夢見る力

「うっ……」
 笑顔で卓に図星をつかれ、遼はなにも言い返せなかった。
「ところで、おおみしゃん。そろそろ、とめにはいらなくて、いいんでしゅか?」
 拓磨が卓に顔を向けて、止めに入らないか聞く。
 ほかの五人が拓磨の意見に賛同するように、こくこくと首を振る。
「あんな、けなげでいっしょうけんめいな、たまきさんをとめられます? いくらやっても、まほつかいになれないって、みなさんいえますか?」
「「「「「「……ですよねぇ……」」」」」
 五人は、笑顔でそう返す卓と、健気にがんばる珠紀を交互に見比べた。とてもじゃないが、誰もそんな残酷なことは言えない。
 しばらくの沈黙ののち、五人はそう言うしか
11/19ページ