はっきりして!!(牧 ※裏・番外編④)
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書店にてー
牧がまどかの為に選んだ本は、自分が高校時代にも読んだ哲学系の本であった。
「先生が選んだのって、どんな本?何処に置いてあるのかな?」
「哲学系の本だ。まどかは他の本も殆ど読まないから…。
哲学書を一気読みするのは、実は何も読んでいない(考えていない)のと同じで、著者が結局何を論じようとし、はたしてそれがどう成就しあるいは挫折したとか、気の利いた評言や箴言めいた定義をひねりだすことはできないし、そんな気もおきない。
でも、実際読んでみれば結構面白いぞ。」
「ふーん…。ま、先生が薦めるなら読んでみる。」
店内を歩いていたら、探していた本が一番高い棚に見つかった。
「あーん。もう…。なんで一番高いところに置くのよ…。」
一生懸命背伸びして手を伸ばすまどか。
「ほら、これだろ?」
楽々と手に取り、まどかに手渡す牧。
中身をパラパラと捲るまどか。
こんな姿もかわいく思うのであった。
レジに向かう途中、“スローセックス”がどうこうと題された本を見つけたまどか。
「(紳一。この本も買わない?♡“勉強以外のこと”するのに、必要だと思わない?♡)」
「(今日は勉強に必要な本を買いに来たんだろ?こんなもの無くたって、ちゃんと教えてやるよ♡)」
会計を済ませて店を出る二人。
「先生。本少し見たけど…。人間て意味のある生き方をするものよね?私はそういう生き方したい。」
「少しは興味持ったか?ちゃんと読めよ。」
会話を続けて、
「あとさ、先生。私って、『変なことしてお金稼いでる汚らわしい子』に見えるのかな?」
「何でそんなこと聞くんだ?」
「試合見に行った日にね、麗香さんがプレゼントのネックレス見て、言ってきたの。
『そういうことして稼いだお金で買った。』って…。
おまけに『そんなことしてるなんて、先生からの評価下げられて見放される。』って…。」
「(麗香の奴、なんてこと言うんだ。完全に嫉妬してるな。)
そんなことあるわけないだろう。まどかは純粋な普通の女の子だ。痴漢に遭った時、怒鳴りつけることもできなくて泣いたんだろ?」
「そう思ってくれてるなら良かった。ねぇ、ママからお金貰ったから、夕飯何か食べて帰らない?」
二人はレストランに向かって食事を済ませ、館内を歩いているとまどかがプリクラ機を見つけた。
「紳一。一回だけ撮りたい。」
「(こういうものが好きなの…。やっぱりまどかは普通の高校生なんだな…。)」
二人はプリクラ機の中に入り、撮影を始めた。
ラスト一枚になったところで、
「紳一。チューしようよ♡」とキスをせがみ、二人は抱き合ってキスをしながら撮影した。
プリクラの落書きには『ちゅー♡♡』と書かれた。
「紳一との秘密、また増えたね♡」
プリクラを嬉しそうに手帳にしまうまどか。
「(まいったな…。見つからないように気をつけないとな…。)」
撮り終えて駐車場に向かい、そのまま牧のマンションに行き、二人の4回目のお泊り会が始まろうとするのであった。
牧がまどかの為に選んだ本は、自分が高校時代にも読んだ哲学系の本であった。
「先生が選んだのって、どんな本?何処に置いてあるのかな?」
「哲学系の本だ。まどかは他の本も殆ど読まないから…。
哲学書を一気読みするのは、実は何も読んでいない(考えていない)のと同じで、著者が結局何を論じようとし、はたしてそれがどう成就しあるいは挫折したとか、気の利いた評言や箴言めいた定義をひねりだすことはできないし、そんな気もおきない。
でも、実際読んでみれば結構面白いぞ。」
「ふーん…。ま、先生が薦めるなら読んでみる。」
店内を歩いていたら、探していた本が一番高い棚に見つかった。
「あーん。もう…。なんで一番高いところに置くのよ…。」
一生懸命背伸びして手を伸ばすまどか。
「ほら、これだろ?」
楽々と手に取り、まどかに手渡す牧。
中身をパラパラと捲るまどか。
こんな姿もかわいく思うのであった。
レジに向かう途中、“スローセックス”がどうこうと題された本を見つけたまどか。
「(紳一。この本も買わない?♡“勉強以外のこと”するのに、必要だと思わない?♡)」
「(今日は勉強に必要な本を買いに来たんだろ?こんなもの無くたって、ちゃんと教えてやるよ♡)」
会計を済ませて店を出る二人。
「先生。本少し見たけど…。人間て意味のある生き方をするものよね?私はそういう生き方したい。」
「少しは興味持ったか?ちゃんと読めよ。」
会話を続けて、
「あとさ、先生。私って、『変なことしてお金稼いでる汚らわしい子』に見えるのかな?」
「何でそんなこと聞くんだ?」
「試合見に行った日にね、麗香さんがプレゼントのネックレス見て、言ってきたの。
『そういうことして稼いだお金で買った。』って…。
おまけに『そんなことしてるなんて、先生からの評価下げられて見放される。』って…。」
「(麗香の奴、なんてこと言うんだ。完全に嫉妬してるな。)
そんなことあるわけないだろう。まどかは純粋な普通の女の子だ。痴漢に遭った時、怒鳴りつけることもできなくて泣いたんだろ?」
「そう思ってくれてるなら良かった。ねぇ、ママからお金貰ったから、夕飯何か食べて帰らない?」
二人はレストランに向かって食事を済ませ、館内を歩いているとまどかがプリクラ機を見つけた。
「紳一。一回だけ撮りたい。」
「(こういうものが好きなの…。やっぱりまどかは普通の高校生なんだな…。)」
二人はプリクラ機の中に入り、撮影を始めた。
ラスト一枚になったところで、
「紳一。チューしようよ♡」とキスをせがみ、二人は抱き合ってキスをしながら撮影した。
プリクラの落書きには『ちゅー♡♡』と書かれた。
「紳一との秘密、また増えたね♡」
プリクラを嬉しそうに手帳にしまうまどか。
「(まいったな…。見つからないように気をつけないとな…。)」
撮り終えて駐車場に向かい、そのまま牧のマンションに行き、二人の4回目のお泊り会が始まろうとするのであった。