My Friend (ゆり組)
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翔太said
俺達はいつも一緒だった
当たり前のように
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいた
事務所に入った後もその関係は続いた
これからもずっとそうだと思っていた
翔太「涼太帰ろー、あれ、涼太は?」
阿部「舘さんならさっき帰ったよ」
翔太「え!?マジ?」
阿部「うん。なんか用事あるみたいで」
最近の涼太は変だ
仕事が終わると真っ先に帰る
今までは理由もなく一緒に帰ってたのに
どうしたんだろ
翔太「なんで最近先に帰るの」
涼太「ごめん。ちょっと用事あって」
翔太「用事?」
涼太「また今度話すよ。じゃあ、」
またそうやって何も答えずに涼太は帰った
何だよ、用事って
俺に言えない事なのかよ______
翔太「なー阿部、最近の涼太変じゃない?」
阿部「変って?」
翔太「俺になんか隠してる気がする」
阿部「翔太に?えー、なんだろ...」
佐久間「そーいや俺、前に女の人と歩いてる涼太見たよ」
側で聞いていた佐久間が会話に入ってきた
翔太「え、」
佐久間「なんか仲良さそうだった。彼女かな」 笑
阿部「ちょ、佐久間っ...」
焦る阿部に気づかないのか、佐久間は無邪気に笑った
涼太に彼女______?
等の俺はその言葉を聞いてショックを受けていた
全然気づかなかった
ずっと、誰よりも長い間一緒にいたはずなのに
その日も撮影が終わると涼太は真っ先に帰る準備をしていた
翔太「なぁ涼太」
涼太「ん、どうしたの?」
俺が呼び止めると涼太は手を止め此方を見た
翔太「俺ら幼馴染みだよな?」
涼太「笑、急にどうしたの」
翔太「なんで言ってくれないんだよ」
涼太「え、」
俺は一気に言った
翔太「彼女、出来たんだって?」
涼太は固まった
翔太「俺は涼太なら言ってくれると思ってた」
何で言ってくれなかったんだよ
ずっと一緒にいたのに
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいた
でも、そう思ってたのは俺だけだった
涼太は違った
自然と一粒の涙が俺の頬を伝う
その涙を見られたくなくて楽屋を飛び出した
涼太「翔太っ!」
後から追いかけてくる声がしたが、振り返る勇気はなかった
涼太「翔太」
名前を呼ばれ振り返ると涼太がいた
泣き顔を見られたくなくて、素っ気ない態度をとってしまう
翔太「なに」
涼太「これ、」
手に持っていた小さめの袋を俺に渡す
翔太「え、」
涼太「誕生日おめでとう」
中身を取り出すと、中からはずっと欲しかった金色のピアスが入っていた
翔太「これ...」
涼太「本当は帰りに渡そうと思ってたんだけど...。最近先に帰ってたのは、プレゼントを探しにいってたからなんだよ」
翔太「じゃあ!佐久間が見た女の人は?」
涼太「妹だと思う笑」
あいつ~、今度会ったらただじゃおかねぇ
翔太「じゃあ、彼女は...?」
涼太「いないよ、もしいたら、一番に翔太に紹介してる。だって、俺にとって翔太は大切な幼馴染みなんだから」
大切な幼馴染み______
その一言が頭のなかを廻る
涼太「翔太、泣いてる?」
翔太「グスッ_ 泣いてねえしっ、」
涼太「じゃあ、久しぶりに一緒に帰ろうか」
翔太「...これ、ありがと」
涙が止まらなかった
やばい、嬉しい
そんな俺を心底幸せそうに涼太は見つめてた
............
司会者「二人は幼馴染みなんだよね」
翔太「はい、幼稚園の頃から一緒で」
涼太「生まれた病院も一緒です」
これからも
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいる
耳には照明に反射してキラキラと輝くピアスが付いていた
俺達はいつも一緒だった
当たり前のように
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいた
事務所に入った後もその関係は続いた
これからもずっとそうだと思っていた
翔太「涼太帰ろー、あれ、涼太は?」
阿部「舘さんならさっき帰ったよ」
翔太「え!?マジ?」
阿部「うん。なんか用事あるみたいで」
最近の涼太は変だ
仕事が終わると真っ先に帰る
今までは理由もなく一緒に帰ってたのに
どうしたんだろ
翔太「なんで最近先に帰るの」
涼太「ごめん。ちょっと用事あって」
翔太「用事?」
涼太「また今度話すよ。じゃあ、」
またそうやって何も答えずに涼太は帰った
何だよ、用事って
俺に言えない事なのかよ______
翔太「なー阿部、最近の涼太変じゃない?」
阿部「変って?」
翔太「俺になんか隠してる気がする」
阿部「翔太に?えー、なんだろ...」
佐久間「そーいや俺、前に女の人と歩いてる涼太見たよ」
側で聞いていた佐久間が会話に入ってきた
翔太「え、」
佐久間「なんか仲良さそうだった。彼女かな」 笑
阿部「ちょ、佐久間っ...」
焦る阿部に気づかないのか、佐久間は無邪気に笑った
涼太に彼女______?
等の俺はその言葉を聞いてショックを受けていた
全然気づかなかった
ずっと、誰よりも長い間一緒にいたはずなのに
その日も撮影が終わると涼太は真っ先に帰る準備をしていた
翔太「なぁ涼太」
涼太「ん、どうしたの?」
俺が呼び止めると涼太は手を止め此方を見た
翔太「俺ら幼馴染みだよな?」
涼太「笑、急にどうしたの」
翔太「なんで言ってくれないんだよ」
涼太「え、」
俺は一気に言った
翔太「彼女、出来たんだって?」
涼太は固まった
翔太「俺は涼太なら言ってくれると思ってた」
何で言ってくれなかったんだよ
ずっと一緒にいたのに
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいた
でも、そう思ってたのは俺だけだった
涼太は違った
自然と一粒の涙が俺の頬を伝う
その涙を見られたくなくて楽屋を飛び出した
涼太「翔太っ!」
後から追いかけてくる声がしたが、振り返る勇気はなかった
涼太「翔太」
名前を呼ばれ振り返ると涼太がいた
泣き顔を見られたくなくて、素っ気ない態度をとってしまう
翔太「なに」
涼太「これ、」
手に持っていた小さめの袋を俺に渡す
翔太「え、」
涼太「誕生日おめでとう」
中身を取り出すと、中からはずっと欲しかった金色のピアスが入っていた
翔太「これ...」
涼太「本当は帰りに渡そうと思ってたんだけど...。最近先に帰ってたのは、プレゼントを探しにいってたからなんだよ」
翔太「じゃあ!佐久間が見た女の人は?」
涼太「妹だと思う笑」
あいつ~、今度会ったらただじゃおかねぇ
翔太「じゃあ、彼女は...?」
涼太「いないよ、もしいたら、一番に翔太に紹介してる。だって、俺にとって翔太は大切な幼馴染みなんだから」
大切な幼馴染み______
その一言が頭のなかを廻る
涼太「翔太、泣いてる?」
翔太「グスッ_ 泣いてねえしっ、」
涼太「じゃあ、久しぶりに一緒に帰ろうか」
翔太「...これ、ありがと」
涙が止まらなかった
やばい、嬉しい
そんな俺を心底幸せそうに涼太は見つめてた
............
司会者「二人は幼馴染みなんだよね」
翔太「はい、幼稚園の頃から一緒で」
涼太「生まれた病院も一緒です」
これからも
俺の隣には涼太がいて、涼太の隣には俺がいる
耳には照明に反射してキラキラと輝くピアスが付いていた
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