fate(三井)
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翌朝ー
三井はいつも通り、早くから体育館でシュート練習をしていた。
練習開始から約1時間半程経った頃、まどかが現れた。
「寿。おはよう。」
「まどか。お前、最近体調あんま良くねぇって、宮城と彩子からも聞いてっけど…。大丈夫なのか?」
「今日は早めに起きられたし、何よりも頑張ってる寿を応援したいから…。差し入れ。」
スポーツドリンクを手渡す。
予鈴が鳴る数十分前まで、練習を続ける三井を見ているまどか。
「そんじゃ、俺は着替えに部室行くから。」
体育館を二人で同時に出た時…
「うっ…‼︎」
頭を押さえながら、苦しがり始めたまどか。
「まどか…。おい‼︎どうした⁉︎」
三井が目をやった先には、頭を押さえながら床に倒れ込み、息苦しそうにしているまどか。
「寿…。頭痛い…‼︎痛過ぎる…‼︎苦しい…‼︎」
「大丈夫か⁉︎先公呼ぼうか⁉︎」
こんなやりとりの最中に、彩子・晴子・宮城の三人が登校してきて、体育館通路へ向かって来ようとしていた。
「みんな!急いでこっちまで来てくれ‼︎」
三井の声を聞いた三人は、当然『ただごとではない。』と察知し、二人のもとへすぐさま駆け寄った。
「三井サン‼︎どうしたんすか⁉︎」
「まどか‼︎大丈夫⁉︎」
「まどかさん、しっかりして下さい‼︎」
「ついさっき、『頭が痛過ぎる。』って言ってから、こんな風になっちまって…。」
四人でまどかに駆け寄っている間に、他の生徒達も登校してきて、続々と体育館通路に集まってきた。
その中には、桜木軍団の姿もあった。
「おい⁉︎晴子ちゃん、いったい何の騒ぎなんだよ⁉︎」
「洋平君!まどかさん、頭痛いって言って倒れたのよ!」
「この痛がり方、普通じゃないわよ!すぐに職員室行って、救急車呼んでもらった方が良いわ!」
彩子の一声に、洋平達は大急ぎで職員室に向かった。
数分後救急車が到着し、まどかはストレッチャーに担がれ、救急車に乗せられた。
教師二名に加え、三井・宮城・彩子・晴子も同乗した。
受け入れ先の病院に到着し、そこは桜木が入院・リハビリ中の病院でもあった。
救急入口の近くで…
「おおっ‼︎ミッチーにリョーちん…‼︎彩子さんに、晴子さんまで…‼︎みんなして、何でこんなとこに⁉︎」
「桜木君!まどかさんが学校で、激しい頭痛で倒れて救急車呼んだのよ!」
「桜木花道!事情は後で説明するわ!」
まどかは処置室に運ばれ、その後は様々な検査が行われた。
その間に連絡を受けた、まどかの両親も病院のロビーに居た。
担当医師から病状説明が行われるとのことで、まどかの両親と、特別に彼氏・三井と友人・彩子も同席することになった。
まどかに告げられた病名は…
『脳幹部神経膠腫』
かなり難しい病気であり、まどか自身に、これまでに起こっていた頭痛や歩行時のふらつきは、全てこの病気が原因だそうだ。
治療法に関しては…まどかの場合、かなり病状が進行しているので、手術は不可能。化学療法も無効とのこと。
放射線療法なら何とか出来そうだが、効く可能性はあまり高くない…。
いずれは呼吸停止・心停止は避けられないのも現実になってくる為、そうなった時に延命措置を取るか取らないか…。
そして、生存率も高くない為、すぐにでも本人に告知しなければならないこと。
こう医師から告げられた。
まどかの両親は泣いていて、すぐに娘の病気を受け入れられない様子。
気の強い彩子でさえ、涙を流していた。
三井は…
「(何で…?何でまどかが、こんな病気にならなきゃいけねーんだよ?ついこの前まで、あんなに元気だっただろ⁉︎この病院、誤診してんじゃねぇのか⁉︎)」
それぞれ、胸中穏やかではないようだ。
三井はいつも通り、早くから体育館でシュート練習をしていた。
練習開始から約1時間半程経った頃、まどかが現れた。
「寿。おはよう。」
「まどか。お前、最近体調あんま良くねぇって、宮城と彩子からも聞いてっけど…。大丈夫なのか?」
「今日は早めに起きられたし、何よりも頑張ってる寿を応援したいから…。差し入れ。」
スポーツドリンクを手渡す。
予鈴が鳴る数十分前まで、練習を続ける三井を見ているまどか。
「そんじゃ、俺は着替えに部室行くから。」
体育館を二人で同時に出た時…
「うっ…‼︎」
頭を押さえながら、苦しがり始めたまどか。
「まどか…。おい‼︎どうした⁉︎」
三井が目をやった先には、頭を押さえながら床に倒れ込み、息苦しそうにしているまどか。
「寿…。頭痛い…‼︎痛過ぎる…‼︎苦しい…‼︎」
「大丈夫か⁉︎先公呼ぼうか⁉︎」
こんなやりとりの最中に、彩子・晴子・宮城の三人が登校してきて、体育館通路へ向かって来ようとしていた。
「みんな!急いでこっちまで来てくれ‼︎」
三井の声を聞いた三人は、当然『ただごとではない。』と察知し、二人のもとへすぐさま駆け寄った。
「三井サン‼︎どうしたんすか⁉︎」
「まどか‼︎大丈夫⁉︎」
「まどかさん、しっかりして下さい‼︎」
「ついさっき、『頭が痛過ぎる。』って言ってから、こんな風になっちまって…。」
四人でまどかに駆け寄っている間に、他の生徒達も登校してきて、続々と体育館通路に集まってきた。
その中には、桜木軍団の姿もあった。
「おい⁉︎晴子ちゃん、いったい何の騒ぎなんだよ⁉︎」
「洋平君!まどかさん、頭痛いって言って倒れたのよ!」
「この痛がり方、普通じゃないわよ!すぐに職員室行って、救急車呼んでもらった方が良いわ!」
彩子の一声に、洋平達は大急ぎで職員室に向かった。
数分後救急車が到着し、まどかはストレッチャーに担がれ、救急車に乗せられた。
教師二名に加え、三井・宮城・彩子・晴子も同乗した。
受け入れ先の病院に到着し、そこは桜木が入院・リハビリ中の病院でもあった。
救急入口の近くで…
「おおっ‼︎ミッチーにリョーちん…‼︎彩子さんに、晴子さんまで…‼︎みんなして、何でこんなとこに⁉︎」
「桜木君!まどかさんが学校で、激しい頭痛で倒れて救急車呼んだのよ!」
「桜木花道!事情は後で説明するわ!」
まどかは処置室に運ばれ、その後は様々な検査が行われた。
その間に連絡を受けた、まどかの両親も病院のロビーに居た。
担当医師から病状説明が行われるとのことで、まどかの両親と、特別に彼氏・三井と友人・彩子も同席することになった。
まどかに告げられた病名は…
『脳幹部神経膠腫』
かなり難しい病気であり、まどか自身に、これまでに起こっていた頭痛や歩行時のふらつきは、全てこの病気が原因だそうだ。
治療法に関しては…まどかの場合、かなり病状が進行しているので、手術は不可能。化学療法も無効とのこと。
放射線療法なら何とか出来そうだが、効く可能性はあまり高くない…。
いずれは呼吸停止・心停止は避けられないのも現実になってくる為、そうなった時に延命措置を取るか取らないか…。
そして、生存率も高くない為、すぐにでも本人に告知しなければならないこと。
こう医師から告げられた。
まどかの両親は泣いていて、すぐに娘の病気を受け入れられない様子。
気の強い彩子でさえ、涙を流していた。
三井は…
「(何で…?何でまどかが、こんな病気にならなきゃいけねーんだよ?ついこの前まで、あんなに元気だっただろ⁉︎この病院、誤診してんじゃねぇのか⁉︎)」
それぞれ、胸中穏やかではないようだ。