日記

シアトルは今日も雨

2020/02/11 21:09
ゲームの話
 
インドネシアのva11-hallaフォロワーが作ったゲームと聞いて、去年から楽しみにしてたCOFFEE TALKを買いました。特典の2枚組サントラにちょっとした設定資料がついたパッケージ版。

ゲームの舞台は、人間の他にもオークや吸血鬼、エルフなどの様々な種族が暮らしている現代シアトル。プレイヤーは夜にだけ開くカフェ「COFFEE TALK」のマスター兼バリスタとして、店を訪れる様々なお客さんに飲み物を提供し、話に耳を傾けるのです。まるで幻想世界の住人のような姿をした彼らが抱えている悩みはしかし極めて現実的で、そのしっかりとした考えや人物の背景は、彼らがこれまで生きてきた年月を確かに感じさせます。また常連同士の会話からは種族特有の価値観、寿命の違いによる物事の捉え方の違い……などが垣間見え、これも面白い。ファンタジーと現代が入り交じるシアトルの片隅のカフェの物語は、落ち着いたチルポップミュージックをバックに、どこか懐かしいドット絵のグラフィックで描かれていきます……

というようなゲーム。プレイ後の感想はというと、もう少しボリュームがあればもっと嬉しかった……という感じは否めませんがとにかく世界観と音楽がとても良い。キャラクターも癖はあるがみんな憎めない。ドリンク作りは3種類の材料を選ぶだけですが、エスプレッソやココアなどの基本的な物以外はレシピが開放されていないので、お客さんの注文などをヒントに手探りで正しい配分を見つけないとならない、というのがヴァルハラとは違うところです。いきなり聞いたこともない「テータリック」とかいう飲み物を注文されて戸惑うのはみんなが通る道。(ちなみにインドネシアの紅茶らしいです)あとストーリーを進める上で特に必須ではないもののラテアートがクソ難しい。

DL版に比べてサントラ付きのパッケージ版は倍くらいのお値段するんですが、それでもこちらを買って良かったと心から思うくらい音楽が良い。雨の降ってる夜中にのんびりとプレイしたいゲームでした。


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