夢見る力

 拓磨の考えは、だるま落としの要領で木の
幹だけを落として木を低くするものだった。
「お……らあ!」
 拓磨は、思い切り右の拳を幹に叩き込む。
 ご──────────ん!
 周りに大きな音が響いたが、木はびくともしなかった。
 …………。
「き、きょうはこれぐらいでかんべんしてやるっ」
 拓磨は目に小さく涙を溜めながら、赤くなった右手を擦りながら言った。
((((((とってもいたかったんだなあ……))))))
 拓磨の明らかな痩せ我慢に、みんなは気づいて同じことを思う。
「ここはぼくに、まかせてくだちゃい」
 三番手の慎司が前に出て、珠紀からヒナを
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