新生第七班
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報告
それからは、サイをカカシ班へと引き戻し、サスケと対峙した。だが、サスケを連れ戻すことはかなわなかった。
カカシ班は、里へと戻った。今は、火影執務室にて五代目火影・綱手に今回あったことを報告をしていた。
綱「そうか…」
綱手は小さく溜め息をついた。
─────────────────────────
所変わって、木ノ葉病院にある一室。
カ「なんですって?!ナルト達がサスケと?!」
自「うむ」
カ「しかし、アイツらの本来の任務は…」
自「そう。彼奴らの任務はサソリが大蛇丸のもとに送り込んだスパイを拘束し、木ノ葉に連れ帰る事。大蛇丸やサスケの情報を聞き出す為にな。
だが、サソリのスパイ・薬師カブトが大蛇丸によって既にサソリの術を解かれておった。そして大蛇丸はこの機にサソリを亡き者にしようとしていたらしい。本物のサソリが既に死んでいる事も知らずにのォ…。
大蛇丸と接触したナルトは、感情を抑えきれなくなり暴走…。ナルトは遂に4本目の尾まで出し、暴れまくった。さしもの大蛇丸も九尾状態のナルトとやり合って限界を迎えたのじゃろう…。
ヤマトがナルトを抑え込む間に姿を消そうとしたようだ。しかし、ヤマトとアカネの分身が密かに追跡。遂に大蛇丸のアジトを突き止め内部に侵入。そこでサスケと遭遇し、戦闘になったらしい」
自来也の話を聞き終えたカカシは問いかける。
カ「それで…どうしたんです?」
自「サスケは相当力をつけとったらしい…。
ナルトはまるで歯が立たんかったそうだ…」
カ「そうですか…」
自「まあ、そう落ち込むな。
ナルトは九尾化のダメージで充分に力を出せんかったようだし。それに…」
カ「いえ、それほど落ち込んでるわけじゃないですよ。現時点ではサスケの方が上だと思ってましたし…。
それに…サスケとの差を自覚した事でこれからの修業にも気合いが入る。でしょ?」
自「フン!だのォ」
カ「ま、今回は無事に帰ってきただけで良しとしましょう」
─────────────────────────
所変わって、再び火影塔・火影執務室。
綱「で…?」
綱手はナルトに問いかけ、ナルトは言う。
ナ「オレたちはあきらめねェ!」
綱「フン…。
では、お前たちにはすぐに任務を言い渡す。追って連絡が入るまで自宅待機!」
ナ「おう!」
ナルトが返事をするとカカシ班は執務室を出て行こうとする。だが、綱手が声をかけて止める。
綱「それから、ヤマトとアカネ。
お前たち2人は残れ」
ヤ「『分かりました』」
綱手に呼び止められたヤマトとアカネを残し、ナルト、サクラ、サイの3人は執務室を出て行った。
3人が遠ざかって行くのを気配で確認した綱手は早速話をした。
綱「ところでサイの動きは?」
ヤ「はい。綱手様が心配されていた通り、ダンゾウから特別任務を与えられていました」
綱「特別任務?」
シズ「(やはり…)」
ヤマトの報告を受け、綱手は特別任務のことを問い、シズネは冷静な反応を見せる。
綱手の問いにアカネが答える。
『サイはダンゾウの指示で暗部として任務をこなしつつ、木ノ葉に対する危険人物の諜報活動及び処理にあたっていたようです』
アカネの次にまたヤマトが話す。
ヤ「サイが今回、ボクたちカカシ班に合流した目的は、木ノ葉が最も注意する人物・大蛇丸。
その大蛇丸の新たな肉体・サスケを葬る事だった」
シズ「(え?!)」
綱「フン…。
喰えない男だと思っていたが…方法は武闘派路線の指導者なだけあって強引だが、木ノ葉を思う気持ちは一つということか…」
ヤ「それはダンゾウのことを仰っているのですか?」
綱「?そうだが…」
『では、結論はコレを御覧になってからにして頂けますか』
そう言ったヤマトに続き、アカネがすかさず茶色の封筒を差し出し、綱手はそれを受け取った。
綱手は封筒について問う。その問いにアカネが答えた。
綱「コレは?」
『ダンゾウが大蛇丸との接触を円骨に進めるためにサイに持たせた大蛇丸への手土産です』
綱手は受け取った封筒を開け、中身を見る。同じく中身を見たシズネが声を上げる。
シズ「コ…コレは!?」
綱「暗部の構成員リスト!」
綱手は封筒と共に書類を机の上に投げ置いた。
綱「(くそっ!ダンゾウの奴!極秘ファイルの中からリストをどうやって手に入れた…?)」
シズ「あの…綱手様…」
綱「シズネ!
極秘ファイル倉庫への警備の強化及びファイルの解読班の変更を急げ!」
シズ「は、はい!」
綱「今すぐだ!」
綱手の凄い剣幕にシズネはトントンを抱えながら慌てて執務室を出て行った。正確には、恐怖して慌てて執務室を出て行ったのかもしれないが…。そんなシズネとトントンが出ていった扉ををヤマトとアカネは呆然と見ていた。
ヤ「アッハハ……」
もはやヤマトは苦笑を零している。
綱「くそっ…あのたぬきジジイ…。どこまでいっても喰えない奴だ!」
綱手は右親指の爪を噛みながらそう言った。
綱「大蛇丸、〝暁〟と里の外が騒がしいって時に里内部のゴタゴタまで考えなきゃならんとは…。
これでは先程のサイの申し入れ、慎重に考えざるをえんな」
ヤ「それでしたら…」
綱「?」
それからは、サイをカカシ班へと引き戻し、サスケと対峙した。だが、サスケを連れ戻すことはかなわなかった。
カカシ班は、里へと戻った。今は、火影執務室にて五代目火影・綱手に今回あったことを報告をしていた。
綱「そうか…」
綱手は小さく溜め息をついた。
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所変わって、木ノ葉病院にある一室。
カ「なんですって?!ナルト達がサスケと?!」
自「うむ」
カ「しかし、アイツらの本来の任務は…」
自「そう。彼奴らの任務はサソリが大蛇丸のもとに送り込んだスパイを拘束し、木ノ葉に連れ帰る事。大蛇丸やサスケの情報を聞き出す為にな。
だが、サソリのスパイ・薬師カブトが大蛇丸によって既にサソリの術を解かれておった。そして大蛇丸はこの機にサソリを亡き者にしようとしていたらしい。本物のサソリが既に死んでいる事も知らずにのォ…。
大蛇丸と接触したナルトは、感情を抑えきれなくなり暴走…。ナルトは遂に4本目の尾まで出し、暴れまくった。さしもの大蛇丸も九尾状態のナルトとやり合って限界を迎えたのじゃろう…。
ヤマトがナルトを抑え込む間に姿を消そうとしたようだ。しかし、ヤマトとアカネの分身が密かに追跡。遂に大蛇丸のアジトを突き止め内部に侵入。そこでサスケと遭遇し、戦闘になったらしい」
自来也の話を聞き終えたカカシは問いかける。
カ「それで…どうしたんです?」
自「サスケは相当力をつけとったらしい…。
ナルトはまるで歯が立たんかったそうだ…」
カ「そうですか…」
自「まあ、そう落ち込むな。
ナルトは九尾化のダメージで充分に力を出せんかったようだし。それに…」
カ「いえ、それほど落ち込んでるわけじゃないですよ。現時点ではサスケの方が上だと思ってましたし…。
それに…サスケとの差を自覚した事でこれからの修業にも気合いが入る。でしょ?」
自「フン!だのォ」
カ「ま、今回は無事に帰ってきただけで良しとしましょう」
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所変わって、再び火影塔・火影執務室。
綱「で…?」
綱手はナルトに問いかけ、ナルトは言う。
ナ「オレたちはあきらめねェ!」
綱「フン…。
では、お前たちにはすぐに任務を言い渡す。追って連絡が入るまで自宅待機!」
ナ「おう!」
ナルトが返事をするとカカシ班は執務室を出て行こうとする。だが、綱手が声をかけて止める。
綱「それから、ヤマトとアカネ。
お前たち2人は残れ」
ヤ「『分かりました』」
綱手に呼び止められたヤマトとアカネを残し、ナルト、サクラ、サイの3人は執務室を出て行った。
3人が遠ざかって行くのを気配で確認した綱手は早速話をした。
綱「ところでサイの動きは?」
ヤ「はい。綱手様が心配されていた通り、ダンゾウから特別任務を与えられていました」
綱「特別任務?」
シズ「(やはり…)」
ヤマトの報告を受け、綱手は特別任務のことを問い、シズネは冷静な反応を見せる。
綱手の問いにアカネが答える。
『サイはダンゾウの指示で暗部として任務をこなしつつ、木ノ葉に対する危険人物の諜報活動及び処理にあたっていたようです』
アカネの次にまたヤマトが話す。
ヤ「サイが今回、ボクたちカカシ班に合流した目的は、木ノ葉が最も注意する人物・大蛇丸。
その大蛇丸の新たな肉体・サスケを葬る事だった」
シズ「(え?!)」
綱「フン…。
喰えない男だと思っていたが…方法は武闘派路線の指導者なだけあって強引だが、木ノ葉を思う気持ちは一つということか…」
ヤ「それはダンゾウのことを仰っているのですか?」
綱「?そうだが…」
『では、結論はコレを御覧になってからにして頂けますか』
そう言ったヤマトに続き、アカネがすかさず茶色の封筒を差し出し、綱手はそれを受け取った。
綱手は封筒について問う。その問いにアカネが答えた。
綱「コレは?」
『ダンゾウが大蛇丸との接触を円骨に進めるためにサイに持たせた大蛇丸への手土産です』
綱手は受け取った封筒を開け、中身を見る。同じく中身を見たシズネが声を上げる。
シズ「コ…コレは!?」
綱「暗部の構成員リスト!」
綱手は封筒と共に書類を机の上に投げ置いた。
綱「(くそっ!ダンゾウの奴!極秘ファイルの中からリストをどうやって手に入れた…?)」
シズ「あの…綱手様…」
綱「シズネ!
極秘ファイル倉庫への警備の強化及びファイルの解読班の変更を急げ!」
シズ「は、はい!」
綱「今すぐだ!」
綱手の凄い剣幕にシズネはトントンを抱えながら慌てて執務室を出て行った。正確には、恐怖して慌てて執務室を出て行ったのかもしれないが…。そんなシズネとトントンが出ていった扉ををヤマトとアカネは呆然と見ていた。
ヤ「アッハハ……」
もはやヤマトは苦笑を零している。
綱「くそっ…あのたぬきジジイ…。どこまでいっても喰えない奴だ!」
綱手は右親指の爪を噛みながらそう言った。
綱「大蛇丸、〝暁〟と里の外が騒がしいって時に里内部のゴタゴタまで考えなきゃならんとは…。
これでは先程のサイの申し入れ、慎重に考えざるをえんな」
ヤ「それでしたら…」
綱「?」