君のことが好きだから(神・仙道)
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田岡茂一・41歳。
陵南高校教師兼バスケ部監督。
20代半ばで、前任校で出会った同僚の家庭科教師の妻と結婚し、二人の子供を授かった。
長女・まどか(姉)
長男・遼一 (弟)
この二人の子供達は…双子。
長男に、何かと期待を抱くが…。
勉強・スポーツ…何をやらせても、まどかの方が上。
二人とも父親の影響で、小さい頃からバスケもしているが、勿論そちらでも長女の方が優秀。
早いもので高校生になり、本来なら自分の勤める学校へ入学させたかったが…。
だが、二人の進学先は…『海南大附属高校』。
中学3年生の進路面談時、揉めに揉めたが温厚な妻に宥められ、二人の進路を渋々了承した。
まどかは「高校生になったら、バスケ部マネージャーになる。」と宣言した。
成績優秀且つ生徒会に入っていたこともあり、学力推薦で高校入試を難なくクリア。
遼一は「神奈川No. 1のバスケ部で、本格的にバスケに打ち込み、父親の鼻を明かしてやる!」と言いつつも、スポーツ推薦・学力推薦ともに基準に満たず、一足先に合格を手にした姉・まどかに、勉強を教わりながら一般入試でなんとか合格。
入学式のクラス発表で、二人揃って同じクラスになった。
また、“(自称)バスケ部No. 1ルーキー・清田信長”も同じクラスであった。
『強豪バスケ部監督の先輩の娘・息子。しかも双子。』と学年中で話題になり、あっという間に上級生間にも広まった。
二人のクラスの数学の授業中ー
遼一は教師に当てられ、黒板で問題を解けと言われるが、なかなか解けない。
教師も見るに見かねて、まどかと交代しろと言い、前へ出るまどか。
スラスラと難問を解いて、教師と同級生達は驚く。
「(やっぱり、女子の方が優秀なのか…?)」
教師の心の声。
席へ戻ったまどかに、清田は話しかける。
「あの問題結構難しいのに…。すげーな。」
「そう?」
「田岡(さん)って…。双子で、親父さんは陵南の監督だろ?陵南行こうって思わなかったのか?」
「(うわ…。また聞かれた。海南入ってから、何回目だろ?)
学校でまで、お父さんの顔見たくないから。私と遼一のこと、昔から比較したい放題なのよ。」
「親父はいつも、姉貴(まどか)のことばっかり褒めて、俺は叱られてばっかりで…。堪んねぇよ…。」
自席に戻ってきた遼一。
「遼一。あの類の問題、この間教えてやったでしょ?何で出来ないのよ?」
小声で話しかけるまどか。
「二人の親父さんて…。陵南の前の学校で、一緒に働いてた先生と結婚したんだろ?」
「そうよ。前は女子校で働いててね…。若い頃は生徒達に揶揄われまくって、太刀打ち出来なかった事が、しょっちゅうあったらしいの。弄られまくって、あんまりにも煩くて授業になんなかった時…。
家庭科室の窓からその姿が目に留まって、お母さんが駆け付けて一喝して、漸く静かになったこともあったみたいよ。」
「あの威厳たっぷりの監督からは、想像つかないな…。」
「俺らが海南入れたのだって、母さんが上手く説得してくれたお陰なんだよ。」
「てか、お父さん『ストレスで胃痛が…。』なんて言ってるけど…。
それは私の台詞よ!いつも顔合わせる度に文句ばかり言って来て…!あの頑固親父の学校なんか行ってたら…。こっちがストレスで胃潰瘍になるわよ‼︎」
清田に向けて怒声を挙げ、机を力一杯叩くまどか。
再び驚く教師と生徒達。
「そこの三人!授業中だ!私語は慎みなさい!」
「「「すいません…。」」」
こういった感じで、授業は終了した。
陵南高校教師兼バスケ部監督。
20代半ばで、前任校で出会った同僚の家庭科教師の妻と結婚し、二人の子供を授かった。
長女・まどか(姉)
長男・遼一 (弟)
この二人の子供達は…双子。
長男に、何かと期待を抱くが…。
勉強・スポーツ…何をやらせても、まどかの方が上。
二人とも父親の影響で、小さい頃からバスケもしているが、勿論そちらでも長女の方が優秀。
早いもので高校生になり、本来なら自分の勤める学校へ入学させたかったが…。
だが、二人の進学先は…『海南大附属高校』。
中学3年生の進路面談時、揉めに揉めたが温厚な妻に宥められ、二人の進路を渋々了承した。
まどかは「高校生になったら、バスケ部マネージャーになる。」と宣言した。
成績優秀且つ生徒会に入っていたこともあり、学力推薦で高校入試を難なくクリア。
遼一は「神奈川No. 1のバスケ部で、本格的にバスケに打ち込み、父親の鼻を明かしてやる!」と言いつつも、スポーツ推薦・学力推薦ともに基準に満たず、一足先に合格を手にした姉・まどかに、勉強を教わりながら一般入試でなんとか合格。
入学式のクラス発表で、二人揃って同じクラスになった。
また、“(自称)バスケ部No. 1ルーキー・清田信長”も同じクラスであった。
『強豪バスケ部監督の先輩の娘・息子。しかも双子。』と学年中で話題になり、あっという間に上級生間にも広まった。
二人のクラスの数学の授業中ー
遼一は教師に当てられ、黒板で問題を解けと言われるが、なかなか解けない。
教師も見るに見かねて、まどかと交代しろと言い、前へ出るまどか。
スラスラと難問を解いて、教師と同級生達は驚く。
「(やっぱり、女子の方が優秀なのか…?)」
教師の心の声。
席へ戻ったまどかに、清田は話しかける。
「あの問題結構難しいのに…。すげーな。」
「そう?」
「田岡(さん)って…。双子で、親父さんは陵南の監督だろ?陵南行こうって思わなかったのか?」
「(うわ…。また聞かれた。海南入ってから、何回目だろ?)
学校でまで、お父さんの顔見たくないから。私と遼一のこと、昔から比較したい放題なのよ。」
「親父はいつも、姉貴(まどか)のことばっかり褒めて、俺は叱られてばっかりで…。堪んねぇよ…。」
自席に戻ってきた遼一。
「遼一。あの類の問題、この間教えてやったでしょ?何で出来ないのよ?」
小声で話しかけるまどか。
「二人の親父さんて…。陵南の前の学校で、一緒に働いてた先生と結婚したんだろ?」
「そうよ。前は女子校で働いててね…。若い頃は生徒達に揶揄われまくって、太刀打ち出来なかった事が、しょっちゅうあったらしいの。弄られまくって、あんまりにも煩くて授業になんなかった時…。
家庭科室の窓からその姿が目に留まって、お母さんが駆け付けて一喝して、漸く静かになったこともあったみたいよ。」
「あの威厳たっぷりの監督からは、想像つかないな…。」
「俺らが海南入れたのだって、母さんが上手く説得してくれたお陰なんだよ。」
「てか、お父さん『ストレスで胃痛が…。』なんて言ってるけど…。
それは私の台詞よ!いつも顔合わせる度に文句ばかり言って来て…!あの頑固親父の学校なんか行ってたら…。こっちがストレスで胃潰瘍になるわよ‼︎」
清田に向けて怒声を挙げ、机を力一杯叩くまどか。
再び驚く教師と生徒達。
「そこの三人!授業中だ!私語は慎みなさい!」
「「「すいません…。」」」
こういった感じで、授業は終了した。
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