※琵琶坂の諸々ネタバレとか
※ちょっとグロとか








楽士ルート経由で琵琶坂パイセン帰宅部追放からタワー下で死亡ルートの弊帰宅部主琵琶の話なんですが

琵琶坂先輩の心の強さ（）に惚れてしまった弊帰宅部の意志薄弱イエスマン部長くん、梔子ちゃんから得た彼の犯罪遍歴の情報を握ることで後ろをついて回る犬ではなくやっと彼の対等なパートナーとして隣に立てるようになるのでは……？　などとウキウキだったのですが結果として即逆ギレで首掻き切ってぶっ殺すぞクソガキからまともに話す暇もなく逃走のコンボをキメられた挙げ句なんであんなところフラフラしてたか知らんけどアイアンメイデンの如く全身串刺しで死体も残さず犬死に（ここ笑うとこです）なんかされて完全に病んでしまうわけですよ、だったらせめて俺があんたをあの場で殺してやれれば良かったのかなんて思っちゃったりなんかしたりして。

で、μちゃんにお願いして琵琶坂先輩を用意してもらうんです。もう一度会いたい。先輩を俺のものにしたい、と。だけどなぜかある日ふと部屋の真ん中に現れたそれが死体なんですよ死体。病院に運ばれて消えてしまったはずの琵琶坂永至の死体のレプリカなんです。最初はなんでかなーと思うんですよ、同じNPCならまだ生きてる頃の先輩を再現してもらえばよかったのにな？と思うんですけどやっぱり部屋の真ん中に転がるそれは死体なのです。顔はぐちゃぐちゃのモザイクで身体にはガラス片がいっぱい突き刺さっててでもまだちょっとだけあったかいしやわらかい。死にたてほやほや。ガラス片を丁寧に全部取り除いてそれなりにしっかり準備すればなんとまだセックスだってできる。で、そこでようやく気づくんですけど、生きてる琵琶坂永至なんてどう考えたって部長くんのものになってくれるはずがなかったんですよ。そりゃもう彼の生前から薄々感じていたんでしょうがここでやっと確信するのですバカだから。彼は物言わぬ肉の塊となってそこで初めて部長くんの腕の中に静かに収まって愛を受け入れてくれるいきものになるんです。なるほど結局生きてた頃の姿を真似たNPCを用意してもらったところで俺は遅かれ早かれこの人をこうしていたさ！と気づいてそれからは喋りもしないけど腐りもしない死体を部屋にこっそり隠しながら時々睦み合ったりして最後に華々しく帰宅部を裏切って終わりの時まで楽しくメビウスで暮らすのです。そういう話。

ちなみに余談ですが琵琶坂先輩の死体はμちゃんの粋な計らいのおかげで毎晩零時にリセットされてしまうので嬉しいことに毎回処女（いやまあ死んでるのに生娘とはこれいかになんですけど）なのですがセックスしたあと抱きながら寝ようとか考えてると日を跨いだ瞬間ガラス片が生えてくるのでとりあえずピロートークは血まみれになるの覚悟しないとダメなんですね。うーん、ままならないなあ。