夢見る力

 日が落ちはじめたので、訓練を明日にして、珠紀は家に帰って来ていた。
 小さな傷だらけの珠紀の顔を見てびっくりした美鶴に、傷の手当てをしてもらった。
 晩の食事を済ませ、お風呂に入ったあと、珠紀はヒナを見てあることに気づいた。
「あれ? とりしゃん、けがしてたんだ」
 今まで気がつかなかったが、ヒナの左の翼に傷があった。
「ごめんね。きづかなくて。いま、てあてしてあげるねっ」
 珠紀は急いで台所から、十字架が書かれた古めかしい木箱の救急箱を取ってきて、ヒナの手当てをした。
「はい。これで、だいじょうぶだよ!」
 手当て終えたヒナを籠で作ったベッドに置き、あくびをかく。
「ふわあ~。ねむいから、もうねよ。じゃ
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