新生第七班
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サイの絵本
九華「どう?痛みとかはない?動かせるかしら?」
サク「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
サクラは九華に治してもらった左腕を動かし、アカネと九華に礼をする。
サクラはヤマトとナルトが話している方を見る。
サク「(隊長とナルト、まだかしら?そうだ…そういえばさっきの…)」
サクラは自身の右隣に置いてあるポーチに手をかけた。
九華「?どうかしたのか?サクラとやら」
サク「……
(あった)」
『それは…さっき拾ったサイの物ね』
サクラがポーチから取り出したのは、サイの描いた絵本だった。サクラはそれのページを捲って見ていく。アカネと九華もサクラの横から覗き込む。
『?…この本…』
九華「ああ…。少しおかしくないかい?」
サク「ちょっと!2人とも来てみて!」
サクラは離れた所で話していたヤマトとナルトを呼ぶ。ヤマトとナルトが寄ってくる。
ナルトがすかさず問う。
ナ「どうかしたのか?サクラちゃん」
サク「これを見て」
ナ「あ!それってばサイの…」
サクラは持っているものをヤマトとナルトに見せる。
ヤ「さっき拾ったサイが描いたっていう絵本か。どんな内容なんだい?それが分かれば、サイの事が少しは分かるかもしれない」
サク「えぇ。そう思って私も読んでみたんだけど…」
サクラはそこで一旦言葉を切る。ナルトはさらにサクラに聞く。
ナ「…どんな内容なんだってばよ?」
その問いにサクラは首を軽く横に振って答えた。
サク「それが…良く分からなくって…」
ナ「なんで…?」
ヤ「どういうことだ?」
2人の問いにサクラはページをめくりながら答える。
サク「セリフや文字は一切無し」
ナ「ほんとだ…」
サクラは本を開いたまま裏返し、表紙、裏表紙を上に向ける。
サク「何 か…本の表紙と裏表紙に描かれてる2人の少年の物語みたい…。で…本の両トビラから、真ん中のページに向かって2人の少年の物語がスタートしていく構成になってる…」
サクラは1度、真ん中のページを開いたあとにまた最初のページに戻す。そして捲りながら説明する。
サク「この黒髪の少年の方から見ていくと…次のページは…常に右ページは同じ少年で…左ページはページごとに違う人が描かれてる…。ホラね?」
ナ「アレ…?これちょっ…戻してみて!」
サク「?」
サクラが説明していると、ナルトが声を上げる。サクラはナルトに従って、ページを戻した。
ナ「やっぱり…。この子供の方…次のページになると少しカッコが変わってる」
ナルトに言われてサクラはページを戻したり進めたりする。確かに変わっていた。
サク「ほんとだ…」
ナ「でもって…ほら、前のページの左に描かれてる奴の武器とおんなじの持ってる…」
ヤマトは小さく息を吐いた。
ヤ「どうやら少年が敵を倒していくお話みたいだね…」
サク「これ…戦ったら敵の武器や鎧を奪い取って行ってるんだ…」
サクラはさらに次のページを捲る。
サク「やっぱり…。次も…その次も。
あ、そういえば!」
そう言ってサクラは1度本を閉じ、さっきとは別の白髪の少年方から本を開く。
サク「やっぱり…。配置は逆だけど…この白い髪の少年も同じ様になってる」
ヤ「敵と戦って少年たちが成長していくお話か…」
ナ「ちょっと待つってばよ…」
ナルトが声をかける。ヤマト、アカネ、九華、サクラはナルトに顔と視線を向ける。
ナ「両方から敵を倒してるってことは…最後はどうなるんだ?」
サク「!」
ヤ・九華「『……』」
サク「問題はそこなのよ」
サクラは真ん中のページを開いて見せた。
サク「見て…」
ナ「何だってばよ…この絵?」
ナルトはそのページを見て言った。
ナ「変な絵」
サク「この絵本…真ん中の見開きのページだけ描きかけなの」
ナ「これ…何 か気味悪いってばよ…」
九華「どう?痛みとかはない?動かせるかしら?」
サク「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
サクラは九華に治してもらった左腕を動かし、アカネと九華に礼をする。
サクラはヤマトとナルトが話している方を見る。
サク「(隊長とナルト、まだかしら?そうだ…そういえばさっきの…)」
サクラは自身の右隣に置いてあるポーチに手をかけた。
九華「?どうかしたのか?サクラとやら」
サク「……
(あった)」
『それは…さっき拾ったサイの物ね』
サクラがポーチから取り出したのは、サイの描いた絵本だった。サクラはそれのページを捲って見ていく。アカネと九華もサクラの横から覗き込む。
『?…この本…』
九華「ああ…。少しおかしくないかい?」
サク「ちょっと!2人とも来てみて!」
サクラは離れた所で話していたヤマトとナルトを呼ぶ。ヤマトとナルトが寄ってくる。
ナルトがすかさず問う。
ナ「どうかしたのか?サクラちゃん」
サク「これを見て」
ナ「あ!それってばサイの…」
サクラは持っているものをヤマトとナルトに見せる。
ヤ「さっき拾ったサイが描いたっていう絵本か。どんな内容なんだい?それが分かれば、サイの事が少しは分かるかもしれない」
サク「えぇ。そう思って私も読んでみたんだけど…」
サクラはそこで一旦言葉を切る。ナルトはさらにサクラに聞く。
ナ「…どんな内容なんだってばよ?」
その問いにサクラは首を軽く横に振って答えた。
サク「それが…良く分からなくって…」
ナ「なんで…?」
ヤ「どういうことだ?」
2人の問いにサクラはページをめくりながら答える。
サク「セリフや文字は一切無し」
ナ「ほんとだ…」
サクラは本を開いたまま裏返し、表紙、裏表紙を上に向ける。
サク「
サクラは1度、真ん中のページを開いたあとにまた最初のページに戻す。そして捲りながら説明する。
サク「この黒髪の少年の方から見ていくと…次のページは…常に右ページは同じ少年で…左ページはページごとに違う人が描かれてる…。ホラね?」
ナ「アレ…?これちょっ…戻してみて!」
サク「?」
サクラが説明していると、ナルトが声を上げる。サクラはナルトに従って、ページを戻した。
ナ「やっぱり…。この子供の方…次のページになると少しカッコが変わってる」
ナルトに言われてサクラはページを戻したり進めたりする。確かに変わっていた。
サク「ほんとだ…」
ナ「でもって…ほら、前のページの左に描かれてる奴の武器とおんなじの持ってる…」
ヤマトは小さく息を吐いた。
ヤ「どうやら少年が敵を倒していくお話みたいだね…」
サク「これ…戦ったら敵の武器や鎧を奪い取って行ってるんだ…」
サクラはさらに次のページを捲る。
サク「やっぱり…。次も…その次も。
あ、そういえば!」
そう言ってサクラは1度本を閉じ、さっきとは別の白髪の少年方から本を開く。
サク「やっぱり…。配置は逆だけど…この白い髪の少年も同じ様になってる」
ヤ「敵と戦って少年たちが成長していくお話か…」
ナ「ちょっと待つってばよ…」
ナルトが声をかける。ヤマト、アカネ、九華、サクラはナルトに顔と視線を向ける。
ナ「両方から敵を倒してるってことは…最後はどうなるんだ?」
サク「!」
ヤ・九華「『……』」
サク「問題はそこなのよ」
サクラは真ん中のページを開いて見せた。
サク「見て…」
ナ「何だってばよ…この絵?」
ナルトはそのページを見て言った。
ナ「変な絵」
サク「この絵本…真ん中の見開きのページだけ描きかけなの」
ナ「これ…