新生第七班
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口寄せ
ヤマト達は向かっていくその先に何があるのかはつゆ知らず、どんどん木々を飛び進んでいた。ナルトは視界が霞んでいるようで時折危なっかしい。
サクラは左手で木を掴み、飛び上がろうとしたがその腕が痛み落下する。
ナ「サクラちゃん!」
地面に落ちる間一髪でヤマトがサクラを受け止めた。
サクラは木にもたれ掛かり座っている。それをナルトが心配そうに見つめる。
ナ「サクラちゃん…」
サクラは左腕を痛そうに抑える。
ナ「大丈夫か!サクラちゃん。その傷は…」
ヤ「(九尾のチャクラが毒の様に傷口から入り込んでしまったに違いない…。あれは優れた医療忍術を持ってしても簡単には治せない。だからこそ…。
だからこそ、あのチャクラに耐えているナルトが驚きなんだ)」
サクラはナルトに傷のことを問われ言い淀むが、大蛇丸にやられたと、また嘘をつく。
ナ「あんまり無理すんなってばよ…サクラちゃん」
サク「うん…」
ヤ「……
ここで少し休憩しよう。アカネが居るとはいえサクラも医療忍者…いわゆる任務成功の要だからね」
サク「大丈夫です…!すぐにでも出発しなきゃ…。さっきヤマト隊長だって…」
ヤ「〝君達を傷つけやしなーいよ〟…なんて笑って言うのはごめんだよ。
君達はもう守られるだけの見習い忍者でもないし、いずれカカシさんを超えていかなきゃならない木ノ葉を担 う忍だ。慈悲と甘えは違う」
ヤ「確かにさっきはああ言ったけど…急 いては事を仕損じるとも言うでしょ。
急ぐのと無茶するのとでは違うってことさ」
ナ「そうそう!ヤマト隊長の言う通りだってばよ!
サクラちゃんはこの隊の医療忍者で怪力なんだからさ!大事な要っていうことだ…」
サク「だから怪力を増やすなっつってんだ!」
ヤ「ナルト!サイが抜けた以上、戦闘ではボクとバディを組むよ。今のうちに連携のパターンを決めておこう。少しこっちへ来てくれ」
ナ「分かったってばよ」
ヤマトが歩きだし、ナルトがそれについて行き、その場にはアカネとサクラの2人が残った。
『(ヤマト先輩、サクラに聞こえない位置まで行って話すんですね…ナルトに)』
サクラは左腕を見て、自ら医療忍術で治療を始めた。
『無駄よ、サクラ。あなたの医療忍術でその傷の治療をするのは』
サク「何故ですか?」
『おそらく、九尾のチャクラが毒の様に傷口から入り込んだのよ。それはいくらサクラのように優れた医療忍者でも簡単には治せないわ』
サク「じゃあどうすれば…」
『…でも、時間はかかるけど私になら治せるわ。
九尾には同じ九尾の力 よ』
サク「それってどういう…」
サクラが言い終わるより先に、アカネは右手の親指を噛む。そこから血が流れ、アカネはその手で亥、戌、酉、申、未の印を結び、地に手を置く。
『口寄せの術!!』
〝ボン〟っと音がしたと同時に白煙が上がり、やがて晴れる。そこには尾獣の九尾より遥かに小さい、普通の狐と同じくらいの大きさの毛並みが白い、尾を9本持った狐がいた。
狐「アカネ様、何の御用で?」
サク「え…九尾…?」
狐「言っておくけど、尾獣じゃないわよ。
……!あんたのその傷…九尾のチャクラ…?」
『治せる?九華 』
九華「ええ」
アカネの口寄せ獣の九尾の狐・九華はサクラの傷に尾の先を近づけると治療を始めた。
ヤマト達は向かっていくその先に何があるのかはつゆ知らず、どんどん木々を飛び進んでいた。ナルトは視界が霞んでいるようで時折危なっかしい。
サクラは左手で木を掴み、飛び上がろうとしたがその腕が痛み落下する。
ナ「サクラちゃん!」
地面に落ちる間一髪でヤマトがサクラを受け止めた。
サクラは木にもたれ掛かり座っている。それをナルトが心配そうに見つめる。
ナ「サクラちゃん…」
サクラは左腕を痛そうに抑える。
ナ「大丈夫か!サクラちゃん。その傷は…」
ヤ「(九尾のチャクラが毒の様に傷口から入り込んでしまったに違いない…。あれは優れた医療忍術を持ってしても簡単には治せない。だからこそ…。
だからこそ、あのチャクラに耐えているナルトが驚きなんだ)」
サクラはナルトに傷のことを問われ言い淀むが、大蛇丸にやられたと、また嘘をつく。
ナ「あんまり無理すんなってばよ…サクラちゃん」
サク「うん…」
ヤ「……
ここで少し休憩しよう。アカネが居るとはいえサクラも医療忍者…いわゆる任務成功の要だからね」
サク「大丈夫です…!すぐにでも出発しなきゃ…。さっきヤマト隊長だって…」
ヤ「〝君達を傷つけやしなーいよ〟…なんて笑って言うのはごめんだよ。
君達はもう守られるだけの見習い忍者でもないし、いずれカカシさんを超えていかなきゃならない木ノ葉を
ヤ「確かにさっきはああ言ったけど…
急ぐのと無茶するのとでは違うってことさ」
ナ「そうそう!ヤマト隊長の言う通りだってばよ!
サクラちゃんはこの隊の医療忍者で怪力なんだからさ!大事な要っていうことだ…」
サク「だから怪力を増やすなっつってんだ!」
ヤ「ナルト!サイが抜けた以上、戦闘ではボクとバディを組むよ。今のうちに連携のパターンを決めておこう。少しこっちへ来てくれ」
ナ「分かったってばよ」
ヤマトが歩きだし、ナルトがそれについて行き、その場にはアカネとサクラの2人が残った。
『(ヤマト先輩、サクラに聞こえない位置まで行って話すんですね…ナルトに)』
サクラは左腕を見て、自ら医療忍術で治療を始めた。
『無駄よ、サクラ。あなたの医療忍術でその傷の治療をするのは』
サク「何故ですか?」
『おそらく、九尾のチャクラが毒の様に傷口から入り込んだのよ。それはいくらサクラのように優れた医療忍者でも簡単には治せないわ』
サク「じゃあどうすれば…」
『…でも、時間はかかるけど私になら治せるわ。
九尾には
サク「それってどういう…」
サクラが言い終わるより先に、アカネは右手の親指を噛む。そこから血が流れ、アカネはその手で亥、戌、酉、申、未の印を結び、地に手を置く。
『口寄せの術!!』
〝ボン〟っと音がしたと同時に白煙が上がり、やがて晴れる。そこには尾獣の九尾より遥かに小さい、普通の狐と同じくらいの大きさの毛並みが白い、尾を9本持った狐がいた。
狐「アカネ様、何の御用で?」
サク「え…九尾…?」
狐「言っておくけど、尾獣じゃないわよ。
……!あんたのその傷…九尾のチャクラ…?」
『治せる?
九華「ええ」
アカネの口寄せ獣の九尾の狐・九華はサクラの傷に尾の先を近づけると治療を始めた。