夢見る力

ナだということがわかった。傷は完全に完治している。
『怪我の手当てをしてもらったこと感謝する、玉依姫。──私は、渡り鳥のカミ』
 その姿を映した美しい声が、直接──珠紀の頭の中に届く。
『この姿は、成長し成体になったもの。私は怪我をし地上に落ちて、仲間とはぐてしまって困っていたところを、あなたがたに助けられた。──それからありがとう、玉依姫。魔法使いになってくれて』
 神鳥の言葉に、珠紀は自分の身体を見た。
「あっ、あれえ? わたち、まほーつかいになってる──っ」
 今の珠紀は黒いローブに鍔の広い黒い尖り帽子、まさしく魔法使いの衣装を着ていた。
 いつの間にか、守護者のみんなも珠紀と同じ衣装を着て、後ろに立っていた。
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