夢見る力
(じぶんで、とんでいっちゃったのかな……。よかったね、とりしゃん……)
珠紀は窓から鳥が飛んでいったであろう、青い空を見つめた。
幼稚園に行く途中で、守護者の六人に出逢う。
「たまき───」
真弘が珠紀に駆け寄ってきた。
「すごいんだぜ。きょう六にんとも、おなじゆめを、みたんだせ!!」
「……みんなで、そらをとんでた」
「ぼくたち、まほーつかいになってました」
真弘、祐一、慎司の言葉に、珠紀は頬をほのかに赤く染めて満面の笑顔を浮かべていった。
「たまき……? うそ……ましゃか、たまき……も?」
守護者たちが驚きの顔で、珠紀を見た。
「うんっ。たのしかったねっ」
珠紀は満面の笑顔で、そう答えるのだった。
それがカミの力──いや、それは、きっと、彼女たちの夢見る力だ。
珠紀は窓から鳥が飛んでいったであろう、青い空を見つめた。
幼稚園に行く途中で、守護者の六人に出逢う。
「たまき───」
真弘が珠紀に駆け寄ってきた。
「すごいんだぜ。きょう六にんとも、おなじゆめを、みたんだせ!!」
「……みんなで、そらをとんでた」
「ぼくたち、まほーつかいになってました」
真弘、祐一、慎司の言葉に、珠紀は頬をほのかに赤く染めて満面の笑顔を浮かべていった。
「たまき……? うそ……ましゃか、たまき……も?」
守護者たちが驚きの顔で、珠紀を見た。
「うんっ。たのしかったねっ」
珠紀は満面の笑顔で、そう答えるのだった。
それがカミの力──いや、それは、きっと、彼女たちの夢見る力だ。
──おしまい。