fate(三井)
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学校へ戻り、部活の時間…
三井達はまどかの病気について、部員全員に向けて話した。
引退した赤木・木暮も話を聞き、晴子も急いで桜木に電話し速達を出した。
もちろん、全員唖然として何と言えば良いのか、わからない状態。
一方即日入院となったまどかは、入院2日目に両親同席の下で、病名を告知された。
また、この日に『2年1組』担任から、まどかが難しい病気で入院し暫く学校を休む事が、クラス全員へ伝えられた。
まどかは当然の如く、自分の病気を受け入れることができない状態で、母親に縋り付いて泣きじゃくるばかりだった。
入院3日目ー
僅かな望みをかけて… まどかへ、放射線療法が行われることになった。
三井もまどかのことが気になり、練習に集中出来ないことも、時折あるようだった。
入院から約1ヶ月半近く経とうとした頃…
三井の携帯に、まどかから「会いたい。」という連絡が入った。
冬の選抜も迫りつつあるなか、三井は時間を作り、まどかの見舞いへ行くことにした。
見舞い・病院の屋上にてー
「まどか。具合どうだ?」
「放射線療法、続けたけど…。あんまり効果なかった。取り敢えず、点滴とか投薬はしてるよ。
寿も、バスケ部どう?」
「冬の選抜、迫ってきてっから…。まどかだって、辛い治療頑張ってんだから俺も頑張るよ。」
「夏みたいに、試合観に行けないけど…。応援してるから頑張って。」
「あぁ…。絶対活躍して、大学推薦決めてやる!」
「寿…。私の病気のことなんだけど…。受け入れられるまでに、時間がかかったのは事実。
告知された日なんか、『どうして私が⁉︎』って気持ちでいっぱいで喚いたりもした。
放射線療法初日も、不安と怒りでいっぱいだった。
でもね、実際治療受けて先生の話思い返して…。現実を受け止められるようになってきた。」
「現実が受け止められるようになったって…。お前…⁇」
「寿もお母さん達と一緒に説明聞いたなら、分かってると思うけど…。『いずれ、心停止・呼吸停止は避けられない。』ってことで、その時が来たら延命措置はしないで、覚悟決めて逝くってことにしたわ。
お父さんもお母さんも了承済みよ。
だから…。私最期まで、普通の女の子で居たい。
寿も最期まで、私の彼氏で居て。」
最期を迎える覚悟を決めた、まどかの顔はとても凛々しかった。
三井は涙を堪えるのに必死だった。
この時二人は、「愛してる。」と言い二度目のキスをした。
まどかの見舞いを終えた後、三井はもう一度主治医のもとを訪れ、まどかの病状と今後について話をした。
やはり、主治医からもまどかと同様のことを言われた。
三井 side
「(最期って…。覚悟決めて逝くって…。あいつまだ、17歳だろ⁉︎俺達だって付き合い始めて、まだ3ヶ月程度なんだよ…‼︎)」
数日後の夜、三井のもとへまどかから電話が入った。
「まどかか?どうした?」
「小児病棟で、私と同じ病気で入院してた女の子が…。今日の夕方亡くなった…。
立ち会ってた家族や親戚の人、みんな泣いてた。
私、寿にあんなこと言ったけど…。やっぱり死ぬの怖い…。」
電話越しに、震えながら涙混じりの声で話していた。
「そんなの、誰だって怖いに決まってるだろ。
まどか、俺はお前から言われた通り、最期までお前の傍に居てやるからよ。
精一杯生きろ。」
終話した後、三井も一人で泣いていた。
三井達はまどかの病気について、部員全員に向けて話した。
引退した赤木・木暮も話を聞き、晴子も急いで桜木に電話し速達を出した。
もちろん、全員唖然として何と言えば良いのか、わからない状態。
一方即日入院となったまどかは、入院2日目に両親同席の下で、病名を告知された。
また、この日に『2年1組』担任から、まどかが難しい病気で入院し暫く学校を休む事が、クラス全員へ伝えられた。
まどかは当然の如く、自分の病気を受け入れることができない状態で、母親に縋り付いて泣きじゃくるばかりだった。
入院3日目ー
僅かな望みをかけて… まどかへ、放射線療法が行われることになった。
三井もまどかのことが気になり、練習に集中出来ないことも、時折あるようだった。
入院から約1ヶ月半近く経とうとした頃…
三井の携帯に、まどかから「会いたい。」という連絡が入った。
冬の選抜も迫りつつあるなか、三井は時間を作り、まどかの見舞いへ行くことにした。
見舞い・病院の屋上にてー
「まどか。具合どうだ?」
「放射線療法、続けたけど…。あんまり効果なかった。取り敢えず、点滴とか投薬はしてるよ。
寿も、バスケ部どう?」
「冬の選抜、迫ってきてっから…。まどかだって、辛い治療頑張ってんだから俺も頑張るよ。」
「夏みたいに、試合観に行けないけど…。応援してるから頑張って。」
「あぁ…。絶対活躍して、大学推薦決めてやる!」
「寿…。私の病気のことなんだけど…。受け入れられるまでに、時間がかかったのは事実。
告知された日なんか、『どうして私が⁉︎』って気持ちでいっぱいで喚いたりもした。
放射線療法初日も、不安と怒りでいっぱいだった。
でもね、実際治療受けて先生の話思い返して…。現実を受け止められるようになってきた。」
「現実が受け止められるようになったって…。お前…⁇」
「寿もお母さん達と一緒に説明聞いたなら、分かってると思うけど…。『いずれ、心停止・呼吸停止は避けられない。』ってことで、その時が来たら延命措置はしないで、覚悟決めて逝くってことにしたわ。
お父さんもお母さんも了承済みよ。
だから…。私最期まで、普通の女の子で居たい。
寿も最期まで、私の彼氏で居て。」
最期を迎える覚悟を決めた、まどかの顔はとても凛々しかった。
三井は涙を堪えるのに必死だった。
この時二人は、「愛してる。」と言い二度目のキスをした。
まどかの見舞いを終えた後、三井はもう一度主治医のもとを訪れ、まどかの病状と今後について話をした。
やはり、主治医からもまどかと同様のことを言われた。
三井 side
「(最期って…。覚悟決めて逝くって…。あいつまだ、17歳だろ⁉︎俺達だって付き合い始めて、まだ3ヶ月程度なんだよ…‼︎)」
数日後の夜、三井のもとへまどかから電話が入った。
「まどかか?どうした?」
「小児病棟で、私と同じ病気で入院してた女の子が…。今日の夕方亡くなった…。
立ち会ってた家族や親戚の人、みんな泣いてた。
私、寿にあんなこと言ったけど…。やっぱり死ぬの怖い…。」
電話越しに、震えながら涙混じりの声で話していた。
「そんなの、誰だって怖いに決まってるだろ。
まどか、俺はお前から言われた通り、最期までお前の傍に居てやるからよ。
精一杯生きろ。」
終話した後、三井も一人で泣いていた。