君のことが好きだから(神・仙道)
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休憩終了後、練習が再開される。
スポーツ推薦組と一般入試組は、徐々に差が出てくる。
まどかは、遼一と同じくらいの身長で、ジャンプ力・運動能力が優れている清田のプレイに目を奪われた。
こうして初日の練習は終わり、部員達は部室に向かった。
帰り支度中の部室内では、当然まどかの話で盛り上がる。
「マネージャー…。本当に可愛いよな…。」
「仕事も出来て、気配りもできるし。神奈川No. 1バスケ部に、必要不可欠な存在だな。」
「なぁ?練習で紅白戦やった時に…。一番点取れた奴が、まどかちゃんと昼休み一緒に過ごせるってのどう?」
「良いじゃん!モチベーション上がる!」
「じゃあさ、その次の紅白戦で点取った奴は、まどかちゃんと一緒に帰るってことにしようぜ。」
「遼一君。良いよね?」
「(まったく…。姉貴に取り入りたいからって、俺にまで媚売んなよな…。)」
「「「(絶対に…。点取りまくってやる…!)」」」
闘志を燃やす、牧・神・清田の三人。
「遼一。支度できた?帰るよ。」
部室前に迎えに来るまどか。
二人で挨拶をして、学校を出る。
田岡家にてー
この日は久しぶりに、家族四人揃っての夕食。
「まどか、遼一。バスケ部の初練習はどうだった?」
二人を気遣う母。
「まあまあかな。やっぱり、県No. 1なだけあって練習ハードな分、マネージャーもそれなりに大変だけど…。」
「遼一。お前はどうなんだ?俺の鼻を明かすなんて言ったくらいなんだから、スタメンになれる自信はあるのか?」
基礎段階でバテかけた遼一は、上手く言葉を出せない。
「お父さん、遼一は遼一なりにやってるわよ。
そうそう、やっぱりスポーツ推薦組の子達は春休みから練習出てるだけあって、別格って感じがするわ。
私達と同じクラスの、清田信長君て子が… 遼一と同じくらいの身長でダンク出来るのよ。」
「姉貴。親父に余計なこと言うなよ。」
「何だ? 遼一はもう根を上げてんのか?」
「そんなことねぇよ。姉貴こそ、ちやほやされて舞い上がってんじゃね?」
「は?何それ?」
「休憩時間に、2年生の神さんと話してたじゃん?挨拶の段階でもみんなテンション上がりまくりだったし、姉貴何気に嬉しそうに見えたぜ?着替えの時の部室でなんか『紅白戦で一番点取った奴が姉貴と昼飯食うだの、デートだの。』って…。俺にまで取り入ってこようとして来たぜ。」
「何?まどかは男にちやほやされたい一心で、海南へ行ったのか⁉︎」
「お父さん、勝手な思い込みしないでよ⁉︎」
「それ以外にも…。サッカー部の2年生エースだって、姉貴のことが好きだって専らの噂だぜ?入学式の次の日だって、アメフト部の主将から下駄箱んとこで声掛けられてたじゃん?
あと映画部も、文化祭での上映作品に姉貴主演作作りたがってて、しかも映画部一のイケメンとの恋愛作品にしたいって話になってんぞ?」
「まどか…。お前って奴は何て娘だ⁉︎男に、ちやほやされたいってのを理由に…。だから俺の居ない学校選んだのか⁉︎そんな不純な動機なら、陵南の2学期の転入試験、強引にでも受けさせるか⁉︎」
「お父さんも遼一も、勝手な話ばかりしないでよ!違うって言ってんでしょうが⁉︎」
口喧嘩を始める三人。
「いい加減にしなさい!どうしてあんた達三人は、いつもそうなの⁉︎勉強も部活もちゃんとやれば、何処の学校でも良いじゃないの⁉︎今は夕飯の時間なんだから、大人しく食べなさい!」
一喝する母。
田岡家の長女は、“才色兼備”という言葉が相応しい女の子。
小学校高学年からモテ始めるが、男を寄せつけない冷たい雰囲気もあり、それがまた男ウケする。
まどか side
「(もう…。私の高校生活、どうなっちゃうのよ⁉︎)」
スポーツ推薦組と一般入試組は、徐々に差が出てくる。
まどかは、遼一と同じくらいの身長で、ジャンプ力・運動能力が優れている清田のプレイに目を奪われた。
こうして初日の練習は終わり、部員達は部室に向かった。
帰り支度中の部室内では、当然まどかの話で盛り上がる。
「マネージャー…。本当に可愛いよな…。」
「仕事も出来て、気配りもできるし。神奈川No. 1バスケ部に、必要不可欠な存在だな。」
「なぁ?練習で紅白戦やった時に…。一番点取れた奴が、まどかちゃんと昼休み一緒に過ごせるってのどう?」
「良いじゃん!モチベーション上がる!」
「じゃあさ、その次の紅白戦で点取った奴は、まどかちゃんと一緒に帰るってことにしようぜ。」
「遼一君。良いよね?」
「(まったく…。姉貴に取り入りたいからって、俺にまで媚売んなよな…。)」
「「「(絶対に…。点取りまくってやる…!)」」」
闘志を燃やす、牧・神・清田の三人。
「遼一。支度できた?帰るよ。」
部室前に迎えに来るまどか。
二人で挨拶をして、学校を出る。
田岡家にてー
この日は久しぶりに、家族四人揃っての夕食。
「まどか、遼一。バスケ部の初練習はどうだった?」
二人を気遣う母。
「まあまあかな。やっぱり、県No. 1なだけあって練習ハードな分、マネージャーもそれなりに大変だけど…。」
「遼一。お前はどうなんだ?俺の鼻を明かすなんて言ったくらいなんだから、スタメンになれる自信はあるのか?」
基礎段階でバテかけた遼一は、上手く言葉を出せない。
「お父さん、遼一は遼一なりにやってるわよ。
そうそう、やっぱりスポーツ推薦組の子達は春休みから練習出てるだけあって、別格って感じがするわ。
私達と同じクラスの、清田信長君て子が… 遼一と同じくらいの身長でダンク出来るのよ。」
「姉貴。親父に余計なこと言うなよ。」
「何だ? 遼一はもう根を上げてんのか?」
「そんなことねぇよ。姉貴こそ、ちやほやされて舞い上がってんじゃね?」
「は?何それ?」
「休憩時間に、2年生の神さんと話してたじゃん?挨拶の段階でもみんなテンション上がりまくりだったし、姉貴何気に嬉しそうに見えたぜ?着替えの時の部室でなんか『紅白戦で一番点取った奴が姉貴と昼飯食うだの、デートだの。』って…。俺にまで取り入ってこようとして来たぜ。」
「何?まどかは男にちやほやされたい一心で、海南へ行ったのか⁉︎」
「お父さん、勝手な思い込みしないでよ⁉︎」
「それ以外にも…。サッカー部の2年生エースだって、姉貴のことが好きだって専らの噂だぜ?入学式の次の日だって、アメフト部の主将から下駄箱んとこで声掛けられてたじゃん?
あと映画部も、文化祭での上映作品に姉貴主演作作りたがってて、しかも映画部一のイケメンとの恋愛作品にしたいって話になってんぞ?」
「まどか…。お前って奴は何て娘だ⁉︎男に、ちやほやされたいってのを理由に…。だから俺の居ない学校選んだのか⁉︎そんな不純な動機なら、陵南の2学期の転入試験、強引にでも受けさせるか⁉︎」
「お父さんも遼一も、勝手な話ばかりしないでよ!違うって言ってんでしょうが⁉︎」
口喧嘩を始める三人。
「いい加減にしなさい!どうしてあんた達三人は、いつもそうなの⁉︎勉強も部活もちゃんとやれば、何処の学校でも良いじゃないの⁉︎今は夕飯の時間なんだから、大人しく食べなさい!」
一喝する母。
田岡家の長女は、“才色兼備”という言葉が相応しい女の子。
小学校高学年からモテ始めるが、男を寄せつけない冷たい雰囲気もあり、それがまた男ウケする。
まどか side
「(もう…。私の高校生活、どうなっちゃうのよ⁉︎)」