新生第七班

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名前(カタカナ)

追跡

ナ「(サイを…)」
サク「(始末って…
いくらなんでもそんなあっさり…)」
ヤ「今ボクとアカネの分身が奴らを追っているが…何が起きるかわからない…。
ボクらもすぐに後を追うよ」
サク「でも…
ナ「分かった!」」

サクラが何か言おうとし、ナルトがそれを遮って返事をした。

ナ「よォーし!行くってばよっ…、…!?
(ア…アレ…?)」

その時、ナルトが倒れた。急に倒れたナルトに、ヤマト、アカネ、サクラの3人は驚く。

サク「ナルト!」

サクラはナルトに駆け寄り抱き起こす。

サク「ナルト、大丈夫!?」

ナルトに呼びかけるが、ナルトは苦しそうに顔を歪めている。

サク「(まださっきのダメージが抜け切ってないんだ…)
ヤマト隊長…」
ヤ「……。サクラ、急ごう…」
サク「確かにすぐに追いかけた方がいいのは分かります。けど、ナルトがこんな状態では……」

サクラはヤマトの言葉に、苦しそうなナルトの様子を見て、そう言う。

ヤ「だったらナルトは置いていくよ」
サク「!
(置いてくって…そんな…!)」
ヤ「そんな状態でも1人で里に帰る力ぐらいは残ってるでしょ」
サク「カカシ先生ならそんな言い方…」
ナ「サクラちゃん…」

サクラの言葉を遮り、ナルトがサクラの名を呼び手を握る。

ナ「サクラちゃん…。
オレなら…大丈夫だってば…行けるってばよ…!」

そう言った後、ナルトは苦しそうにまた顔を歪める。

サク「ナルト!」

ナルトが起き上がる。

ヤ「サクラ、君の言いたい事は分かってるつもりだ。そのうえボクはカカシさんと暗部で組んだこともある…。あの人がどういう人かも知ってる。
確かにボクはカカシさんの代理だ。けどカカシさんとボクは違う。
〝君達を傷つけやしなーいよ〟…なんて笑って言うのはごめんだよ。
君達はもう守られるだけの見習い忍者でもないし、いずれカカシさんを超えていかなきゃならない木ノ葉をになう忍だ。慈悲と甘えは違う。
ここで諦めたら終わる。今追わなきゃ、二度と大蛇丸は捕まらない。大蛇丸相手に2度もチャンスは無いんだよ」
サク「……」
ナ「サクラちゃん…」
サク「…うん」

サクラは膝の上で強く拳を握り締め、返事をした。

ヤ「ではすぐに行動開始だ」
『ナルト、貴方はどうする?』
ナ「もちろん…」

ナルトは立ち上がる。

ナ「行くってばよ!」

ナルトはよろけ、倒れそうになるが踏ん張る。

サク「ナルト!」
ナ「大丈夫…。ここで里に帰ったら…何の為にここまで来たか分かんねェってばよ」
サク「ナルト…」
ヤ「……。いいだろう。だが少しでも遅れるようであれば容赦なく見捨てて行くからね?」
ナ「おう!」
ヤ「じゃあ行くよ!」

ヤマトはそう言うと大蛇丸達が向かった方に飛び上がる。アカネとナルト、サクラもヤマトに続き飛び上がった。ヤマト達は森の木々達を飛び進む。

一方、ヤマトの分身とアカネの分身も大蛇丸達を追っている。木々を飛び進んでいくと、前方に何かが見え、目を見張る。

ヤ(分)「(アレは!)」
(分)『!』

そこには木に縄を通し首を吊った、サイの死体があった。

ヤ(分)「(やってくれるね…大蛇丸…)」
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