夢見る力

 そんな健気な玉依姫を、六人の守護者は珠紀に気づかれないよう、そっと木の陰から見ていた。
「ああ、たまきちぇんぱい……。なんてけなげなんでしょうっ」
 慎司は珠紀の健気さに感動して、目を潤ませる。
「……かんばれ、たまき」
 今まで黙っていた祐一が優しい顔で、静かに応援を送る。
「あーあ、あんなにきずをつくて……」
 真弘は少し呆れた様子で、それを見る。
「けっ。くだらねえ。あんなことしたって、まほつかいになんかなれねえって」
 遼も呆れた様子で、そんな言葉を吐く。
「そういうわりには、こうやってつきあってるじゃありませんか。しんぱいそうなかお、してますよ。くたにくん?」
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