🌸『子供の巻』
詩紋が作った味噌汁は、なかなかの味で美味しかった。
次に茸を食した瞬間に、友雅と頼久の身体に異変が襲う。
──ドクン!
二人の心臓が強く鼓動を打つ。高く鳴った心臓は小刻に速く動いた。
身体が段々熱くなっていく。
そんな二人を詩紋は、おろおろしなが見ていることしかできなかった。
その時、ちょうどあかねたちが帰ってきて、鷹通も仕事を済ませ土御門に来た。
「詩紋君、ただいま──あっ……」
部屋に入ったあかね達が見たものは苦しんでいる友雅と頼久の姿だった。
驚いたあかねは急いでに駆け寄り、二人の背中を擦る。
「大丈夫ですか!? 友雅さん! 頼久さん!」
「俺、藤姫に頼んで医者呼ぶように行ってくるぜ!」
天真が部屋から出ようとした時、二人の身体から煙が吹き出した。
ボン、ボン!
たちまち煙が室内に充満し、視界を奪う。
しばらくしたら煙は晴れ、全員は目の前にいたものに我が目を疑った。
なんと、友雅と頼久が子供になってしまっていたのだった。
「「「「「えぇ─────────!?」」」」」
子供になった当人たちと泰明を除く、全員の驚愕の絶叫が土御門殿に轟いた。
なにが起こったのかわからないあかねたちに詩紋が、こうなる前のことを説明した。
「味噌汁を飲んでですか……?」
イノリが味噌汁の中を見る。
「これって……」
次に茸を食した瞬間に、友雅と頼久の身体に異変が襲う。
──ドクン!
二人の心臓が強く鼓動を打つ。高く鳴った心臓は小刻に速く動いた。
身体が段々熱くなっていく。
そんな二人を詩紋は、おろおろしなが見ていることしかできなかった。
その時、ちょうどあかねたちが帰ってきて、鷹通も仕事を済ませ土御門に来た。
「詩紋君、ただいま──あっ……」
部屋に入ったあかね達が見たものは苦しんでいる友雅と頼久の姿だった。
驚いたあかねは急いでに駆け寄り、二人の背中を擦る。
「大丈夫ですか!? 友雅さん! 頼久さん!」
「俺、藤姫に頼んで医者呼ぶように行ってくるぜ!」
天真が部屋から出ようとした時、二人の身体から煙が吹き出した。
ボン、ボン!
たちまち煙が室内に充満し、視界を奪う。
しばらくしたら煙は晴れ、全員は目の前にいたものに我が目を疑った。
なんと、友雅と頼久が子供になってしまっていたのだった。
「「「「「えぇ─────────!?」」」」」
子供になった当人たちと泰明を除く、全員の驚愕の絶叫が土御門殿に轟いた。
なにが起こったのかわからないあかねたちに詩紋が、こうなる前のことを説明した。
「味噌汁を飲んでですか……?」
イノリが味噌汁の中を見る。
「これって……」