君のことが好きだから(神・仙道)
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二校合同で二人の監督が、激しい檄を飛ばす熱い練習がスタートする。
まどかも父に負けまいと、
「海南ファイトー!17年連続優勝目指して頑張れー!」
と声を出す。
部員達は良いところを見せたい一心で、練習に打ち込む。
神は連続スリーポイントを放ち、仙道も負けじと豪快なダンクを決める。
午前中の練習がひと段落つき、昼休憩を終えた後には自主練を含めた練習を行う。
合宿中もマネージャーの雑務は多く、まどかは忙しく動き回る。
スケジュール表を確認しながら歩いていると、「ちゃんと前見て歩いてなきゃ、転ぶぞ。」
と仙道が忠告する。
「仙道さん、マネージャーって結構忙しいんですよ。特に、合宿は決められたスケジュールでの行動厳守なんだから!…あっ…!」
まどかの足元がもつれ、転びそうになるところを、仙道が抱き抱える体勢で受け止めた。
清田の時と同様、騒然とする体育館内。
「おっと!ほら、言わんこっちゃ無い。気を付けろよ。」
「(仙道さんて…。すごい格好良くて優しい…。って、そんな場合じゃない…!)
いつまでそうしてるんですか⁉︎早く離して下さい!」
「仙道!娘に何をやっとるんだー⁉︎」
発狂しかかる田岡監督。
「俺らの身の回りの世話してくれる、マネージャーが怪我しちゃったら困るだろ?それに綺麗な脚に傷でもついたら、まどかちゃんも大変だろ?」
まどかを離して、優しい言葉をかけ練習に戻る部員達。
「(仙道まで…。うちのマネージャーに…。)」
「(別の意味でもライバル増えんのかよ…?)」
焦りが増える、牧と清田。
一日目の練習が終わり、夕食の時間を迎えた。
食堂で各校に別れて、テーブルに着く。
食事時の席も、神がいち早くまどかを隣に座らせ、更に牧や清田を隣にさせまいと宮益をまどかの横に着け、席を固定した。
夕食後に二人の監督から、
「明日の練習での出来具合を見て、最終日の練習試合のメンバー決めを行うので、より一層気合を入れるように。」
と話がされるも、食後の自由時間はそれぞれ好きなように過ごしていた。
まどかも雑用ごとや明日のスケジュール確認を終え、大浴場に向かう。
海南の合宿施設は、炭酸風呂・ジェットバスが完備されている。
女子は一人だけの為、まどかにとっては一番気が休まってリラックス出来る時間。
ゆっくり入浴してから出ると、仙道が待ち構えていた。
「お疲れ様。まどかちゃんも、今風呂上がり?」
「はい…。(うわ、仙道さんにすっぴん見られてる…。)」
「そっか。何か飲まない?奢るよ。」
二人は自販機に向かい飲み物を買い、近くの椅子に腰掛ける。
仙道はチャンスと思い、話を始める。
「まどかちゃんはさ、何で海南に行ったの?お父さん(田岡監督)の学校は候補に入れなかったの?」
「(またその話…。)陵南よりも海南の方が設備良くて綺麗だったし、学校でまで頑固親父と顔合わせるのは御免だと思ったから、海南にしたんです。」
「頑固親父か…。でもさ、田岡先生… まどかちゃんも遼一君も他校行っちゃったせいか、なんとなく寂しそうにしてるように見えるよ?」
「寂しい?まさか…。お父さんは遼一に、小さい頃から私以上に厳しく当たるんですよ。確かに学校の成績とか、私の方が遼一より上です。
海南を志望校にしたのは、私達それぞれの意志です。
弟はね、小さい頃結構いじめられっ子で、私が助けて守ってあげてたんです。
同じ高校に二人で進んだのも、弟の事放っておけないから…。」
「良いお姉さんだね。まどかちゃんは。」
「明日も朝早いから、もう部屋戻って寝ましょう。」
二人はそれぞれの部屋へ戻った。
仙道 side
「(本当に良い子だな。まどかちゃん♡俺が高校生のうちに…陵南に転入してきてくれるように、振り向かせてやる♡)」
まどかも父に負けまいと、
「海南ファイトー!17年連続優勝目指して頑張れー!」
と声を出す。
部員達は良いところを見せたい一心で、練習に打ち込む。
神は連続スリーポイントを放ち、仙道も負けじと豪快なダンクを決める。
午前中の練習がひと段落つき、昼休憩を終えた後には自主練を含めた練習を行う。
合宿中もマネージャーの雑務は多く、まどかは忙しく動き回る。
スケジュール表を確認しながら歩いていると、「ちゃんと前見て歩いてなきゃ、転ぶぞ。」
と仙道が忠告する。
「仙道さん、マネージャーって結構忙しいんですよ。特に、合宿は決められたスケジュールでの行動厳守なんだから!…あっ…!」
まどかの足元がもつれ、転びそうになるところを、仙道が抱き抱える体勢で受け止めた。
清田の時と同様、騒然とする体育館内。
「おっと!ほら、言わんこっちゃ無い。気を付けろよ。」
「(仙道さんて…。すごい格好良くて優しい…。って、そんな場合じゃない…!)
いつまでそうしてるんですか⁉︎早く離して下さい!」
「仙道!娘に何をやっとるんだー⁉︎」
発狂しかかる田岡監督。
「俺らの身の回りの世話してくれる、マネージャーが怪我しちゃったら困るだろ?それに綺麗な脚に傷でもついたら、まどかちゃんも大変だろ?」
まどかを離して、優しい言葉をかけ練習に戻る部員達。
「(仙道まで…。うちのマネージャーに…。)」
「(別の意味でもライバル増えんのかよ…?)」
焦りが増える、牧と清田。
一日目の練習が終わり、夕食の時間を迎えた。
食堂で各校に別れて、テーブルに着く。
食事時の席も、神がいち早くまどかを隣に座らせ、更に牧や清田を隣にさせまいと宮益をまどかの横に着け、席を固定した。
夕食後に二人の監督から、
「明日の練習での出来具合を見て、最終日の練習試合のメンバー決めを行うので、より一層気合を入れるように。」
と話がされるも、食後の自由時間はそれぞれ好きなように過ごしていた。
まどかも雑用ごとや明日のスケジュール確認を終え、大浴場に向かう。
海南の合宿施設は、炭酸風呂・ジェットバスが完備されている。
女子は一人だけの為、まどかにとっては一番気が休まってリラックス出来る時間。
ゆっくり入浴してから出ると、仙道が待ち構えていた。
「お疲れ様。まどかちゃんも、今風呂上がり?」
「はい…。(うわ、仙道さんにすっぴん見られてる…。)」
「そっか。何か飲まない?奢るよ。」
二人は自販機に向かい飲み物を買い、近くの椅子に腰掛ける。
仙道はチャンスと思い、話を始める。
「まどかちゃんはさ、何で海南に行ったの?お父さん(田岡監督)の学校は候補に入れなかったの?」
「(またその話…。)陵南よりも海南の方が設備良くて綺麗だったし、学校でまで頑固親父と顔合わせるのは御免だと思ったから、海南にしたんです。」
「頑固親父か…。でもさ、田岡先生… まどかちゃんも遼一君も他校行っちゃったせいか、なんとなく寂しそうにしてるように見えるよ?」
「寂しい?まさか…。お父さんは遼一に、小さい頃から私以上に厳しく当たるんですよ。確かに学校の成績とか、私の方が遼一より上です。
海南を志望校にしたのは、私達それぞれの意志です。
弟はね、小さい頃結構いじめられっ子で、私が助けて守ってあげてたんです。
同じ高校に二人で進んだのも、弟の事放っておけないから…。」
「良いお姉さんだね。まどかちゃんは。」
「明日も朝早いから、もう部屋戻って寝ましょう。」
二人はそれぞれの部屋へ戻った。
仙道 side
「(本当に良い子だな。まどかちゃん♡俺が高校生のうちに…陵南に転入してきてくれるように、振り向かせてやる♡)」