🎻・🎼『とある御夫人の想い出話』

 恋は頭でするのはなく、理由のある好きは本当の好きじゃないのだ。
「きっと、好きになるは理屈じゃないの。真莉亜も大きくなって、本気で好きな男性ひとができたらわかるから」
 聞いても理解ができていないと、きょとんとしている娘の頭を笑顔で優しく撫でた。
「でね、コンクールの期間中に土浦くんと土浦くんの元カノさんと、おとうさんとおかあさんとで遊園地でWデートしたの」
 まあ、付き合っていないからデートと言うの微妙だけど。
 その時のことを思い返す。
「なんとおとうさん、ジェットコースターデビュー!」
 さすがというか。納得というか。
「それで、おとうさんのUFOキャッチャー才能を発掘しちゃったの。意外過ぎて、三人
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