絶望のオフィウクス
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プロローグ
寂しかった
ただそれだけの事だった
拒絶されるくらいなら
否定されるのが分かっているなら
初めから拒絶してしまえ
ただ哀しかった
受け入れてもらえない絶望が
畏怖される恐怖が
謂れのない悪意が
私の全てを否定されている気がした
ずっと欲しかった
私を受け入れてくれる存在が
私を否定しない存在が
―――家族という存在が
ずっと願ってきた
何を代償にしたっていい
私と、母と、父と、家族3人で一緒に暮らす事
それが私の望み
私のたった1つの願い
もう二度と叶う事はないけれど