はっきりして!!(牧 ※裏・番外編④)
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まどかの家庭教師になり、無事高校3年生に進級出来、新学期を迎えた。
2年生の学年末では、クラス順位7位に入ることが出来、大学AO入試の準備もそろそろ始めていくようになる。
3年生初授業日ー
「先生。合格出来るように、これからも宜しくお願いします。」
と丁寧に挨拶をするまどか。
「随分お淑やかになったんだな。早く見た目もそうしろよ。」
まどかの茶髪ロングヘアと化粧を指摘する牧。
「だって、あと2年したら二十歳だもん。先生はさ、成人式の時に会場の入り口で年齢確認要求されて、締め出されなくて良かったね。」
今度はクスクス笑うまどか。
「(『成人式で年齢確認…?』また、人の気にしてることを…。)
さ、3年生初授業始めるぞ。今日はちょっとした本を持ってきたから、休憩時間に見せるぞ。」
授業が始まり、“紳一とまどか”ではなく、“先生と生徒”の時間になる。
休憩時間ー
持ってきた本をテーブルに置く。
『AO入試 絶対合格マニュアル』と題されていた。
「先生、この本…?」
「AO入試で合格決めたいなら、読んだ方がいい。それから、普段から本は読んでるか?」
「漫画と雑誌以外、あんまり読まない…。」
まどかの部屋の本棚に目をやると、確かに漫画やファッション雑誌ばかりだった。
「だろうな。テストの問題文もたまに適当に手抜きしながら読んでるのが、目に見えてる。家庭教師始めた頃から、『問題文と文章は最初から最後まで、きちんと読め。』って言ってるだろ?
特に国語の文章問題は、結構飛ばし読みしてるだろ?」
「やっぱり、わかっちゃった?」
「記述式問題の時、『取り敢えずこんな感じだろ?』って解答してる事が見え見えだ。
選択問題だって、最後の文言見落として、×が付けられてることが多いと思うが…。」
「だって最後まで読んでたら時間掛かっちゃうし、時間切れになりそうで急いで答え書くようになっちゃうし…。でも、◯が付けば良いやって…。」
「そのやり方は、もう卒業しろ。AO入試なら、小論文読んで、自分の思ったことを文章にする問題に答えるのが必須だ。
そのために、日頃から本を読んで対策するべきだ。」
二人で話している時に、まどかの母親がお茶を持って来る。
「お疲れさまです。まどか、先生と何話してたの?」
「ママ。受験のために、普段から本を読みなさいって。先生ね、この本買ってきてくれたの。初めて会った時、『この成績じゃ大学受験も進級も厳しい。』って言われたのが…。嘘みたいでしょ?」
マニュアル本を母親に見せる。
「先生、わざわざすみません。後でお金お持ちしますので…。」
「いえ。普段から本を読ませるように、お母さんからも言ってくれませんか?」
「すみません。うちの娘、本殆ど読まなくて…。先生、何かいいのがあったら、娘に教えてやってもらえますか?」
これじゃ学校の三者面談みたいとまどかは言い、休憩が終わり授業が再開された。
授業終了後の夜、まどかの父親から母親に電話がかかってきた。
「ママ。パパ何だって?」
「向こうでバタついてるみたいで、来週の水曜日と木曜日、ママに一泊二日で来て欲しいって。木曜日は先生が来る日だけど、昼過ぎには帰るから…。まどか、来週お留守番お願い出来る?必要なお金は置いていくから。」
「(二日間留守番…?じゃあ、紳一の部屋にまたお泊まり出来ちゃうかな…♡?)
私は大丈夫。ママ行ってきて。」
まどかは了承し、牧の部屋に泊まり行こうと連絡をしようとするのだった。
2年生の学年末では、クラス順位7位に入ることが出来、大学AO入試の準備もそろそろ始めていくようになる。
3年生初授業日ー
「先生。合格出来るように、これからも宜しくお願いします。」
と丁寧に挨拶をするまどか。
「随分お淑やかになったんだな。早く見た目もそうしろよ。」
まどかの茶髪ロングヘアと化粧を指摘する牧。
「だって、あと2年したら二十歳だもん。先生はさ、成人式の時に会場の入り口で年齢確認要求されて、締め出されなくて良かったね。」
今度はクスクス笑うまどか。
「(『成人式で年齢確認…?』また、人の気にしてることを…。)
さ、3年生初授業始めるぞ。今日はちょっとした本を持ってきたから、休憩時間に見せるぞ。」
授業が始まり、“紳一とまどか”ではなく、“先生と生徒”の時間になる。
休憩時間ー
持ってきた本をテーブルに置く。
『AO入試 絶対合格マニュアル』と題されていた。
「先生、この本…?」
「AO入試で合格決めたいなら、読んだ方がいい。それから、普段から本は読んでるか?」
「漫画と雑誌以外、あんまり読まない…。」
まどかの部屋の本棚に目をやると、確かに漫画やファッション雑誌ばかりだった。
「だろうな。テストの問題文もたまに適当に手抜きしながら読んでるのが、目に見えてる。家庭教師始めた頃から、『問題文と文章は最初から最後まで、きちんと読め。』って言ってるだろ?
特に国語の文章問題は、結構飛ばし読みしてるだろ?」
「やっぱり、わかっちゃった?」
「記述式問題の時、『取り敢えずこんな感じだろ?』って解答してる事が見え見えだ。
選択問題だって、最後の文言見落として、×が付けられてることが多いと思うが…。」
「だって最後まで読んでたら時間掛かっちゃうし、時間切れになりそうで急いで答え書くようになっちゃうし…。でも、◯が付けば良いやって…。」
「そのやり方は、もう卒業しろ。AO入試なら、小論文読んで、自分の思ったことを文章にする問題に答えるのが必須だ。
そのために、日頃から本を読んで対策するべきだ。」
二人で話している時に、まどかの母親がお茶を持って来る。
「お疲れさまです。まどか、先生と何話してたの?」
「ママ。受験のために、普段から本を読みなさいって。先生ね、この本買ってきてくれたの。初めて会った時、『この成績じゃ大学受験も進級も厳しい。』って言われたのが…。嘘みたいでしょ?」
マニュアル本を母親に見せる。
「先生、わざわざすみません。後でお金お持ちしますので…。」
「いえ。普段から本を読ませるように、お母さんからも言ってくれませんか?」
「すみません。うちの娘、本殆ど読まなくて…。先生、何かいいのがあったら、娘に教えてやってもらえますか?」
これじゃ学校の三者面談みたいとまどかは言い、休憩が終わり授業が再開された。
授業終了後の夜、まどかの父親から母親に電話がかかってきた。
「ママ。パパ何だって?」
「向こうでバタついてるみたいで、来週の水曜日と木曜日、ママに一泊二日で来て欲しいって。木曜日は先生が来る日だけど、昼過ぎには帰るから…。まどか、来週お留守番お願い出来る?必要なお金は置いていくから。」
「(二日間留守番…?じゃあ、紳一の部屋にまたお泊まり出来ちゃうかな…♡?)
私は大丈夫。ママ行ってきて。」
まどかは了承し、牧の部屋に泊まり行こうと連絡をしようとするのだった。
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