のは抑えたが、本気ならあの石も貫通してる」
ナ「え!?」
ア「同じレベルの忍同士が刃物でガチンコ勝負になった場合、刃物の切れ味で勝負が決まる。〝風〟の〝性質変化〟は近・中距離戦において、1番の攻撃力を持つ。なかなかいないんだぞ…〝風〟のタイプは」
ナ「え、そうか?」
ア「他に聞きたいことがあったらいつでも来い。ただし、焼肉代は頂くけどな」
ナ「オッス!サンキューだってばよ!」
ナルトは印を組むと〝ボン〟と煙をあげて消えた。
ナルトの修業は、順調に進んでいた。
ナルトは既に木ノ葉に小さいながらも切れ目を入れられるようになっている。
カ「どうだ?〝九尾〟のチャクラは上手くコントロール出来てるか?テンゾウ」
ヤ「今のところは問題なしです。ってゆーか、今はテンゾウじゃなくてヤマトでお願いします」
カ「ハイハイ」
着々と木ノ葉に切れ目を入れていたはずのナルトがイチャパラを読んでいるカカシの元に駆け寄ってくる。
ナ「あのさ!あのさ!カカシ先生に聞きたいことあんだけど」
カ「なんだ?」
ナ「木ノ葉で〝風〟の〝性質変化〟持ってるの誰かいねーの?」
カ「…コツでも聞くのか?」
ナ「うん!」
カ「…ま、いるっちゃいるけどね。アカネも使えることには使えるけど、あんまり使ってないからね。他だと…今頃、将棋でも指してるかな…」
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シカマルが銀と書かれたコマを前に進める。
シ「王手」
ア「ハァー!また負けたァ!」
シ「次の仕事の打ち上げ代は、先生持ちって事で、よろしく」
ア「ハイよ…」
その時、「オーイ!」と声がし、2人は声のした方を見ると、ナルトが駆け寄ってきていた。
ナ「アスマ先生ー!」
シ「何だ、ナルトじゃねーか」
ア「
ナ「実はちっと聞きてー事があんだってばよ」
ナルトはアスマに事情を話す。
ア「〝風〟の〝性質変化〟のコツねェ…」
ナ「そ!」
シ「まさか、チャクラの〝性質変化〟の修業してんのか?」
ナ「おう!」
シ「ありゃセンスが無いとダメだぜ。大丈夫なのか?お前」
ナ「だからアスマ先生に聞きに来たんだってばよ
なぁ、先生もオレと同じ〝風〟のチャクラ性質を持ってんだろ?」
ア「…ナルトが〝風〟のチャクラ性質とはな…こりゃ驚いた」
ナ「アスマ先生、さっそく教えてくれってばよ、そのコツを」
ア「………。そうだな…
今度のアスマ班の任務打ち上げの焼肉代金を立て替えてくれりゃ考えてみるが…」
シ「あ!汚ねー!」
ア「どうだ?」
ナ「んー…」
ナルトはポケットに入ったカエルの蟆財布を開き、中を確認する。
ナ「それくらいなら…ギリか?全財産無くなっちまうけど…(ボソッ
しょうがねー、修業のためだってばよ!」
ア「よし!交渉成立だ」
アスマはメリケンサックとナイフが一体化したチャクラ刀「アイアンナックル」を取り出す。アスマはそれを構える。
ナ「!」
ア「これがオレのチャクラ刀だ」
アスマはチャクラ刀にチャクラを流し込む。
ア「この刀は持ち主のチャクラ性質を吸収する特別な金属で出来てる」
ナ「すげぇ…」
ア「持ってみろ」
ナ「………」
アスマはナルトにチャクラ刀の片方を渡す。
ア「お前もチャクラを刀に流し込んでみろ」
ナ「オッス」
ナルトはチャクラを刀に流し込む。だが、ナルトのチャクラの出方はアスマの鋭いチャクラと違い、不安定で滑らかな感じになっている。
ナ「なんか…アスマ先生とはチャクラの出方が違うってばよ」
ア「いいか、〝風〟の〝性質変化〟はチャクラを2つに分割して擦り合わせるイメージだ」
ナ「擦り合わせる?」
ア「そして、2つのチャクラを互いに薄く研ぐような感じで練り込め」
ナ「…薄く研ぐような感じかァ…」
ア「そうだ。コツは、より薄く鋭くだ」
ナ「あのさ…あの…。ちょっと思ったんだけど…」
ア「
ナ「忍具には切るもんが端からあんのにさ、この〝風〟の〝性質変化〟に意味あんのかな?
そんなら初めから切れる武器で切った方が早いんじゃないの?それにコレとか…切れる武器に切れるチャクラ流して意味あんの?」
ナルトは、今自信が持っているアスマのチャクラ刀に視線を落としながら問う。
ア「…分かった。意味があるかないか見せてやろう。
いいか?オレとお前でこのチャクラ刀を木に向かって同時に投げてみるぞ」
ナ「………何で?」
ア「いいから、ホラ行くぞ」
アスマの「せーの」という掛け声で2人は同時にチャクラを流し込んだチャクラ刀を木に向かって投げる。すると、ナルトの投げたチャクラ刀は木の幹に刺さっただけだが、アスマの投げたチャクラ刀は木を貫通し、木の後ろにあった大きく硬い石に刺さった。
ア「………」
ナ「…す…すげー…。
(木だけじゃなくて…後ろの硬てー石にまで…あんなにめり込んで刺さってる)」
ア「危ないんで今のは抑えたが、本気ならあの石も貫通してる」
ナ「え!?」
ア「同じレベルの忍同士が刃物でガチンコ勝負になった場合、刃物の切れ味で勝負が決まる。〝風〟の〝性質変化〟は近・中距離戦において、1番の攻撃力を持つ。なかなかいないんだぞ…〝風〟のタイプは」
ナ「え、そうか?」
ア「他に聞きたいことがあったらいつでも来い。ただし、焼肉代は頂くけどな」
ナ「オッス!サンキューだってばよ!」
ナルトは印を組むと〝ボン〟と煙をあげて消えた。