夢見る力

『さあ、私を元の場所に連れて行って!!』
「──うんっ」
 珠紀は笑顔で大きく頷いた。
「うっわあ────いっ」
 次の瞬間には、珠紀たちは竹ほうきに跨がり、空を飛んでいた。

🍁

 ──ぱちっ。
 勢いよく目を開いた。
 珠紀は目をこすりながら、布団からゆっくり身体を起こす。
 そこは自分の部屋だった。珠紀はそこで、自分が夢を見ていたのだと知った。
「なんだあ。ゆめかあ……」
 珠紀はヒナのベッドの籠を見る。
「とりしゃん、おはよ──って、あれ? い
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