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その三
夢主の名前
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「夢主様~」
うわ~んと泣きながら雪女のつららが飛びついてくる。
「どうしたの、つらら」
「お、陰陽師、が!」
「陰陽師が?」
「うちに来るんですーーー!」
「へ?」
なぜ陰陽師がうちに来るのか、つららの話ではいまいちよくわからない。
とにかく、いつまでも抱きついて居られると冷たいため、つららをやんわり離す。
「リクオ!」
そこへリクオが通りかかる。なんだが、そわそわしている。
「姉ちゃん、何?」
「陰陽師ってどういうこと?つららが泣いてるんだけど」
「ああ。今日、友達が遊びに来るんだ。その中に陰陽師の末裔の子がいて・・・」
「え、それってまずくない?」
「うん、だから今みんなに隠れるように言ってるんだ」
「私も隠れます!この紙を張っておきますから絶対に中に入らないでくださいね!」
つららは「大量冷気発生中」などと書かれた紙を掲げた。それにはしっかりと「雪女」とかかれており、心配になる夢主。
それを指摘しようとする間もなく、つららはびゅーと部屋の方に駆けていってしまう。
「大丈夫かな、つらら」
「姉ちゃんも隠れててね!」
「今日は猩くんと出かける予定だから」
「そっか。それならよかった」
それに普段は人間として生活しているのだ。夢主に関しては大丈夫だろう、とリクオは思い直した。
そこへ、ピンポーンと呼び鈴が聞こえた。
「猩くんかな?」
「ボクの友達かも」
夢主とリクオは門へ向かった。