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その二十
夢主の名前
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おまけ2<夏休みの約束>
『その十九』で猩影が訪ねてきたときの続きとでも考えてください。
「そうだ、猩くん。もう夏休みに入ったのよね?」
「ああ、夢主が眠っている間にな」
「メールがね、たくさん入ってたの」
夢主がそういって携帯電話の受信ボックスを開いて見せた。
「あいつらか」
メールの差出人はクラスメートたちだった。
突然学校に来なくなった夢主を心配するものばかりで、夢主の止まっていた時間の長さを顕しているようだった。
「その中にね」
見て、と言って夢主が一通のメール本文を猩影に見せる。
「ったく。やつらの考えそうなことだな」
「でしょ」
夢主は可笑しそうに笑う。
そのメールの内容はこうだ。【夢主ちゃーん!元気になったら一緒に宿題片そうよ!!お大事に】
「で、なんて返信したんだ?」
「じゃあ授業のノート期待してるねって送ったら、それは猩影に言ってよって」
「なんだそれ。あいつまるっきり頼る気でいるな」
「ふふ・・・でもとってもうれしかった」
「ああ、みんな夢主のこと心配してた。もちろん俺も」
「ありがとう。ところで猩くん、宿題やった?」
「やってない。でも授業のノートなら期待していいぜ」
「もしかして待っててくれた?」
夢主と猩影は小学校のときから長期休暇の宿題を一緒にやるのが常だった。自由研究だって一緒にやったことがある。
「あ、いや・・・まあ」
「そっか。じゃあ今年は賑やかにできそう」
「まさか、あいつら誘うのか?」
「だって、心配してくれたし」
「まあ、夢主がそう言うんならしょーがないか」
心配してくれたからと夢主は言うが、単純に友人たちに会いたいというのもあるだろう。猩影はそう感じた。
「ねえ、宿題が終わったら花火しようよ!」
「花火ねー。夢主、大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫・・・たぶん」
猩影の意味深な指摘は、また別の機会に明らかになるだろう。
『その十九』で猩影が訪ねてきたときの続きとでも考えてください。
「そうだ、猩くん。もう夏休みに入ったのよね?」
「ああ、夢主が眠っている間にな」
「メールがね、たくさん入ってたの」
夢主がそういって携帯電話の受信ボックスを開いて見せた。
「あいつらか」
メールの差出人はクラスメートたちだった。
突然学校に来なくなった夢主を心配するものばかりで、夢主の止まっていた時間の長さを顕しているようだった。
「その中にね」
見て、と言って夢主が一通のメール本文を猩影に見せる。
「ったく。やつらの考えそうなことだな」
「でしょ」
夢主は可笑しそうに笑う。
そのメールの内容はこうだ。【夢主ちゃーん!元気になったら一緒に宿題片そうよ!!お大事に】
「で、なんて返信したんだ?」
「じゃあ授業のノート期待してるねって送ったら、それは猩影に言ってよって」
「なんだそれ。あいつまるっきり頼る気でいるな」
「ふふ・・・でもとってもうれしかった」
「ああ、みんな夢主のこと心配してた。もちろん俺も」
「ありがとう。ところで猩くん、宿題やった?」
「やってない。でも授業のノートなら期待していいぜ」
「もしかして待っててくれた?」
夢主と猩影は小学校のときから長期休暇の宿題を一緒にやるのが常だった。自由研究だって一緒にやったことがある。
「あ、いや・・・まあ」
「そっか。じゃあ今年は賑やかにできそう」
「まさか、あいつら誘うのか?」
「だって、心配してくれたし」
「まあ、夢主がそう言うんならしょーがないか」
心配してくれたからと夢主は言うが、単純に友人たちに会いたいというのもあるだろう。猩影はそう感じた。
「ねえ、宿題が終わったら花火しようよ!」
「花火ねー。夢主、大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫・・・たぶん」
猩影の意味深な指摘は、また別の機会に明らかになるだろう。