名脇役 (菊池風磨)
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風磨side
あいつの笑った顔が好きだった
何かあったら、俺が笑顔にしたかった
でも、ずっと側で見守ることはできない
一番側で、守り続けることは出来ないんだ......
高校時代______
○○「風磨っ、彼氏出来た!」
家が隣同士で昔から家族ぐるみで仲が良かった○○が、俺の部屋に上がるなりそんなことを言い出した
風磨「えっ、...」
○○に彼氏...?
混乱する俺に追い討ちをかけるように話し出した
俺が一番聞きたくない彼氏との馴れ初めを______
正直その日の記憶は曖昧だった
曖昧のまま○○を見送った
............
○○「でね、そんな時_____ねえ聞いてる?」
はっと顔を上げると覗き込む○○の顔が目の前にあった
今日も俺の部屋で好きな人は他の男の話をする
風磨「顔、近すぎ...」
○○「えぇ?笑」
そうかな~、と笑う○○に胸が締め付けられる
風磨「○○、はさ。俺のことどう思ってる...?」
○○「どうって...」
風磨「やっぱいいや、なんでもない」
聞くのが怖い
もしも友達以下だった時が怖い......
○○「風磨は、私にとって大切な友達だよ?」
知ってる_____?
親友に抱く感情って、好きに近いらしいよ......
○○「ねぇ、なんで笑ってるの」
風磨「え?笑ってた?笑」
平然とした表情を浮かべる
嬉しさを隠すように、君にばれないように
この関係を壊したくない
壊すほどなら、伝えなくていい
''大切な友達'' のままでいいから
側にいさせてください
............
ピンポーン...
弱々しく家のインターフォンが鳴った
風磨「はーい...ってどうしたの?!」
ドアを開けると目に涙を浮かべた○○がいた
部屋に上げ、ティッシュ箱を渡す
○○「ありがと、あの...」
風磨「無理に話さなくていいから」
○○「ん...」
○○「振られちゃった...っ」
声を絞り出すように○○は呟いた
気付くと俺は抱き締めていた
驚いていた○○は、俺の腕のなかで涙を流した
○○「好きな人、がっ、出来たんだって...っ」
風磨「もういい、話さなくていいから...」
○○「ううっ...グスッ、」
腕のなかで小さく震える○○
そんな奴より俺にしろよ......
俺だったらこんな風に泣かせたりしないのに
抱き締める腕に力を入れる
○○「ふう、ま...?」
風磨「気付けよ...」
○○「え...?」
風磨「俺だったら、こんな風にお前を泣かせたりしない」
現在______
健人「それで?結局どうなったの?」
風磨「振られちゃったんだよね、俺のことそういう風には見れないって。カッコ悪いでしょ笑。泣いてるあいつ見たら止められなくて」
一呼吸置く
風磨「ずっと好きだったんだよね、あいつの笑った顔」
健人「そっか...」
好きだった
だから '' 友達 '' って肩書きはずっと嫌だった
でも、側にいられるならって目を瞑ってた
風磨「駄目だよな~、俺。結局○○を笑顔にすることは出来なかった」
中島は俺に優しい目を向けた
健人「菊池は凄いよ」
あいつの笑った顔が好きだった
何かあったら、俺が笑顔にしたかった
でも、ずっと側で見守ることはできない
一番側で、守り続けることは出来ないんだ......
高校時代______
○○「風磨っ、彼氏出来た!」
家が隣同士で昔から家族ぐるみで仲が良かった○○が、俺の部屋に上がるなりそんなことを言い出した
風磨「えっ、...」
○○に彼氏...?
混乱する俺に追い討ちをかけるように話し出した
俺が一番聞きたくない彼氏との馴れ初めを______
正直その日の記憶は曖昧だった
曖昧のまま○○を見送った
............
○○「でね、そんな時_____ねえ聞いてる?」
はっと顔を上げると覗き込む○○の顔が目の前にあった
今日も俺の部屋で好きな人は他の男の話をする
風磨「顔、近すぎ...」
○○「えぇ?笑」
そうかな~、と笑う○○に胸が締め付けられる
風磨「○○、はさ。俺のことどう思ってる...?」
○○「どうって...」
風磨「やっぱいいや、なんでもない」
聞くのが怖い
もしも友達以下だった時が怖い......
○○「風磨は、私にとって大切な友達だよ?」
知ってる_____?
親友に抱く感情って、好きに近いらしいよ......
○○「ねぇ、なんで笑ってるの」
風磨「え?笑ってた?笑」
平然とした表情を浮かべる
嬉しさを隠すように、君にばれないように
この関係を壊したくない
壊すほどなら、伝えなくていい
''大切な友達'' のままでいいから
側にいさせてください
............
ピンポーン...
弱々しく家のインターフォンが鳴った
風磨「はーい...ってどうしたの?!」
ドアを開けると目に涙を浮かべた○○がいた
部屋に上げ、ティッシュ箱を渡す
○○「ありがと、あの...」
風磨「無理に話さなくていいから」
○○「ん...」
○○「振られちゃった...っ」
声を絞り出すように○○は呟いた
気付くと俺は抱き締めていた
驚いていた○○は、俺の腕のなかで涙を流した
○○「好きな人、がっ、出来たんだって...っ」
風磨「もういい、話さなくていいから...」
○○「ううっ...グスッ、」
腕のなかで小さく震える○○
そんな奴より俺にしろよ......
俺だったらこんな風に泣かせたりしないのに
抱き締める腕に力を入れる
○○「ふう、ま...?」
風磨「気付けよ...」
○○「え...?」
風磨「俺だったら、こんな風にお前を泣かせたりしない」
現在______
健人「それで?結局どうなったの?」
風磨「振られちゃったんだよね、俺のことそういう風には見れないって。カッコ悪いでしょ笑。泣いてるあいつ見たら止められなくて」
一呼吸置く
風磨「ずっと好きだったんだよね、あいつの笑った顔」
健人「そっか...」
好きだった
だから '' 友達 '' って肩書きはずっと嫌だった
でも、側にいられるならって目を瞑ってた
風磨「駄目だよな~、俺。結局○○を笑顔にすることは出来なかった」
中島は俺に優しい目を向けた
健人「菊池は凄いよ」
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