伝説の少女(清田)
ご自身のお名前を入力してください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
中学1年生の夏休み…忘れもしない出来事があった。
夏休みー
中学生になって初めての、バスケ部の夏休み合宿。
練習に集中できるようにと、避暑地で行われた。
小学校時代のミニバスとは全然雰囲気が違い、俺にとって漸く本格的なバスケが始まったと思った。
1週間行われ、基礎~ゲーム形式の練習等…内容は盛りだくさんだった。
また、避暑地という事もあり、練習には大いに集中できる環境だった。
合宿2日目ー
休憩時間に…宿泊で使っているホテルからも練習所からも近い、観光スポットにもなっている湖畔まで散歩に出掛けてみた。
地元では味わえない空気や景色を堪能することができた。
その時…車椅子に乗った、自分と同じくらいの歳の長い髪が印象的な女の子を見つけた。
彼女はこっちを向いてきた。「何?」と声を掛けてきた。
そして車椅子のまま近づいてきて、「この湖畔の景色、とても素敵でしょ?ここね、私の大好きな場所なの。」と言ってきた。
その顔はとても大人っぽくて目が大きく、ミステリアスな雰囲気で綺麗だった。
続いて俺が着ているTシャツを見て、「『BasketBall Club…』 ねぇ…あなた、バスケ部なの?何年生?名前は?」と聞いてきた。
俺は、自分の名前と学校名、学年を伝えた。
すると彼女から、「私、藍川まどか。12歳・中学1年生。宜しくね。清田君。」と言ってきた。
「なぁ…。車椅子乗ってるけど、何処か悪いのか?」と恐る恐る聞くと、
「私…小学校5年生の頃から心臓病で、入退院を繰り返してるの。
病気じゃなかったら、清田君と同い年で同じ学年で、普通に学校に行ったりできるんだけど…。
病気になってからは、院内学級とか通信教育ばかり…。小学校の卒業式も中学校の入学式も出れなくて…。
中学校も、まだ一日も行ってないの。
ねぇ、中学校って楽しい?」と聞かれた。
「勉強は…小学校よりも難しくなって、面倒くせぇけど…。
あと、“校則”ってのがなんか鬱陶しい。服装やら髪型やらの決まり事とか…。
でも、部活は楽しい。ガキの頃からバスケやってたし、中学では本格的にやって…まずは2学期の試合でレギュラーになれるようにして、夏休みの練習頑張って…それから、バスケのスポーツ推薦で高校行きたいって思ってる。」と言った。
「清田君の中学生活は、ほぼバスケ主体なのね。」とまどかちゃんはにこっと笑って言った。
すると、「まどかー!」と呼ぶ声が聞こえた。
「清田君。お母さん来たから、またね。」と言って、母親と一緒に帰っていった。
俺も練習所に戻り、午後の練習が始まった。
(それにしても、まどかちゃん…。綺麗だったな…。)
心の中で呟いていた。
その日の練習が終わり、ホテルまで戻ったら…
なんと、あの車椅子の美少女を見つけた。
彼女もすぐに俺に気づいたらしく、「清田君!」と呼んできた。
「まどかちゃん!このホテルに泊まってるの?」
「うん。お父さんとお母さんと私の3人で。清田君の中学も、此処に泊ってるの?」
「明後日まで合宿だから、泊ってるぜ。」
とやり取りをし、彼女は近くにいた母親に、
「お母さん。この子がさっき話した、同い年のバスケ部の清田君。」と俺を紹介した。
「初めまして。清田君。うちのまどかの話相手になってくれたそうで、ありがとう。」と言われた。
彼女の母は、「うちの娘、病気で入院が多くて…。でも今は容態が安定しているから、主治医から許可が出て家族旅行に来てるの。」と言った。
そんなやり取りをして、チームメイト達のところに戻り、夕食と入浴を済ませた。
夜の消灯前ー
1年生の部屋では、トランプをしていた。
俺も参加していたけど、どうも彼女のことが頭から離れなかった。
「清田?お前夕飯時から、ずっとボーっとしてない?」
「さっきロビーで話してた女の子、可愛かったけど…。清田、あの子のこと好きなの?」
一部のチームメイトから茶化された。
そして、翌日もスケジュール通りの合宿が行われた。
まどかちゃんのことがやはり気になり、シュートミスやパスミスをしてしまい、顧問や先輩に数回怒られた。
また、夕方…ロビーでまどかちゃんに会った。
「清田君。練習お疲れ様。」と満面の笑みで言われて、俺の疲れは吹っ飛んだ。
「ねぇ…。明日の午後も、少し時間取れない?話したいことがあるの…。」と言われて、まだ幼かった俺は「もしかして…告白…?」なんて思った。
昼休憩の時間を伝えて、湖畔で待ち合わせをすることにした。
夏休みー
中学生になって初めての、バスケ部の夏休み合宿。
練習に集中できるようにと、避暑地で行われた。
小学校時代のミニバスとは全然雰囲気が違い、俺にとって漸く本格的なバスケが始まったと思った。
1週間行われ、基礎~ゲーム形式の練習等…内容は盛りだくさんだった。
また、避暑地という事もあり、練習には大いに集中できる環境だった。
合宿2日目ー
休憩時間に…宿泊で使っているホテルからも練習所からも近い、観光スポットにもなっている湖畔まで散歩に出掛けてみた。
地元では味わえない空気や景色を堪能することができた。
その時…車椅子に乗った、自分と同じくらいの歳の長い髪が印象的な女の子を見つけた。
彼女はこっちを向いてきた。「何?」と声を掛けてきた。
そして車椅子のまま近づいてきて、「この湖畔の景色、とても素敵でしょ?ここね、私の大好きな場所なの。」と言ってきた。
その顔はとても大人っぽくて目が大きく、ミステリアスな雰囲気で綺麗だった。
続いて俺が着ているTシャツを見て、「『BasketBall Club…』 ねぇ…あなた、バスケ部なの?何年生?名前は?」と聞いてきた。
俺は、自分の名前と学校名、学年を伝えた。
すると彼女から、「私、藍川まどか。12歳・中学1年生。宜しくね。清田君。」と言ってきた。
「なぁ…。車椅子乗ってるけど、何処か悪いのか?」と恐る恐る聞くと、
「私…小学校5年生の頃から心臓病で、入退院を繰り返してるの。
病気じゃなかったら、清田君と同い年で同じ学年で、普通に学校に行ったりできるんだけど…。
病気になってからは、院内学級とか通信教育ばかり…。小学校の卒業式も中学校の入学式も出れなくて…。
中学校も、まだ一日も行ってないの。
ねぇ、中学校って楽しい?」と聞かれた。
「勉強は…小学校よりも難しくなって、面倒くせぇけど…。
あと、“校則”ってのがなんか鬱陶しい。服装やら髪型やらの決まり事とか…。
でも、部活は楽しい。ガキの頃からバスケやってたし、中学では本格的にやって…まずは2学期の試合でレギュラーになれるようにして、夏休みの練習頑張って…それから、バスケのスポーツ推薦で高校行きたいって思ってる。」と言った。
「清田君の中学生活は、ほぼバスケ主体なのね。」とまどかちゃんはにこっと笑って言った。
すると、「まどかー!」と呼ぶ声が聞こえた。
「清田君。お母さん来たから、またね。」と言って、母親と一緒に帰っていった。
俺も練習所に戻り、午後の練習が始まった。
(それにしても、まどかちゃん…。綺麗だったな…。)
心の中で呟いていた。
その日の練習が終わり、ホテルまで戻ったら…
なんと、あの車椅子の美少女を見つけた。
彼女もすぐに俺に気づいたらしく、「清田君!」と呼んできた。
「まどかちゃん!このホテルに泊まってるの?」
「うん。お父さんとお母さんと私の3人で。清田君の中学も、此処に泊ってるの?」
「明後日まで合宿だから、泊ってるぜ。」
とやり取りをし、彼女は近くにいた母親に、
「お母さん。この子がさっき話した、同い年のバスケ部の清田君。」と俺を紹介した。
「初めまして。清田君。うちのまどかの話相手になってくれたそうで、ありがとう。」と言われた。
彼女の母は、「うちの娘、病気で入院が多くて…。でも今は容態が安定しているから、主治医から許可が出て家族旅行に来てるの。」と言った。
そんなやり取りをして、チームメイト達のところに戻り、夕食と入浴を済ませた。
夜の消灯前ー
1年生の部屋では、トランプをしていた。
俺も参加していたけど、どうも彼女のことが頭から離れなかった。
「清田?お前夕飯時から、ずっとボーっとしてない?」
「さっきロビーで話してた女の子、可愛かったけど…。清田、あの子のこと好きなの?」
一部のチームメイトから茶化された。
そして、翌日もスケジュール通りの合宿が行われた。
まどかちゃんのことがやはり気になり、シュートミスやパスミスをしてしまい、顧問や先輩に数回怒られた。
また、夕方…ロビーでまどかちゃんに会った。
「清田君。練習お疲れ様。」と満面の笑みで言われて、俺の疲れは吹っ飛んだ。
「ねぇ…。明日の午後も、少し時間取れない?話したいことがあるの…。」と言われて、まだ幼かった俺は「もしかして…告白…?」なんて思った。
昼休憩の時間を伝えて、湖畔で待ち合わせをすることにした。
1/3ページ