🎻・🎼『とある御夫人の想い出話』
「──本当、嬉しかったんだよね。『送る』って言うおとうさんのその気持ちが……。でも、翌日の練習の厳しさに、前言撤回しそうになったけど……」
これが中華まん思い出し笑いの、恥ずかしいが甘い思い出のわけだ。
ふいに窓に目をやると、午後から降ると言っていた天気予報通り外は雨が降っていた。
夫は息子を連れお出かけ中。出る前、夫に傘を一本持たせているので、濡れる心配はない。
雨を見て、また思い出し笑い。
それを見ていた娘が、母に倣い窓の外に目をやり尋ねてきた。
「あめもおもしろいの?」
「うん。そうね──ちょうど、この時季」
文化祭が終わって少し経った、学校の下校時。あの時も、今みたいに雨が降っていた。
これが中華まん思い出し笑いの、恥ずかしいが甘い思い出のわけだ。
ふいに窓に目をやると、午後から降ると言っていた天気予報通り外は雨が降っていた。
夫は息子を連れお出かけ中。出る前、夫に傘を一本持たせているので、濡れる心配はない。
雨を見て、また思い出し笑い。
それを見ていた娘が、母に倣い窓の外に目をやり尋ねてきた。
「あめもおもしろいの?」
「うん。そうね──ちょうど、この時季」
文化祭が終わって少し経った、学校の下校時。あの時も、今みたいに雨が降っていた。