絶望のオフィウクス
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―――見られてる。
少女は自分に向けられる視線に気づいていたがが、あえて知らぬふりをしていた。
目の前の鬱蒼とした森の奥に意識を抜ければそそこには『皆』がもう集まっている。
このまま森へ入っても良いけれど、見られているならまた小言を食らうはめになる。
聞き流すから何の問題もないのだが、うるさい事には変わりない。
さて、どうしたものか。
少女は考える。
そしてフッと視線のした方へ目を向ける。
黒い男がいた。
そして直感した。
一目見た瞬間、全身に衝撃が走った。
ああ、あの人は同類だ。
自分と同じ人種の人間だ。
特異的な私と同し特異点を持った存在だと。
だが、それだけの事だ。
むしろ、それがどうした。
驚きはしたがそれ以上に興味は湧かなかった。
少女の興味はすぐに萎えてしまった。
だから少女はさっさと森に視線を戻し、遠くから聞こえる姦しい声は聞こえなかった事にして足を進めた。
少女の名は##NAME1##=R=ブラック
その名に秘められた真実を少女はまだ知らずにいる。