君のことが好きだから(神・仙道)
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四人がロビーに着くと、酔っ払って騒ぎ散らしている二人の監督の姿があった。
他の部員達も集まり、ざわつき出している。
缶ビールの空き缶やカップ酒の空容器を散らかし、キャバクラ業界誌を開いて下品な話をしたい放題。
無論呆れてものも言えない、両校の部員達。
「高頭!合宿終わったら、パーっと飲みに行こう!おさわりの店も行こう!」
「田岡先輩。良いですね!飲み代の領収書は、学校の経理に回しますよ!どうせなら、牧を俺達の同僚ってことにして、連れて行っちゃいましょう!」
妻がいないのをいいことに、やりたい放題の二人の監督。
「田岡先生…。」
ひっそりと涙ぐむ魚住に、同僚扱いされてキャバクラ連行されそうになることに、衝撃を受ける牧。
「まどかちゃん。田岡先生って、酒癖悪いの?」
遠慮気味に問う仙道。
「いや…。その…。」
「姉貴。親父達、俺らが小学生の時正月に家来た時に、飲んだくれてたよな?」
更に騒ぎ出す二人の監督を見て、池上が…
「おい!俺達だけじゃ、どうにも出来ない!部屋に居る他の奴らも呼んで来い!」と指示を仰ぐ。
「池上さん。その必要はありません。私に任せて下さい。」
まどかは一呼吸置き、
「やかましい!いい加減にしろ!何しにここに来てるんだ⁉︎このバカ親父ども!」
と一喝して全員静まり返った。
「すげ…。まどかちゃんて、キレるとこんなに怖いの…?」
怯える清田。
「姉貴キレたら、半端ねぇし。俺が小4の時、上級生にいじめられた時も、一人で三人まとめてやっつけて、そいつらと親達が家に菓子折持って謝りに来たくらいだし…。」
まどかの男並みの恐ろしさを、改めて痛感した部員達。
神・仙道 side
「(まどかちゃんがどれだけ恐くたって…。君を好きな気持ちは変わらないよ♡)」
一喝後はまどかに命じられ、後始末を行う二人の監督。
合宿最終日の朝ー
二日酔いが残る監督達に、薬を手渡すまどか。
「今日は合宿総まとめの、大切な練習試合があるんでしょ?監督がこんなんで、どうすんのよ⁉︎昨夜醜態晒した事、お母さんと高頭監督の奥さんにも伝えといたから…。帰ったら覚悟しときなさいよ!」
いざというときには、家庭でも外でも女が強しというのを見せつける。
迎えた練習試合ー
まずは各校一軍同士の対決。
流石強豪校というだけある実力を発揮する。
勿論、神と仙道は果敢にボールを持つ。
一軍対決が終わり、続いて二軍の試合が行われ、最後は遼一属する三軍の試合。
遼一は緊張していることもあり、序盤なかなかボールを持てなかったが…。
ラスト1分になったところで、リバウンドを取り速攻からのシュートを決め、三軍は海南が一点リードで勝利した。
「遼一、よく頑張ったね。あんたのリバウンド無かったら、この点数にならなったよ。」
「まどか、遼一…。昨日は怒鳴って悪かったな。二人とも、俺が居なくてもちゃんとやってるな。これからも頑張れよ。」
父子三人が和解した。
帰りのバスに乗る時、牧と清田はどうしてもまどかの隣に座りたくてしょうがない様子。
見兼ねた神が「三人でじゃんけんして、勝った人の隣がまどか。」と案を出し、真剣勝負した。
結局神の一人勝ちで、また隣同士が決定し、最後まで残念な思いをして、二人は違う席に座る。
途中休憩のサービスエリアのベンチに腰掛け、張り切っていたまどかは、疲れて大あくびをした。
「でっけー口だな。ほら。」
仙道が飲み物を手渡す。
「大きなお世話です…。ま…ありがとうございます。」
「まどかちゃん。田岡先生と帰り道同じだから、ここからは陵南のバス乗らない?俺の隣の奴、補助席に座らせるから♡」
「私は海南です!もう時間だから、戻りますよ!」
プイッとバスに戻るまどか。
乗車後まどかは、神に寄り掛かりながらうとうとし始めた。
「学校着くまで寝てて良いよ。(まどかちゃんの良い匂いに癒される♡最高の合宿だったな♡)」
「神さん…。大丈夫ですから…。」と言いつつも、眠ってしまったまどか。
「(よくお寝んねしちゃって…。可愛い寝顔♡ まどかちゃんのことが好きだから、俺はいつも傍に居るよ♡気付かれなくても良いから。)」
まどか・神を始め、部員達の大半が車内で寝始めた。
一時間後、学校に到着すると…
「神さん!着きましたよ!」
「二人とも起きろ!」
「姉貴。もう学校だぞ!」
「ん…?(すっかり寝ちゃったな。まどかちゃんは起きそうにないな…。)」
神だけ目を覚まし、まどかは起きる気配なく膝枕状態で寝たまま。
四人は見るに見兼ね、
「遼一君。まどかちゃんは俺がおぶっていくから、皆で一緒に帰ろう。」と神がまどかをおんぶして、清田が荷物持ちで牧も付き添いながら、家路に着くことになった。
「まどかちゃん、爆睡だな…。」
「無理もない。三日間あれだけ頑張って、マネージャー業務熟したんだから。」
牧と清田も、寝息を立てるまどかを可愛く思うのであった。
あっという間に田岡家に着き、合同合宿は無事終了したのであった。
神・仙道 side
「(まどかちゃんの彼氏に相応しいのは、絶対俺だ♡)」
牧・清田 side
「(学園祭の時こそ…。まどかと接する機会増やしてやる♡)」
他の部員達も集まり、ざわつき出している。
缶ビールの空き缶やカップ酒の空容器を散らかし、キャバクラ業界誌を開いて下品な話をしたい放題。
無論呆れてものも言えない、両校の部員達。
「高頭!合宿終わったら、パーっと飲みに行こう!おさわりの店も行こう!」
「田岡先輩。良いですね!飲み代の領収書は、学校の経理に回しますよ!どうせなら、牧を俺達の同僚ってことにして、連れて行っちゃいましょう!」
妻がいないのをいいことに、やりたい放題の二人の監督。
「田岡先生…。」
ひっそりと涙ぐむ魚住に、同僚扱いされてキャバクラ連行されそうになることに、衝撃を受ける牧。
「まどかちゃん。田岡先生って、酒癖悪いの?」
遠慮気味に問う仙道。
「いや…。その…。」
「姉貴。親父達、俺らが小学生の時正月に家来た時に、飲んだくれてたよな?」
更に騒ぎ出す二人の監督を見て、池上が…
「おい!俺達だけじゃ、どうにも出来ない!部屋に居る他の奴らも呼んで来い!」と指示を仰ぐ。
「池上さん。その必要はありません。私に任せて下さい。」
まどかは一呼吸置き、
「やかましい!いい加減にしろ!何しにここに来てるんだ⁉︎このバカ親父ども!」
と一喝して全員静まり返った。
「すげ…。まどかちゃんて、キレるとこんなに怖いの…?」
怯える清田。
「姉貴キレたら、半端ねぇし。俺が小4の時、上級生にいじめられた時も、一人で三人まとめてやっつけて、そいつらと親達が家に菓子折持って謝りに来たくらいだし…。」
まどかの男並みの恐ろしさを、改めて痛感した部員達。
神・仙道 side
「(まどかちゃんがどれだけ恐くたって…。君を好きな気持ちは変わらないよ♡)」
一喝後はまどかに命じられ、後始末を行う二人の監督。
合宿最終日の朝ー
二日酔いが残る監督達に、薬を手渡すまどか。
「今日は合宿総まとめの、大切な練習試合があるんでしょ?監督がこんなんで、どうすんのよ⁉︎昨夜醜態晒した事、お母さんと高頭監督の奥さんにも伝えといたから…。帰ったら覚悟しときなさいよ!」
いざというときには、家庭でも外でも女が強しというのを見せつける。
迎えた練習試合ー
まずは各校一軍同士の対決。
流石強豪校というだけある実力を発揮する。
勿論、神と仙道は果敢にボールを持つ。
一軍対決が終わり、続いて二軍の試合が行われ、最後は遼一属する三軍の試合。
遼一は緊張していることもあり、序盤なかなかボールを持てなかったが…。
ラスト1分になったところで、リバウンドを取り速攻からのシュートを決め、三軍は海南が一点リードで勝利した。
「遼一、よく頑張ったね。あんたのリバウンド無かったら、この点数にならなったよ。」
「まどか、遼一…。昨日は怒鳴って悪かったな。二人とも、俺が居なくてもちゃんとやってるな。これからも頑張れよ。」
父子三人が和解した。
帰りのバスに乗る時、牧と清田はどうしてもまどかの隣に座りたくてしょうがない様子。
見兼ねた神が「三人でじゃんけんして、勝った人の隣がまどか。」と案を出し、真剣勝負した。
結局神の一人勝ちで、また隣同士が決定し、最後まで残念な思いをして、二人は違う席に座る。
途中休憩のサービスエリアのベンチに腰掛け、張り切っていたまどかは、疲れて大あくびをした。
「でっけー口だな。ほら。」
仙道が飲み物を手渡す。
「大きなお世話です…。ま…ありがとうございます。」
「まどかちゃん。田岡先生と帰り道同じだから、ここからは陵南のバス乗らない?俺の隣の奴、補助席に座らせるから♡」
「私は海南です!もう時間だから、戻りますよ!」
プイッとバスに戻るまどか。
乗車後まどかは、神に寄り掛かりながらうとうとし始めた。
「学校着くまで寝てて良いよ。(まどかちゃんの良い匂いに癒される♡最高の合宿だったな♡)」
「神さん…。大丈夫ですから…。」と言いつつも、眠ってしまったまどか。
「(よくお寝んねしちゃって…。可愛い寝顔♡ まどかちゃんのことが好きだから、俺はいつも傍に居るよ♡気付かれなくても良いから。)」
まどか・神を始め、部員達の大半が車内で寝始めた。
一時間後、学校に到着すると…
「神さん!着きましたよ!」
「二人とも起きろ!」
「姉貴。もう学校だぞ!」
「ん…?(すっかり寝ちゃったな。まどかちゃんは起きそうにないな…。)」
神だけ目を覚まし、まどかは起きる気配なく膝枕状態で寝たまま。
四人は見るに見兼ね、
「遼一君。まどかちゃんは俺がおぶっていくから、皆で一緒に帰ろう。」と神がまどかをおんぶして、清田が荷物持ちで牧も付き添いながら、家路に着くことになった。
「まどかちゃん、爆睡だな…。」
「無理もない。三日間あれだけ頑張って、マネージャー業務熟したんだから。」
牧と清田も、寝息を立てるまどかを可愛く思うのであった。
あっという間に田岡家に着き、合同合宿は無事終了したのであった。
神・仙道 side
「(まどかちゃんの彼氏に相応しいのは、絶対俺だ♡)」
牧・清田 side
「(学園祭の時こそ…。まどかと接する機会増やしてやる♡)」
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